IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

間違いも多い「したり」の意味と敬語表現・使い方と例文

敬語

「~したり」という言葉は二回繰り返して使わなければいけないのか、一度で使ってもいい言葉なのか迷ったことはありませんか?「~したり」という言葉はよく使われる言葉なのですが、実は間違った使い方が多い言葉でもあるのです。正しい使い方を覚えましょう。

更新日時:

「したり」の意味

「したり」の意味

「~したり」という言葉は、文章を書く上でよく使われていますが、実は間違った使い方をしている人がとても多い文章です。間違っている使い方とはどんな使い方なのか、また正しい文章にするにはどのようにしなければいけないのかを説明していきます。 本来、「~したり」という言葉は、並列助詞といって「~したり、~したり」と繰り返す形で使うのが正しい使い方です。ですが、「休みの日は、読書をしたり、音楽を聞くなどをして過ごしています」といった形で使われている文章を目にしたことはありませんか?しかし、「~したり」という形が繰り返し使われていないため、実はこれは間違った使い方なのです。

目上の方への敬語として正しい?

目上の方への敬語として正しい?

目上の方に出す文章やビジネス文書などで使う場合は、「~したりや~したり」といった表現はくだけた印象の文章になるため避けたがよいでしょう。「私は○○したりしています」といったように「~したりする」という言葉を繰り返さないで使う場合は、「私は○○をするなどしています」といったような表現に言い替えるようにしましょう。 但し、同類の動作・状態が繰り返し起こる意を表すときは「~たり、~たり」といった表現を使うことがあります。例えば「季節の変わり目で暑くなったり、寒くなったりを繰り返しております。体調には十分にお気をつけください」といった場合です。 「~したり」という言葉は、同じような動作や状態が繰り返し起こることを表すときに使う言葉です。つまり、動作を繰り返ししている様子を表現していない場合(「~したり、~したりという形になっていない文章)は、正しい敬語ではないということなのです。

誤用が広まった原因とは?

誤用が広まった原因とは?

「~したり」という言葉は、正しくは「~したり、~したり」または「~たり、~たり」というように繰り返しの形で使う言葉なのですが、なぜ「~したりしました」のような誤った使い方が広まってしまったのでしょうか。 本来の意味とは違う意味として広まってしまった言葉や、使い方が間違ったまま広がってしまった言葉は他にもあります。場合によって、間違って伝わってしまった意味がその言葉の意味として使われるようになった言葉もありますが、本来の意味や形で使わなければ失礼になってしまう言葉もたくさんあります。このような誤用を防ぐためにも誤った使い方が広がってしまった原因を考えてみましょう。

錯覚による誤用

原因のひとつとして考えられるのは錯覚による間違いや勘違いです。「~したり」や「~たり」という言葉を一度のみで使うときは、文章と文章を「~したり」や「~たり」という言葉でつないでしまっているため、全体の文章が長くなってしまう傾向にあります。 例えば、「休日は、本を読んだり音楽を聞いて過ごしています」のように短い文章であれば違和感を感じる人も多いのではないでしょうか。ですが、「休日は、本を読んだり、近くの公園に行きマラソンをして過ごすことが日課です」という文章になると、本を読んだりのあとの文章が長くなっているため、後半の文章がまったく違う文章のような錯覚に陥り違和感がなくなってしまうことがあるのです。 そのため、間違った使い方になっていても違和感を感じなくなってしまい、間違いに気がつきにくくなってしまうのです。

間違いも大勢の人が使うと違和感がなくなってしまう?

