C#開発者が知っておきたい「クラスライブラリ」「拡張ライブラリ」まとめ

C#開発者が知っておきたい「クラスライブラリ」「拡張ライブラリ」まとめ

オブジェクト指向言語であるC#は、Javaを学んだ方であれば構造が理解しやすく、また、主にWindowsOS上で動作するアプリのみと用途が限られるにも拘らず、最新の言語ランキングでは10位以内をキープしています。

そんなC#におけるライブラリは、他の言語同様に標準と拡張が存在しますが、「.NET frameworkSDK」のインストールにより使用できる標準ライブラリが充実しており、また、開発に有効な機能も.NETframework関連のクラスライブラリを利用するケースが多く、拡張メソッドはデファクトスタンダードとなるものが今のところありません。

因みに、.NETframeworkのクラスライブラリはMSの公式サイトにて参照可能ですので、開発を御検討の方は是非一読頂ければと思います。

今回はそんな、.NETframework関連のクラスライブラリの中からC#の開発に有用と思われるソフトウェアを5点、最後に拡張ライブラリを2点ご紹介いたします。

NET用クラス ライブラリ

1.iTextSharp:帳票出力

iTextというJavaのライブラリをC#に移植したものです。アプリケーション開発において、帳票のPDF化はユーザからの要望も強いですが、PDF出力ができることから、多くの開発者に使用されています。

2.XPS Document Writer:XPSファイル出力

Windowsで扱われる編集不可なXPSファイルの出力をしたい場合に使用するクラスライブラリ。

3.Microsoft Chart Controls:チャート・コントロール

棒グラフや円グラフ、各種チャートなどの作成が可能になります。「.NET framework4」では標準のクラスライブラリから参照可能ですが、「.NET framework3.5」の場合、別途アセンブリのダウンロードが必要となります。

4.TKMP.DLL:メール送受信

メールの送受信に関わる各種設定を実装できるようになるクラスライブラリ。コード実装により、メールの既読/未読確認結果を反映させた受信やSMTP認証など、処理を拡張させることも可能です。

5.TKFP.DLL:FTP

「TKMP.DLL」と同じ開発者により開発されたFTP接続用ライブラリ。通信ログ出力や暗号化など、FTP接続そのものの設定のほか、転送ステータスの可視化やファイル/フォルダ単位の権限設定も可能です。

C#拡張ライブラリ

1.PGK.Extensions

コア機能となるDataやIO、ASP構築時のWeb処理など、数百を越えるクラスメソッドを参照できる、最もメジャーなライブラリですが、最終更新が2011年です。

2. ZZZ Project

DataやIOに加え、SQLやメモリキャッシュ処理を参照可能なライブラリで、使用できるメソッド数は1000を越える上、2016年現在も更新されています。

C#ライブラリを活用しよう。

如何でしたでしょうか。C#開発においては、「.NETFramework」クラスライブラリとの紐づけが重要になりますが、実際に更なる効率化やメソッドの簡略化を目指す志の高い開発者にとっては拡張ライブラリが必要となる点は、他の言語と相違ありません。

また近年ではLINQなど、言語で実装できる範囲を拡大できる機能も追加されてきたC#開発。

是非、ライブラリだけでなく、「.NETFramework」自体の新機能もチェックし、美しいコーディングに活かしてみてくださいね。