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転職後に出戻りする方法・期間|転職の出戻りの成功例と失敗例

更新日:2024年09月10日

就職・転職ノウハウ

元々働いていた会社を辞めて転職したにもかかわらず元の会社に出戻りしたいと考える人が多くいます。会社を辞めて転職するという事は簡単なことではないので出戻りすることは尚更難しくなります。そこで今回は転職後の出戻りを考えている人に役立つ情報をご紹介します。

転職後に出戻りは出来るのか?

最近は新卒で就職した正社員が3年未満で会社を辞めて転職してしまう傾向が多くなっています。それ自体はいいのですが問題は辞めた後の転職先で上手くやっていけるかどうかです。特に転職先で自分の納得のいく仕事に出会えなかった人は元々働いていた会社への出戻りを検討する人もいるようです。 転職に失敗した後に会社へ出戻りするのはとても難しい事です。せっかく雇ってもらった会社の辞職を決意し、場合によっては送別会までしてもったにもかかわらず出戻りするということはとても重苦しい決断になるに違いありません。 しかし最近は転職に失敗した方の出戻りを受け入れてくれる会社も多いようです。理由としては会社側は即戦力で雇うことが出来るからです。細かい事情はどうあれ一度業務を経験している方ならば一から指導したりする必要が無いですし、出戻りした側からしても勝手が分かっているのですぐに業務に就けるし当時見えなかった業務のありがたみややりがいも見出すことが出来るでしょう。その点ではたとえ出戻りだとしても新卒や中途採用するよりも十分価値のある人材だと言えます。 しかし転職後の出戻り社員が一番注意しなければならないことは2度目は無いという事です。一度会社を辞めて会社全体に迷惑をかけているのですからこれまで以上に身を粉にして会社へ貢献しなければいけません。また出戻り社員は職場でも立場の弱い存在になることが多いので以前に比べて待遇が悪くなったり風当たりが強くなることも考えられます。しかしそれは出戻り社員への反省の意味も含まれていますので全て受け入れなければなりません。出戻りするのであればそれ相応の覚悟を決めましょう。

転職後の出戻りの成功例と失敗例

これまでに転職後の出戻りを試みた方の成功例と失敗例をご紹介します。出戻りは慎重な対応をしないと失敗してしまうので、現在出戻りを検討している方は以下の例を参考にして慎重に行動して下さい。

出戻り成功例①コネを使う

転職後の出戻りを考えている方が一番多く使う方法がコネを使う方法です。これは元々働いていた会社で仲が良かった同僚、もしくはお世話になっていた上司と連絡を取ることが多いです。仲が良かった同僚ならば自分が現在置かれている状況や細かい事情まで腹を割って話すことが出来ますし自分の為に動いてくれる可能性は高いです。以前にお世話になっていた上司(特に役員)ならばその人の権限を使って出戻りを受け入れてくれることもあります。 ここで大事なのは現在の会社の状況を探ることです。どんなに仲の良い同僚や上司に相談してもその会社が人手に困っていないのであれば出戻りは受け入れてくれないでしょう。しかしその会社が人手不足だったり自分の出来る能力を求めているのであれば可能性はあります。その後に自分の意思を伝えましょう。出戻りに対する覚悟と気持ちをしっかり伝えればきっと受け入れてくれるでしょう。

出戻り成功例②前向きに理由を伝える

転職後の出戻りを試みる方はどうしてもネガティブな印象を持たれてしまいます。そのため出戻りの理由を伝える際に「転職先がダメだった」「気が変わった」などの悪い印象を与えてしまっては出戻りはまず不可能です。必ず出戻りに対して前向きな意見を主張するように心がけて下さい。 例えば「転職先で学んだ事を元の会社でも活かしたい。」や「転職してから元の会社の○○な部分のありがたみが分かった。」と言った切り口で説明すると相手にも好印象を持ってもらえるでしょう。また出戻り社員は経験者とはいえ一からスタートするわけですから新入社員のつもりで初心に帰って仕事をするという旨も忘れずに話してください。

出戻り失敗例①転職に失敗したイメージが拭えない

転職後に出戻りをするという事は転職先に不満があって元の職場と優劣を比較した結果、元の会社の方が良いと考えた結果から来る決断です。しかしそれは転職に失敗したことをはっきりと体現してしまうのでマイナスのイメージを拭いきれません。当然そんな人を会社は雇いたいと思わないので出戻りを試みたものの失敗してしまう方は後を絶ちません。 転職後の出戻りを成功させるためには、出戻りの際に抱かれている「転職先から逃げて来た」と「進路に計画性が無い」というイメージを払拭させなければいけません。根性の無さと計画性の無さをどのように挽回するかが出戻りを成功するかどうかのポイントと言えるでしょう。

出戻り失敗例②出戻りそのものを受け入れない

転職後の出戻りに成功した方も数多くいますが、それでも出戻りそのものを受け入れてくれない会社もたくさんあります。普通に考えれば一度辞職した方を雇いたくないと考えるのは当然でしょう。その様な会社の場合どんなに人手不足で、誰にどんな志望動機を説明したとしても受け入れてくれないでしょう。 出戻りという行動自体がとても危険なものなので現在元の会社に出戻りを検討している方は「出戻りは必ず失敗する可能性が伴うのでダメ元でやるもの」という認識を持つべきでしょう。そしてもし出戻りが出来なかったら諦めて他の仕事先を探すしかありません。

転職後の出戻りが許される期間

転職後に出戻りを検討している方は「どれくらい期間であれば出戻りが許されるのか?」が非常に気になるのではないでしょうか。会社を辞めて転職してから長い年月が経過した後では当然出戻りは難しくなってしまいます。 はっきり言って転職後の出戻りが許される期間というのは決まっていません。ですが一般的には辞職してから1年以内に出戻りをする方が多いようです。長い方だと2~3年後に出戻りしている方もいます。またキャリアアップするために他社で働くなどの計画性を持って出戻りする方ならばもっと長い期間が空いてしまっても出戻りすることができますがかなりレアなケースです。 あくまでも出戻り出来るかどうかを決定するのは期間ではなく会社と人なので、元の会社から離れていた期間は出戻りの条件としてはそれほど重要ではないと言えるでしょう。

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初回公開日:2017年04月26日

記載されている内容は2017年04月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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