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調査報告書の書き方や注意点を解説|テンプレートも紹介!

更新日:2024年08月22日

書類の書き方

皆さんは「調査報告書」についてご存知でしょうか?知っているという方でも書き方や役割をしっかりと理解している方は少ないでしょう。そこで今回は「調査報告書」の役割から書き方のコツまで幅広くご紹介していきます。是非読んでみてください。

調査報告書をどのように書けばいいかわからない

皆さんの中には「調査報告書をどのように書けばいいかわからない」という方がいらっしゃるのではないでしょうか?また、「そもそも調査報告書がどのようなものかわからない」という方もいらっしゃるでしょう。しかし、調査報告書とは要点を押さえれば誰にでも書くことができます。ここからは調査報告書がどんな役割をしているのか、またどのように書けばいいのかなど、皆さんが疑問に思っていることについて御紹介していきます。一緒にみていきましょう。

調査報告書とは?

調査報告書とはその名の通り「指定のモノゴトに対する調査した結果を報告する」書類のことです。しかし調査報告書の書き方は用途によってさまざまです。どのような書き方があるのか一緒にみていきましょう。

調査報告書の役割とは?

官公庁から中小企業、学校法人に至るまで幅広く活用できる調査報告書。調査対象の環境や問題の「実情」を調査した内容を「解明・解説・報告」する目的で使用される書類ですがその役割は多岐に及んでいます。数々の事件・事故、学術的発見もすべて調査報告書によりこの世に実績として残っています。

調査報告書が必要の事案の例

・技術エンジニア系→精密機械装置の測定値誤作動の検証結果 ・小学校・中学校→当該生徒などによるいじめの聞き取り ・内閣府または官公庁→青少年のインターネット利用環境実態調査 これらは環境の違う三者の例ですが共通項として不明瞭な事態・事案に対し実態を明確にするということが浮き上がってきます。調査報告書に決まったパターンはなく、内容は千差万別で上記においても精密機械の測定書類と小中学校におけるヒアリング内容では同じ書面で作ることは少し難しく、第三者に伝えやすい書面とはいえません。しかし書式を変えればどんな事案にも対応可能の書類が調査報告書の一番の長所です。また書き方のコツを知っていればどんな案件にも対応できる万能テンプレートを作ることも可能です。

調査報告書の書き方

調査報告書の書き方

多くのパターンがある調査報告書ですので実際にどういったものがあるのかまずは基本的な項目と簡単な書き方をご紹介します。まず一番簡単でシンプルな書き方として項目別に記載していきます。 例 ①調査の目的 ②調査対象 ③調査内容 ④調査結果 以上の四点でぼんやりとですが調査報告書の形になってきました。内容はいたってシンプルですが調査報告書を作るのは初めてのかたはまずはこの基本の書き方をしっかりと軸にしてください。ここが報告書の骨格となります。このあとはこの骨格にさらに対象や内容に合わせた肉付けをしていきます。

その調査報告書は誰が必要としているのか?

肉付けの一例として一般企業などでは「結果を踏まえての反省」です。エンジニア・技術・学術系の調査報告書においては「考察・分析」などさらに突っ込んだ内容を明記することも必要となってきます。その調査報告書は「誰が」「なぜ」必要なのかを考えてみてください。 ・「誰が」問題の実態を調査したかったのか。 ・「なぜ」その問題を調査したのか。 ・調査した内容・対象をどうしたいのか。 上記の三つはシンプルな調査報告書をさらに充実させるためにより必要な考え方となってきます。詳しい調査報告書を書きたいかたの大前提として意識しておくだけでもまったく違った調査報告書の仕上がりになります。また、調査した結果さらなる問題や事案が浮き彫りになることも多々あります。浮き上がった問題内容に対してどのように取り組むかも調査報告書によって対応は変わってきますので重要な書類と言えるでしょう。

実際の調査報告書がどんなものか見てみましょう

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初回公開日:2017年06月01日

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