JavaScriptの歴史とルーツを辿る|背景を知ってJSを深く理解しよう

JavaScriptの歴史とルーツを辿る|背景を知ってJSを深く理解しよう

tech12

こんにちは、サトゥです!

webサイトの開発技術は、日々進化しています。かつては、単なる文字の羅列を表示するだけでだったwebサイトですが、今では掲示板やチャット、動画などのさまざまなコンテンツを含んだ、クオリティの高いページが作成できるようになりました。

その背景には、webページを構成する3つの要素の成長があります。webサイトの構造や骨組みに影響をもたらす「HTML」、そのページのレイアウトや装飾の定義を決める「CSS」、そしてwebページに動的な要素をもたらす「JavaScript」です。

今回は、JavaScriptに注目して、これまでの発展の歴史をご紹介していきます。誕生から今日のような存在になるまでの歴史を見ていくことで、新たに気付くことがあるかもしれませよ。

JavaScriptを歴史から学ぶ

JavaScriptの歴史について学ぶ前に、JavaScriptの特徴について、簡単にまとめました。

上記でもご説明したように、JavaScriptは、webサイトの動きに関する要素に影響をもたらす、スクリプト言語です。例えば、マウスの動きに合わせて、表示される色や文字の大きさなどが変わるレイアウト。このような仕掛けも、JavaScriptによって実現しています。

このように、JavaScriptが登場したことによって、かつては表現することができなかった仕掛けやレイアウトを実現することが、可能になっています。

JavaScript誕生の歴史

それでは、webサイト開発に大きな変化をもたらしたJavaScriptの、誕生の歴史を見ていきましょう。

JavaScriptが誕生したのは、1995年のことです。開発者は、Netscape社のブレダン・アイク氏。開発された頃は、JavaScriptではなく「LiveScript」と呼ばれていました。

当時は、Sun Microsystems社が開発した、「プログラミングJava」というものが注目されていました。SunMicrosystems社は、現在のOracle社です。JavaScriptは、プログラミングJavaから名前を取って、LiveScriptからJavaScriptへと名前を変更しました。

また、1994年から1995年にかけて、Netscape社とMicrosoft社は、まるで競争するかのように、webブラウザの開発と発表を行っていました。このような背景は、JavaScriptの開発の歴史に大きな影響を与えます。1994年に、Netscape社はNetscapeNavigatorというwebブラウザを発表します。これに対して、Microsoft社も、InternetExprolerを1995年に発表し、Windows95に同梱しました。

JavaScriptは、同年の1995年に、Netscape Navigator2.0に実装されました。、Netscape社が、上記の競争で優位に立つための手段の1つとして、選ばれたのです。この実装こそが、JavaScriptの起源だと言われています。

JavaScript成長の歴史

それでは、JavaScriptはどのようにして普及し、メジャーな存在になったのか、その歴史を見ていきましょう。

1996年になると、ブラウザ間ではJavaScriptの権利を巡って激しい競争が行われました。しかし、そのような業界の動きとは反対に、世間のJavaScriptに対するプログラミング言語の評価は、あまり高いものではありませんでした。

世間でも、文字だけが並ぶ静的なwebページに、アニメーションなどの動的な要素を追加したいという要望は高まっている時期でした。JavaScriptは、その要望に応えようと、拡張を行いましたが、1996年に開発されたFlashの方が、世間からの評価は高かったようです。

JavaScriptの不遇な時代は、2000年代に入ってからも続きます。2000年代に入ると、誰もがwebサイト制作にJavaScriptを使うようになります。しかし、JavaScriptのセキュリティの脆弱性をつくウイルスが登場します。ウイルスを恐れて、JavaScriptの機能を使わないようにするユーザーが増えました。

ところが、2000年代後半になると、JavaScriptの受難の歴史が終わり、今度は世間からもてはやされる存在となります。2005年が大きな分岐点となっており、JavaScriptの機能性の高さが認められるようになりました

2010年代に入ると、JavaScriptはますます発展していきます。動きが遅いという欠点があったJavaScriptですが、ITコンパイラを駆使することで、その問題を解決しました。2008年にFirefox3.1にIYコンパイラが搭載されたのを始めとし、現在ではほとんどのブラウザに搭載されている為、JavaScriptの欠点はもはや問題ではなくなったのです。

これからのJavaScript

JavaScriptの、誕生から発展の歴史を見てきましたが、いかがでしたでしょうか?JavaScriptは、不遇の時代を耐え抜いて、今日のメジャーなポジションを勝ち取ってきたんですね。

では、これからのJavaScriptはどうなっていくのでしょうか。現状から考察していきます。

現在、動的な要素をwebサイトに取り入れるのに、JavaScriptは必要不可欠な存在です。HTMLとCSSの2つだけで、JavaScriptと同等かそれ以上の動的要素を表現するのは、どうしても難しい。その為、JavaScript、またはJavaScriptを扱えるフロントエンド人材の需要は、現在も非常に高いものです。

上記のような現状から、JavaScriptは今後も、さまざまなwebサイト開発で使われていくと考えられます。プログラミング言語として学びやすいという特徴がある為、新たにJavaScriptを学びたいという人も、途絶えることはないでしょう。

JavaScriptは、今後も発展していく可能性を秘めたスクリプト言語だと言えます。