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代表取締役社長とCEOの意味と違い・名刺表記4つ・英語表記

更新日:2024年07月18日

経営

企業のトップを「代表取締役社長」と呼ぶことや「CEO」と呼ぶこともあります。会社の代表権を持った役職である代表取締役と、意思決定の最高の責任者であるCEOの違いはどこにあるのでしょうか。定義を覚えて呼び方に困らないようにしましょう。

名刺の記載方法4つ

肩書きは、会社によって様々なのが実状です。CEOなど英語表記の肩書きでも、日本での地位や権限について、社会的な共通認識が定着しつつあるものもあります。それぞれの肩書きを名刺に記載するメリットはあるのでしょうか。

1:代表取締役

株式会社で取締役が1名のみの場合には、登記上は「取締役」になります。しかし、代表取締役という言葉が一般的なので、名刺には1名でも代表取締役の表記にしていることもあります。

2:社長

これはあまり見ないケースですが、社長は肩書きのみの場合があります。その時には、社長ではあるものの、取締役ではない場合に社長という肩書きを持った人になることがあります。 CEOと近い位置づけになり、経営に関わる意志決定の責任者であり、社外から選抜された人である印象を持たれます。それゆえに、経営の専門知識を持ち合わせた人物である印象を持たれることが多いでしょう。

3:代表取締役社長

多くの企業が使う肩書きで、一般的に、その会社のトップである印象を与えやすいでしょう。また、「代表取締役」とすると登記上は何人でも任命が可能な役職なので、代表取締役の中でも重要な人である印象があります。

4:代表取締役兼CEO

代表取締役社長兼CEOとすると、より唯一の企業の代表者であるということが強調されるでしょう。また、海外での展開をしている、または予定がある企業の印象を持つ人もいるでしょう。 本来の「代表取締役社長兼CEO」の肩書きを「代表取締役」とだけ、「代表取締役社長」だけと数種類の肩書きが違う名刺を作成し、戦略的に官公庁、銀行、取引先、株主と相手により名刺を使い分ける人もいます。

「代表取締役社長」の英語での表記方法

各国の会社法など法律上の違いもあり、英語の役職表記はより複雑になっている場合がほとんどです。いくつかの肩書きの英語表記やイギリスにおける社長の英語表記をみていきましょう。

代表取締役社長

President and Representative Director と表記し、単にPresident でもよいです。「代表取締役」は、Representative Director または Represen tative of Directors と表記するのが一般的です。実際のところ、代表権を持った取締役という考え方がほかの国にはあまりないため、Representative Director を使う名刺を海外のビジネスパーソンからもらう機会は少なくなります。

代表取締役社長兼CEO

President & CEO とするのが一般的です。アメリカではCEOがChairperson(会長)、COO(Chief Operating Officer:最高執行責任者)がPresident(社長)を兼任することが多く見られます。

イギリスにおける社長の英語表記

イギリスもしくはイギリスに影響を受けている国では、CEOに相当する肩書きとして、Managing Director(MD)やExecutive Director(ED)が使われます。今はイギリスでも日本と同じように、アメリカ式のCEOを使う企業が増えてきていますが、一部ではまだ残っている英語表記なので気に留めておきましょう。

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初回公開日:2017年05月17日

記載されている内容は2017年05月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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