履歴書の「趣味特技」欄で採用担当者の心を掴めないかと考えている方もいるのではないでしょうか。ここでは履歴書の人事の...
更新日:2024年10月28日
ゼネコンと呼ばれる総合建設業は、若者たちにとって、仕事としてトライしたい職業の1つ。でも、仕事内容は「激務」と聞いています。実際には、どうなのでしょうか?本当に激務ですか?就職活動をしているあなたに向けて、ゼネコンの現実を経験者である私がお伝えします!
目次
ゼネコンの「設計部門」は、どのような仕事をし、どれほどの激務になるのでしょうか。「設計」は名前の通り、依頼主の要望をはるかに超える、満足度の高いデザインを作ることです。当然ながら、自分が作りたいものを作成するのではありません。たくさんの良いものをインプットし、良い建築物を設計するために、アウトプットをしなければなりません。学び、経験していくことにより、良い設計ができるようになります。 とは言え、誰もが喜ぶデザインを、楽に生み出すことは不可能です。かなりの経験者でも、設計するには時間と体力を必要になります。私の友人に、ゼネコンで設計をやっている子がいます。一度に考える物件は1つではなく、何件もの物件を同時に考えなければならないようです。設計し提出することが毎日の仕事ですので、常にプレッシャーを感じる日々を送ることになります。スーパーゼネコンであれば、仕事量がさらに多いことでしょう。
激務になるとはいえ、ゼネコンの設計でも人によって感じ方が異なります。デザインすることに喜びを感じるのであれば、他の人が無理と言える仕事量であっても、楽しく行えるかもしれません。何軒もの物件を設計しなければならないとなると、終電にも遅れて乗れず、毎日タクシーで家に帰ることにもなります。 設計の仕事は、激務とは言え、こなせばこなすほど、自身も技術も増して行くので、ゼネコンでの仕事始めは、踏ん張り所です。 クリエイティブな仕事に興味がある方は、ぜひ転職エージェントに在籍するキャリアアドバイザーに相談してみましょう。今後のキャリアについて相談したり、あなたに合った求人を紹介してくれるかもしれません。
これら3つの仕事は、異なるとは言え、実務もデスクワークもどちらも行う必要のある職種です。これは、どういう意味でしょうか?まず、出勤時間です。朝7時か8時には、現場に到着しなければなりません。現場での作業と監督を真夏でも真冬でも行ないます。過酷です。 現場監督そして施工管理の仕事ですと、様々な背景や年齢の職人たちを仕切りながら、仕事を進めなければなりません。それで、マネジメントが求められます。仕事をきちんと進めて行きながらも、職人たちの安全など、彼らのことを考えた振る舞いをしなければなりません。このように現場で精神的にも身体的にも疲労していても、仕事が終わりません。
現場の作業が17時か18時位に終わっても、あなたの仕事は残っています。会社に戻り、自分の机に座ってから、第二弾の仕事開始です。1日の作業内容を確認し、修正が必要であれば、それをしなければなりません。書類を作ったり、図面を書いたり、明日の仕事の内容を考えたりするデスクワークがあります。 それだけでなく、時には夜に会議が行われるかもしれません。「いつ家に帰るのだろう」と言う気持ちになるかもしれません。自分の限界をわきまえながら、上手に対処していく必要があります。夜遅くまでの仕事があると、終電を逃すことや、会社に寝泊まりすることもあるかもしれません。
ゼネコンの「設備」に関して言うと、ときには夜間限定の仕事もあります。建物の改修工事の場合、夜間つまり深夜に仕事をしなければなりません。夜中に起きているので、日中は寝ないといけません。それでも安心して寝られないのです。つまり寝ていても、日中に働いている人から電話がかかってきて、起こされることが多々あるからです。
これら現場で働く仕事の場合、以下の2つが仕事をこなしてゆく上で鍵となります。 ・先輩達 ・自分の能力 先輩たちに1つずつ、じっくりと教えや訓練を受け続けるなら、成長できることでしょう。自分でも学び続ける必要があります。仕事に対して真面目すぎないなら、身体的また精神的に参ってしまうのを避けることができます。諦めて今日は仕事を打ち切る勇気も、必要です。 経験を積んでいけばいくほど、ストレスはかかりますが、ゼネコンの上の立場になり身体的には楽になることが多いです。比較的早めに帰宅、ということも可能になります。現場の仕事はとりわけ激務になりますが、後輩たちを育て仕事を任せられるようになれば、自分は楽になっていきます。激務を避けていくには、人を育てることや人間関係において、自分自身が成長する必要があります。
ゼネコンで行われる事務の仕事は、現場で働く人たちに比べて、比較的「楽」と言えるでしょう。とは言え、「総務・経理」では、事務といっても仕事内容が異なります。 「総務」と言う立場であれば、会社全体をまとめていく必要があります。突発的な仕事への対応が必要になるので、忙しさにばらつきが生じます。総務に比べて、「経理」は特定の時期は忙しいとは言え、毎月行う会計の仕事は同じなので、程良い忙しさと言えるかも知れません。残業が月にいくらかあるとしても、「激務」と言う言葉はゼネコンの事務仕事には当てはまらないといえます。 他の会社と忙しさは大して変わらないと考えておけば大丈夫です。とはいえ、就活の場合、職種を選ぶことは難しいので、事務関係に配属して欲しいと願うことしかできないでしょう。激務で体を壊すのは避けたいです。
最後に「研究開発」と言う、特別な知識や資格、そしてアイデアが必要になる分野について見ていきましょう。新しい技術、方法を生み出し、会社はもちろんのこと、国全体の未来に貢献できる分野です。 研究開発と言う分野は、仕事の1番最後である「結果」が良ければ、高く評価されます。新しいものを開発していくわけですから、クリエイティブな仕事です。私はこの分野に関わった事はありませんが、ゼネコンの中では比較的ルーズな部門と言えます。決められた時間内には、会社にいなければなりませんが、それ以外のこと、例えば「出社・退社」を自分で決められることが多いです。 ですから、研究開発と言う職種は、家族を持っている人にとって、魅力的です。家族サービスをしたり、休みを取ったりしやすい部署と言えるでしょう。新しいテーマや技術開発のネタを出さないといけないと言うプレッシャーはありますが、人によっては楽しく毎日を送れる職場と言えますね。ゼネコンの他の職種は激務なのに対し、研究開発は比較的自由と言えます。
記載されている内容は2017年05月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
履歴書の「趣味特技」欄で採用担当者の心を掴めないかと考えている方もいるのではないでしょうか。ここでは履歴書の人事の...
いまいち難しくてなかなか正しい意味を調べることのない「ご健勝」「ご多幸」という言葉。使いづらそうだと思われがちです...
「ご査収ください/ご査収願いします/ご査収くださいますよう」と、ビジネスで使用される「ご査収」という言葉ですが、何...
選考で要求される履歴書。しかし、どんな風に書いたら良いのか分からない、という方も多いのではないかと思います。そんな...
通勤経路とは何でしょうか。通勤経路の届け出を提出したことがある人は多いと思います。通勤経路の書き方が良く分からない...