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更新日:2024年11月23日
中国語学習者にとって日本で一番の認知度を誇る中国語検定。この記事では中国語検定の難易度、就職に有利になるのは何級からか、特に初級編の到達点である中国語検定3級の勉強法や33級合格にテキストなどついて多くの情報をお伝えします。
目次
英検を受けたことはある人は沢山いても、中国語検定を受けた人は聞いたことがないかもしれません。でも日本では英検に次ぐ受験者の多さで、中国の経済発展にともないこの中国語検定の受験生も年々増えています。昨今中国人が多く日本に旅行するようになり、中国語ができる日本人の需要も高まっています。中国語学習者にとっても中検合格を目標にするなら勉強にも張り合いが出て、進歩も加速します。 英語と違って中国語は義務教育では学ぶ機会がないため、勉強法に悩む人も少なくありません。この記事では中国語検定の具体的な内容やレベル、HSKとの違い、中国語の勉強方法についてお伝えします。特に中国語検定3級合格を目指す人に役立つ勉強方法、テキストなどを取り上げます。
中国語を学ぶと、HSKと中国語検定の2つの試験があることに気づきます。同じ中国語の試験ですが、必要とされる能力が少し異なります。中国語検定は読解能力、聴解能力に加えて、翻訳能力も必要とされます。HSKは中国語の設問に中国語で答えるため、翻訳能力を問われません。 日本では中国語検定はHSKよりもポピュラーで認知度も高いです。反対にHSKは国際基準の試験なので、海外で通用するのはHSKといえます。簡単に言うと、英検は日本国内で通用し、TOEFLは海外で通用するのと同じことです。
中国語検定とHSKでは級の数字も全く違います。中国語検定は準4級が一番の初級で、一番高度なのが1級です。HSKは1級から6級まであり、6級が一番難易度が高いです。国内でのHSKの認知度の低さから、HSK6級をもっていても「中国語は初級レベルですか」と言われることもあるほどです。日本の検定はほぼ1級が難易度が高いですから、その感覚なのでしょう。
日本で中国語関連の仕事がしたいなら、中国語検定が認知度の点でもです。また自分の中国語能力を試したい場合も中国語検定がふさわしいでしょう。HSKは中国政府公認の世界基準の試験なので、外資系の企業でバリバリ働きたいとか、留学、海外で仕事することを考えているなら、HSKがです。自分の目標にふさわしい試験を受けましょう。
中国語検定は3月、6月、11月の年に3回実地されます。1級は年一回、11月にのみ受験できます。全国40カ所以上で開催され、海外でも中国やシンガポール、香港、台湾などで受験することができます。 受験料は準4級3100円、4級3800円、3級4800円、2級7000円、準1級7700円、1級8700円となります。インターネット申し込みだと100円~200円安くなります。2級からぐっと受験料も高くなっていますが、就職で履歴書に書いて有利になるのは2級からと言われているので、受験料も高いのもうなずけます。3級と2級は近いようでかなりの難易度の違いがあるのでご注意ください。準1級と1級のみ二次試験があり、二次試験は面接試験になります。
中国語検定は1級から準4級まであり、1級が一番の難易度の高さと先に述べました。では具体的に何級がどれほどの中国語レベルを必要とするのでしょうか。 一番簡単な準4級から3級は週一回2時間ほどの学習習慣で合格を狙えます。準4級は中国語入門レベルで、語彙数も500語ほどです。40~120時間の学習時間をとれば合格できると言われています。3か月から半年以内に合格できるでしょう。4級も入門レベルで、語彙数は1000語程度。120~200時間の学習時間、半年で合格できます。3級は語彙数は1000から2000語が求められ、200~300時間の学習時間で1年以内に合格できるでしょう。準4級から3級までは初級編といえます。
3級までとは違って、2級からは週一回の勉強時間では追いつきません。毎日一時間こつこつ勉強して、2級なら2年程度で合格を期待できます。準1級はかなりの難易度になっており、合格できる期間も個人差が出ます。早い人で2年、長いと10年もの学習期間をかけてやっと合格できるレベルです。1級は中国人でも不合格になるほどかなり専門的な内容になっており、早い人で5年の学習期間長い人で10年かかります。
準4級から1級まであるなかで、何級からトライするのがいいのでしょうか?もちろん個人差もありますが3級からトライするのがです。準4級と4級は中国語を勉強し始めてから半年以内で合格できる、かなりの入門レベルです。また、就職で有利になるのは中国語検定2級からですが、3級の基本をとばして2級からいきなり受験するのはかなりハードルが高いといえます。 準4級から地道に受験することももちろんいいですが、受験費用も安くはありません。3級は準4級、4級とともに週一回の学習で半年から1年以内に合格が期待できますし、出題形式もほぼ同じです。少しがんばって中国語検定3級からトライしてみるのがです。
中国語検定3級の受験内容は、リスニング100点満点中65点以上、筆記100点満点中65点以上で合格です。3級に求められる中国語のレベルは、中国語で読み書きの基本的なことを習得しており、簡単な日常会話ができることです。これは一般大学の第二外国語における第2年度履修程度のレベルです。1000から2000ほどの常用単語を覚える必要があります。 このように中国語検定3級では中国語の基礎力がある程度求められますが、2級とは難易度がかなり違ってきますので、努力次第では半年の学習時間で3級合格も夢ではありません。
中国語検定のどの級を受けようか迷っている人もいるでしょう。日本中国語検定協会のホームページには過去門をPDF形式でダウンロードできるサービスがあります。現在は弟74回から弟90回の過去問を無料ダウンロードすることができます。販売されている過去問とは違って、リスニングの問題は見ることができません。 例えば4級か3級どちらを受験したらいいか悩んでいる場合、4級と3級の過去問をダウンロードしてざっと見てみましょう。もし3級の内容が大体わかるのであれば、3級に挑戦してみることができます。まったくわからない場合は、3級から級を一つ落として4級から受験することができるでしょう。
記載されている内容は2017年02月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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