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仕事における目的意識の重要性|普段持たない人が目的意識をもつには

仕事

「目的意識」とは、一定の目標を達成しようという意欲・意識を意味します。著名な辞典である大辞林(第三版)によりますと、「自己の行為の目的についての明確な自覚」という定義です。目的意識は、仕事や勉強その他の「目的」を達成するためにはやはり重要なものとなります。

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目的意識とは

目的意識という言葉の意味とニュアンス

「目的意識」とは、一定の目標を達成しようという意欲・意識を意味します。 著名な辞典である大辞林(第三版)によりますと、「自己の行為の目的についての明確な自覚」という定義です。言葉の意味は、上記のとおりですが、辞書的な意味よりも、日々会話や書籍などでご存知の意味合いの方がピンとくるでしょう。 例えば、「目的意識を持て」です。「目的意識があるのと無いのとでは全然違う」などといった使い方です。どちらかといえば、ややお説教じみた言葉といえます。あまり耳障りの良くない言葉と感じられる方もおられるでしょう。

目的意識の重要性

しかし、一方で、仕事や勉強について、「目的意識」の重要性が語られることも決して少なくありません。少なくとも仕事や勉強で目的意識が重要ではないと考える方はおられないでしょう。目的意識は、仕事や勉強その他の「目的」を達成するためにはやはり重要なものとなります。なぜなら、仕事でも勉強でも目的がなければ何から始めればいいかがわからないからなのです。

目的意識を持つには

 目的意識のイメージ

このように仕事や勉強で重要となる目的意識ですが、目的意識は、イメージとしては、「ゴール」とイメージされると良いと言えます。目的意識を持つということはゴールを意識しているということとほぼ同義といえます。 例えば、マラソンで、「ゴールはわからないけれど走ろう」と考える場合と、「ゴールの位置を把握して走る」のでは、効率やモチベーションが天と地ほどに違います。また、ゴールがわかれば、スケジュールを調整する事も可能なので、無理なく目的を達成できるというわけです。 目的意識はゴールのことであるというイメージを持たれることで、目的意識のイメージと重要性がおわかりいただけるのではないかと思います。

目的意識の持ち方~人間の本質からの目的意識の持ち方

目的意識をもつためには、一般論としてはゴール(目的)達成後に得ることが出来る利益を具体的に考えることが効果的です。 例えば大学受験勉強であれば合格というゴールの後に得ることが出来る自由なキャンパスライフ、卒業後に就きたい仕事で活躍している姿を思い描くなどといったことです。また、合格点を見極め、模試などで自分の現状を把握し比較する事で、目的を浮彫にすることも可能です。 このように一般論としては、ゴール後の利益を意識することが目的意識を持つためには効果的です。そもそも、人間は自分が行っていることの意味がわからないことには耐えることができない生き物です。古い時代には、意味のない作業をさせるという刑罰すらありました(そして、意味のない作業の結果、発狂してしまうなどの結果になりました)。 この意味不明に耐えることができないという人間の性質をうまく利用し、ゴール後の意味を深く考えることによって、目的意識を高めるというのが一般的な方法です。ゴール後の利益を具体的に紙に書き出すなどが(伝統的な手法ですが)目的意識を醸成する効果的な手法です。

仕事における目的意識の重要性

目的意識がなければ仕事は回らない

以下では、仕事における目的意識の重要性に限ってお話をさせていただきます。 仕事は利益獲得のために行う人間の活動です。一利益獲得のため、生産性と利益率を高めることが仕事です(ただし公務などの場合は効率・公平等の公益が目的になります。ここでは公益を目的とした仕事は除外させていただきます)。 生産性と利益を高めるためには、目的意識は欠かせません。なぜなら、生産性と利益は、具体的なコツコツとした業務の積み重ねでしか生じないからです。単純な例ですが、工場で生産性と利益をあげようと思ったら、結局は工場で働いている方の頑張りにかかるわけです。もちろん、作業計画や資金繰りなど頭脳で処理すべき部分も多数あります。しかし、最終的には実働してくれる労働者の方が効率的に動いてくれなければ生産性も利益も絵にかいた餅となってしまいます。 そして、労働者の方の作業はコツコツとした地道な作業・業務です。そのため、労働者の方が目的意識を持ってくれなければ、「何のためにこんな仕事をしているのか」「一応のノルマさえこなせばそれで良いか」などの状況になります。先に書きましたように、人間は意味のない作業はすることができないからです。そのため、仕事で目的意識を醸成することはとても重要です。その結果、目的意識がなければ生産性や利益は下がる一方となることになります。

仕事における目的意識のつくり方

仕事で目的意識を上げる方法としては、インセンティブがもっとも端的です。要は、給与やボーナスなど金銭的利益です。ただ、金銭的利益は継続して与えていては、結局は利益がなくなってしまうため、いつも使うわけにはいきません。 目的意識を作るためには、作業の意味を理解してもらうことと人格の価値を認めることが効果的です。先に書きましたように、人間は意味がわからないことは好んですることができません。そのため、作業の意味を理解してもらうことで目的意識を持ち、会社の利益と効率性が向上していくことにつながります。また、人間は、肯定されることで自分自身に意味を見出します。 自分に意味を見いだせば、自然に仕事における目的意識を持って業務に当たることができるようになります。

目的意識の共有の効果

目的意識は労働者で共有しないと逆効果

このようにして、仕事で目的意識を持つことで、仕事の生産性や利益は向上していくことになります。ただ、注意すべき点として、目的意識は労働者の方で共有してもらうことが必要ということです。 職場で目的意識を一部の人間だけが持っていると、その人がいわゆる「浮いている」状態になってしまいます。営業職や講師業など個人プレーが重要になる仕事であれば問題はあまりありませんが、チームで仕事をする業種などでは目的意識の共有がないと、目的意識がある人がかえって疎外されてしまう空気ができてしまうというおそれがあります。 その結果、目的意識を持たないことがその場の空気にあった「正しいこと」という空気が、職場を支配してしまうことになります。こうなると生産性は下がる一方です。仕事の意味を理解してもらうこと、人格を肯定することは可能な限り、労働者の方全員で共有することが望ましいと言えます。

目的意識がない人の対処法

それでも目的意識がない人はいる

仕事における目的意識について、仕事の意味を説明したり、人柄を認めるなどしても、なお目的意識を持つことができない人もいます。いわゆる8:2の法則というものがありますが、仕事では必ず、効率を上げることができない人がいます。このような人は目的意識を持つこともできないことが多いのが特徴です。

 目的意識のない人の対処

目的意識は「植え付ける」などということはできませんので、どうしても目的意識がない人については、改善よりも他に迷惑がかからないように対処することが重要です。可能な限り、他の人と関わらないで済む仕事に配置することが良いと言えます。また、上司などが直接監督できる場所で業務にあたらせ、意識に関係なく仕事をせざるを得ない状況にするということもひとつの方法です。

 重要なことは目的意識の共有

仕事で目的意識を持ってもらうことは、仕事の意味や目的をしっかりと伝えて理解してもらうことでそれほど難しいことではありません。特に、日本人は勤勉な気質ですので、仕事の意味を理解すれば真面目に取り組みやすいと言えます。 ただ、目的意識が共有されなければ、「浮いた」存在という異物がいることになってしまい、かえって排除されがちです。日本人の場の空気に合わせるという習慣・考え方が悪い方向に働くときです。そのため、仕事では個々人が目的意識を持つというより、全員で共有するということがなにより重要です。

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