履歴書の「趣味特技」欄で採用担当者の心を掴めないかと考えている方もいるのではないでしょうか。ここでは履歴書の人事の...
更新日:2024年09月07日
「目的意識」とは、一定の目標を達成しようという意欲・意識を意味します。著名な辞典である大辞林(第三版)によりますと、「自己の行為の目的についての明確な自覚」という定義です。目的意識は、仕事や勉強その他の「目的」を達成するためにはやはり重要なものとなります。
「目的意識」とは、一定の目標を達成しようという意欲・意識を意味します。 著名な辞典である大辞林(第三版)によりますと、「自己の行為の目的についての明確な自覚」という定義です。言葉の意味は、上記のとおりですが、辞書的な意味よりも、日々会話や書籍などでご存知の意味合いの方がピンとくるでしょう。 例えば、「目的意識を持て」です。「目的意識があるのと無いのとでは全然違う」などといった使い方です。どちらかといえば、ややお説教じみた言葉といえます。あまり耳障りの良くない言葉と感じられる方もおられるでしょう。
しかし、一方で、仕事や勉強について、「目的意識」の重要性が語られることも決して少なくありません。少なくとも仕事や勉強で目的意識が重要ではないと考える方はおられないでしょう。目的意識は、仕事や勉強その他の「目的」を達成するためにはやはり重要なものとなります。なぜなら、仕事でも勉強でも目的がなければ何から始めればいいかがわからないからなのです。
このように仕事や勉強で重要となる目的意識ですが、目的意識は、イメージとしては、「ゴール」とイメージされると良いと言えます。目的意識を持つということはゴールを意識しているということとほぼ同義といえます。 例えば、マラソンで、「ゴールはわからないけれど走ろう」と考える場合と、「ゴールの位置を把握して走る」のでは、効率やモチベーションが天と地ほどに違います。また、ゴールがわかれば、スケジュールを調整する事も可能なので、無理なく目的を達成できるというわけです。 目的意識はゴールのことであるというイメージを持たれることで、目的意識のイメージと重要性がおわかりいただけるのではないかと思います。
目的意識をもつためには、一般論としてはゴール(目的)達成後に得ることが出来る利益を具体的に考えることが効果的です。 例えば大学受験勉強であれば合格というゴールの後に得ることが出来る自由なキャンパスライフ、卒業後に就きたい仕事で活躍している姿を思い描くなどといったことです。また、合格点を見極め、模試などで自分の現状を把握し比較する事で、目的を浮彫にすることも可能です。 このように一般論としては、ゴール後の利益を意識することが目的意識を持つためには効果的です。そもそも、人間は自分が行っていることの意味がわからないことには耐えることができない生き物です。古い時代には、意味のない作業をさせるという刑罰すらありました(そして、意味のない作業の結果、発狂してしまうなどの結果になりました)。 この意味不明に耐えることができないという人間の性質をうまく利用し、ゴール後の意味を深く考えることによって、目的意識を高めるというのが一般的な方法です。ゴール後の利益を具体的に紙に書き出すなどが(伝統的な手法ですが)目的意識を醸成する効果的な手法です。
以下では、仕事における目的意識の重要性に限ってお話致します。 仕事は利益獲得のために行う人間の活動です。一利益獲得のため、生産性と利益率を高めることが仕事です(ただし公務などの場合は効率・公平等の公益が目的になります。ここでは公益を目的とした仕事は除外致します)。 生産性と利益を高めるためには、目的意識は欠かせません。なぜなら、生産性と利益は、具体的なコツコツとした業務の積み重ねでしか生じないからです。単純な例ですが、工場で生産性と利益をあげようと思ったら、結局は工場で働いている方の頑張りにかかるわけです。もちろん、作業計画や資金繰りなど頭脳で処理すべき部分も多数あります。しかし、最終的には実働してくれる労働者の方が効率的に動いてくれなければ生産性も利益も絵にかいた餅となってしまいます。 そして、労働者の方の作業はコツコツとした地道な作業・業務です。そのため、労働者の方が目的意識を持ってくれなければ、「何のためにこんな仕事をしているのか」「一応のノルマさえこなせばそれで良いか」などの状況になります。先に書きましたように、人間は意味のない作業はすることができないからです。そのため、仕事で目的意識を醸成することはとても重要です。その結果、目的意識がなければ生産性や利益は下がる一方となることになります。
仕事で目的意識を上げる方法としては、インセンティブがもっとも端的です。要は、給与やボーナスなど金銭的利益です。ただ、金銭的利益は継続して与えていては、結局は利益がなくなってしまうため、いつも使うわけにはいきません。 目的意識を作るためには、作業の意味を理解してもらうことと人格の価値を認めることが効果的です。先に書きましたように、人間は意味がわからないことは好んですることができません。そのため、作業の意味を理解してもらうことで目的意識を持ち、会社の利益と効率性が向上していくことにつながります。また、人間は、肯定されることで自分自身に意味を見出します。 自分に意味を見いだせば、自然に仕事における目的意識を持って業務に当たることができるようになります。
記載されている内容は2017年05月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
履歴書の「趣味特技」欄で採用担当者の心を掴めないかと考えている方もいるのではないでしょうか。ここでは履歴書の人事の...
いまいち難しくてなかなか正しい意味を調べることのない「ご健勝」「ご多幸」という言葉。使いづらそうだと思われがちです...
「ご査収ください/ご査収願いします/ご査収くださいますよう」と、ビジネスで使用される「ご査収」という言葉ですが、何...
選考で要求される履歴書。しかし、どんな風に書いたら良いのか分からない、という方も多いのではないかと思います。そんな...
通勤経路とは何でしょうか。通勤経路の届け出を提出したことがある人は多いと思います。通勤経路の書き方が良く分からない...