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契約社員の育休/産休制度の実態は?知っていれば損しないこと

更新日:2023年12月31日

コミュニケーション

以前に比べて、契約社員として働く人が増えてきました。今回は契約社員として働きながら出産をされる方向けに、産休や育休についてご説明いたします。産休や育休をとれる条件は何か、休業中の収入はどうなるのか出産を検討されている方にぜひ知って欲しい内容です。

健康保険に加入している場合には、出産手当金というものがもらえます。会社のお給料から毎月健康保険料、もしくは社会保険料というものが引かれている方は加入している方です。産休中に、だいたいお給料の3分の2程度の金額をもらうことができます。旦那さんや親の扶養に入っている方や、国民健康保険に加入している方は残念ですがもらうことができません。

育休中にもらえる手当

雇用保険に加入している場合には、育児休業給付金というものがもらえる可能性があります。会社のお給料から毎月雇用保険料が引かれている方は、加入している方です。もらえる金額は、育休取得の最初の180日はお給料の67%、それ以降は50%です。週に20時間未満しか働いていない方は雇用保険に加入していないので、残念ですがもらうことができません。

きちんと加入されていますか?

たまに契約社員だと社会保険や雇用保険に加入できないと考えている方がいます。会社側が勘違いして加入できないと言ってくることもあります。契約社員だから加入できないということはなく、契約期間や勤務時間によって加入しなければならないと法律で定められているものです。今一度、加入条件を確認しておきましょう。例えば社会保険は週30時間で2か月以上、雇用保険は週20時間で1か月以上働く場合には加入できることが多いです。細かい条件は以下の参考URLで確認してみてください。

産休・育休中の契約の更新は?

産休、育休となると、数か月から長くて数年お休みすることになります。契約社員として数か月ごとに契約の更新をしているならば、休業中に更新日が来る人も多いです。休業中だと更新されないのでは?と不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが、休業中であっても契約の更新はできます。それどころか、今まで何度も契約を更新してきたのに産休や育休を取得したから契約の更新をしないというのは、法律違反の可能性が高いです。 出典・参照:雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律|e-Gov法令検索

安心して出産・育児を

契約社員の産休や育休について解説しましたが、いかがでしょうか?契約社員であっても、たいていの場合が正社員と同じく産休や育休を取得できます。もし会社が法律違反していると感じた時には、労働基準監督署や雇用均等室に相談に行くことをします。契約社員であっても、きちんと法律で守られていますので安心して出産や育児をしてくださいね。

初回公開日:2017年04月20日

記載されている内容は2017年04月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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