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【ケース別】公務員の内定辞退の方法|手紙/電話/民間と併願した場合

更新日:2024年01月23日

内定後

もし、公務員の内定通知が届いても、第一希望ではなかった場合に内定辞退を考えます。公務員の内定辞退は出来るのか、どんな方法でどのタイミングで連絡すれば良いのか不安に思っている人は多いでしょう。ここでは内定辞退の方法等をご紹介していきます。

就職活動においての併願は、1つの場所だけに決めず複数の企業に願書を出すことを意味します。民間企業でも公務員でも、併願する人は多いでしょう。しかし、就職氷河期に比べれば、公務員と民間企業を併願する人は減ってきています。不景気の煽りで民間企業が稼げない時代、公務員として働く方が賢明でした。 しかし、今では景気が回復を見せている為、公務員を敢えて受けるという人は多くないようです。公務員と併願できないと思っている若者も実際にいます。そのくらい就職には困っていない人が多いということです。

2017年卒の就活日程

併願する際に気を付けたいのがスケジュールです。公務員の一次試験は5月から6月に実施されています。一方民間企業では6月に面接を開始するところが多いです。時期がかぶっているので、どちらを優先させるかで力の入れ方が変わってきます。 もちろんどちらも疎かにする訳にはいかないでしょう。基本的に民間企業でも公務員でも、面接の対応は自己分析にあります。自己分析はしっかりしておきましょう。志望動機もそこから生まれます。筆記試験に関しても、時事問題は民間企業でも公務員でも出題されます。新聞は日頃から読む癖をつけておきましょう。

公務員の内定辞退のリミット

公務員の内定辞退のリミットですが、内定が決まってから採用日の2週間前までに内定辞退を出せばOKです。基本的には民間企業でも同じリミットです。結構ギリギリまで大丈夫なのですが、第一希望の内定が決まったのであれば、早めに内定辞退を伝えましょう。それが社会人としての最低限のマナーです。 採用側は、内定を出した以上、そのつもりで予定を組んでいます。内定辞退者が出るとそれに対応しなくてはいけません。人数が足りなければ、また募集をかけなければいけなくなります。時間も費用も無駄に費やすことになります。第一希望が決まり、内定辞退が出来る状況になったら、速やかに内定辞退を伝えるように心がけましょう。

国家公務員

実は、国家公務員の内定辞退者が多いということはご存じでしょうか。地方公務員よりも国家公務員の方が内定辞退者が多いのが現状です。国家公務員は転勤が多いからだという理由が上げられます。

内定辞退と未来の自分

内定辞退を伝えることは、とても気が重いことです。少なくと内定先には良い印象は持たれないでしょう。しかも公務員を内定辞退するなんて、周りの人達からすれば勿体ないと思われることは明らかです。しかし、自分の未来を想像して、公務員ではないと判断したのなら、内定辞退はしょうがないことでしょう。言いにくいことだからと断れずにいると、自分の想像する未来が大幅に変わってきます。どうすれば良いのか慎重に判断していきましょう。

御嶽海の角界入り

話は突然変わりますが、最近では稀勢の里が横綱になったことをきっかけに、大相撲が大ブームになっています。稀勢の里も大人気の力士ですが、今とても注目されている力士の中に御嶽海という力士がいます。 御嶽海は、全日本小学生相撲優勝大会で2になり、その後中学生で全国大会ベスト8になりました。相撲部屋入りは「厳しい世界」という印象が強かった為に考えておらず、大学ではアマチュア相撲で好成績を残しながら相撲を楽しんでいました。しかし、その後相撲部屋を紹介され、角界入りを果たしました。 何故こんな話をしたかというと、御嶽海は和歌山県庁に内定が決まっていて、それを辞退して相撲部屋に入った人だからです。説明した通り、角界入りは考えておらず、公務員として働く予定だったのです。しかし、出羽海部屋を紹介され、部屋の再興に協力したもらいたいと頼まれたことから、内定を辞退して、相撲の世界へと入ったのです。

「自分」と「迷惑」の天秤

内定辞退すると、当然内定先には迷惑がかかります。しかし、その「迷惑」のことばかりを考えていると「自分」が消えてなくなる可能性があります。自分を優先させると、必ず周りに迷惑がかかります。これはしょうがないことで、そうやって世の中は成り立っているのです。自分も誰かに迷惑をかけられたことはあるあるでしょう。自分自身の迷惑を他人に受け入れてもらい、他人の迷惑を受け入れることでバランスを保っています。 迷惑をかけることは罪悪感が生じます。しかし、他人に迷惑かけることと、自分の将来とではどちらが大切でしょうか。自分の将来の目的は何なのかが分かったら、「自分」と「迷惑」を天秤にかけて前に進んで行きましょう。 自分がどんな職業に向いているのか分からないと悩んでいるのであれば、キャリアアドバイザーのプロが在籍するエージェントを活用すると解決できるでしょう。経験と知識がたくさんあるプロにアドバイスをもらいましょう。

初回公開日:2017年05月22日

記載されている内容は2017年05月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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