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産婦人科への志望動機の書き方と例文|医療事務/看護師/看護助手など

更新日:2024年10月22日

書類選考・ES

産婦人科へ就職したいという方もいらっしゃると思いますが、どのような志望動機でアピールすれば採用担当者に気持ちが伝わるのでしょうか。また、産婦人科といっても職種は様々で医師、看護師、栄養士、助産師などがあります。職種別の志望動機も紹介していきます。

志望動機の中には、産婦人科という職業を選んだ理由と、その病院を選んだ理由が必要です。病院を選んだ理由としては、分娩件数が多い、充実した設備が整っている、その病院の医師が産婦人科分野で第一人者として活躍しているなどの理由が多いでしょう。また、その他にも給料や年収が高い、有給休暇率が高い、院内託児施設があるなど給料や福利厚生で選んだという理由もあるはずです。 しかし、ここで注意したいのは福利厚生などの理由で選んだ場合には、その理由は志望動機の1割程度におさえるということです。待遇などの話は他の話しに比べて採用担当者の印象に残りやすいと言われています。どんなに意欲を伝えても、待遇の話ばかりが残ってしまうのであまり良い印象を与えません。また単刀直入に伝えるのではなく、遠回しな表現で伝えるとより良いでしょう。

面接では産婦人科の悪い面もあえて話す

志望動機は面接のときにも必ず聞かれることです。面接で志望動機を話すときには、話の中に産婦人科の悪い面もあえて話しましょう。産婦人科は生命の誕生に立ち合える素晴らしい職業ですが、そればかりではありません。様々な理由で堕胎する人、流産、死産など悲しい場面に立ち合うことも少なくありません。また、不妊治療などでは何年も治療を続けているのに妊娠できないという患者さんもいます。 そういった患者さんに寄り添い、精神的にサポートしていくというのは産婦人科で働くスタッフとしての役割です。その役割をわかったうえで志望していることをアピールすることですぐに退職してしまうのではないかという採用担当者の懸念を払拭することができます。

職種別志望動機例

志望動機の書き方のポイントをみてきましたが、具体的な志望動機の例文を紹介します。産婦人科には医師の他にも様々な職種のスタッフが働いています。そこで職種別に志望動機の例文を紹介していきます。

看護師の志望動機例文

これまで小児科で働いておりましたが、乳児の看護をする中で、生命の誕生に携わっていきたいと考えるようになり、産婦人科で働こうと決意いたしました。貴院では妊婦さんの思いを大切にし、希望を叶えるための設備や体制が整っています。 貴院で働かせて頂ければ、患者さんや妊婦さん1人1人に寄り添った、行き届いたケアができるのではないかと思い志望いたしました。 産婦人科での精神的なケアの重要性を理解し、先輩方にご指導いただきつつ、院内研修などにも積極的に参加して産婦人科や周産期の看護を学び、看護師として成長していきたいと思っております。 また、貴院には助産師の資格取得支援制度があることにも魅力を感じました。 貴院で産婦人科の看護経験を積み、将来的には助産師の資格取得を視野に入れて働いてまいりたいと思っております。

助産師の志望動機例文

これまでは分娩件数が年間1500件程度の産婦人科医院に勤めており、300件程度の分娩を経験しました。 その中で正常分娩だけではなく、中期中絶や帝王切開などの手術介助、母乳外来など様々な経験をしながら勉強することができました。 特に産後のお母さんへのケアには非常に興味を持ち、今後は産褥期のケアを勉強していきたいと思っております。 貴院は〇市の中で数少ない産婦人科の一つで、子育て中のお母さんが頼りにできる病院であると思っておりますので、貴院で少しでもお役に立てればと思い志望いたしました。 また、貴院では助産師外来での妊婦健診にも力を入れておられるので、色々と勉強させていただきたいと思っております。 自分がこれまでに学んできたことを活かし、貴院で助産師としても人間としても成長していきたいと思っております。

医療事務の志望動機例文

産婦人科は以前に経験があり、私の医療時の原点です。 今回原点にもどり、もう一度産婦人科を学びながらこれまでの経験を活かして何か役に立てることがあればと思い、応募させて頂きました。 貴院は自宅からも近いため、土日勤務も可能です。 前職では販売員をしており、人と接することが好きでした。 職種は全くことなりますが、心を込めた対応で相手を笑顔にするという点に共通点があると感じ、前職での経験を活かせると思い志望いたしました。 コミュニケーション能力、気配りには自信があります。

管理栄養士の志望動機例文

実習で病院業務を体験したことで臨床栄養の分野に興味を持ち、管理栄養士として実際の医療現場で働きたいと思いました。 臨床栄養に興味を持ってからは、学校で病態別の栄養療法に関する論文を読んだり、自炊の際には自分で献立作成・調理を行い、各病態の展開職を考えるなど、学校の授業以外でも自己的に学ぶようになりました。 私は常に学ぶ姿勢を持ち、医療現場の管理栄養士として、これからの医療を支える一人になりたいと考えております。

受付の志望動機例文

多くの専門職の方や事務スタッフと連携して業務を行える点を魅力に感じ、志望いたしました。 また、新たな病院の設立ということで、既存のスタイルではなくスタッフみんなで作り上げていくということにやりがいがあるのではないかと感じています。 これまでの業務経験を活かせることはもちろんですが、前職でリーダーとして事務スタッフをまとめた経験や新人教育を担当した経験も活かし、即戦力として貢献できると考えております。

相手に伝わる志望動機を考えよう

いかがでしたか?志望動機は履歴書でも記入する部分がありますし、面接でも必ず聞かれる最も重要な部分になります。なぜ産婦人科で働きたいのか、なぜその病院を選んだのか、ポイントをおさえながら志望動機を考えていきましょう。 また、あまりにも長文で志望動機を書いたり、面接で話をしても相手に重要な部分がつたわりづらくなってしまいます。志望動機を書くとき、話すときにはすっきりと要点をまとめて伝えるようにしましょう。

初回公開日:2017年05月22日

記載されている内容は2017年05月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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