言葉は時代とともに変化をしています。誰かが間違った使い方を始めてしまうと、それがいつのまにかそれが当たり前の表現になってしまっていて、間違ったまま広がってしまうことがあります。 例えば、話し言葉で使う言葉は言いにくい言葉だと省略する表現になっていてもそれが普通になってしまうことがよくあります。例えば、「すいぞくかん」や「たいいくかん」などは「すいぞっかん」や「たいくかん」という人がいます。それが当たり前になってしまうと間違っていることに気がつかず、パソコンなどで変換しようとしたときに変換できずに困ってしまうといったことが起こります。 それと同じように本来は使い方が間違っていても、間違っていることに気がつかず大勢の人が間違った表現を使い続けてしまうと間違ったまま言葉が広がってしまうことがあるのです。

同類の動作、状態を並列させる

同類の動作、状態を並列させる

「~したり、~したり」や「~たり、~たり」という繰り返しの形にすれば間違いにはならないのでしょうか?実はこの言葉を使うときにもう一つ気をつけなければいけないことがあります。「~したり」という言葉を並列して使用する場合、同類の動作や状態を繰り返さなければなりません。 「昨日、昼寝をしたり、銀行に行ったりしました」という文章の場合、昼寝と銀行に行くことは同類の行動ではありません。「昨日は、昼寝をしたり、読書をして休日を過ごしました。」「昨日は、銀行に行ったり、郵便局に行ったりする用事が多く、とても忙しい一日でした」であれば、同じような行動の繰り返しの言葉になります。 「~したり」という言葉を使うときは、同じ意味合い、同じような行動の言葉を並列して使用するように注意しましょう。

対になる言葉を並列させる

対になる言葉を並列させる

同じような意味合い、同じような行動以外にも並列させる言葉があります。それは対になっている言葉です。「暑い、寒い」「上る、下りる」「行く、来る」などです。「暑かったり、寒かったり」「上ったり、下りたり」「行ったり、来たり」という形でよく使っている人が多いのではないでしょうか。

「したり」の使い方とは

「したり」の使い方とは

上記で説明のとおり、「~したり、~したり」は同じような意味合い、同じような行動の言葉を重ねて使うというのが正しい使い方です。他にも対になっている言葉を重ねて使うことがあります。 基本的に「~したり」という言葉は話し言葉として使う分にはあまり問題はありませんが、手紙やビジネス文章などで使うときは他の言葉に言い替えたほうがよいでしょう。というのはこの言葉を使うと文章全体がくだけた印象や幼稚な印象になってしまうためです。 「~したり」という言葉を使いたい場面では、「~するなど」といった形に言い替えることがおすすめです。「暑くなったり、寒くなったり」という言葉は、「寒暖の差がある季節になりました」などのような言葉に言い替えたほうがよいでしょう。 また、他にもたくさんのことがあったが、全部書くのは大変なので「今日は買い物に行ったりしました」などのように使う人もいます。買い物に行く以外のことが書かれてはいないが、他のこともやりましたという暗示させる文章としてこのような使い方をすることもあります。ですが、本来の使い方としては間違っているので注意したほうがよいでしょう。

「したり」をつかった例文

「したり」をつかった例文

「~したり」や「~たり」を使った例文 ・道を間違えてしまい、同じところを行ったり、来たりしてしまった。 ・今日は、一日洗濯をしたり、掃除をしたりと忙しい一日だった。 ・レポートを書くために、インターネットで調べたり、図書館に行って調べたりしました。 ・健康維持のために野菜を食べたり、魚を食べたりするようにしています。 季節の変わり目で暑くなったり、寒くなったりを繰り返しております。体調には十分にお気をつけください。

違和感を感じたときは調べるようにしましょう

違和感を感じたときは調べるようにしましょう

文章をワードなどで入力していると赤や緑の波腺が表示されることがあります。これは、赤は誤字や脱字などの入力ミスの可能性を表示していて、緑は文法ミスなどを表示しています。地名や固有名詞などは正しい言葉や漢字が入力されているのに波腺が表示されてしまうこともありますが、何か間違っているのかわからないときは調べるくせをつけてみてはいかがでしょうか。自分では合っていると思って使っていた言葉が実は間違っていたといったことがあります。 疑問に思ったときに調べることは、勘違いによる間違いや漢字の間違いなどを防ぎ、相手に失礼な文章を送ってしまう可能性を減らし、安心して文章を送ることができるようになるのではないでしょうか。

関連タグ

アクセスランキング