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更新日:2024年08月31日
就職活動をはじめビジネスシーンでは、先方から送られてきた返信用封筒には先方自身の宛先が書かれていて、その下に「行」と書かれています。こちらから返信するときにこの「行」を「御中」に直す必要があります。返信用封筒について改めておさらいしていきまし
目次
先方が自身の宛名に付けている「行」は返信用の封筒に先方自身の宛名が個人名でない時に封筒に書かれています。 「○○会社 行」「××市役所 市民課届け出・証明グループ 行」などのように「行」は、その組織全体あてとして先方が自身をへりくだって使う表現です。言い換えると、この封筒の中身はその組織の誰が見るか分からない、その組織の誰の目にも触れてもよいというものです。たまに「行き」と表現されています。間違いではありません。「行き」も「行」も両方正しいです。違いはありません。また「行」「行き」両方とも記載されていないときもあります。
先方が自身の宛名に付けている「宛」は返信用の封筒に先方自身の宛名が個人名の時に封筒に書かれています。 「○○会社 総務課●●(人の名前)宛」「××市役所 市民課届け出・証明グループ 担当◇◇(人の名前)宛」などのように 「宛」は、その組織に所属するある特定人物が自身をへりくだって使う表現です。 「宛」「宛て」両方よいです。 言い換えると、この封筒の中身はその組織の特定された人、もしくはその周囲の人が主に見ることになります。まれに個人名の下に「行」が書かれていますが、あれは間違いです。
返信用封筒・往復はがきに、このように書かれている場合は、そのまま返信してはいけません。 「行」は「御中」 「宛」は「様」 と訂正して返信しましょう。 また、封筒に「行」も「宛」も記載されていない場合でも「御中」「様」を付けて返信しましょう。また、こちらが「お客様」の立場でも、相手に出す返信用封筒には「御中」や「様」を付けて出しましょう。こういうのはクセですので、相手を分けて態度を変えるというのはいつかどこかでぼろが出てしまいます。 いつでも「御中」「様」と訂正するクセを付けておけば、本当に訂正する必要がある相手に対して、うっかり「書き忘れた!」ということがなくなるでしょう。個人的な話で恐縮ですが、とある有名企業からの返信用封筒にこんな風に書かれていました。「株式会社●● ××課 行き」とあり、始めから「行き」の部分に二重線がひかれ「御中」と書かれていてこちらに郵送されてきました。これについては賛否両論でしょうが、私は向こう様の優しさを感じました。こちらの事務作業の手間を省いてくれたのです。ただし、これは人によっては首をかしげる方もいるかもしれないので真似はしないでください。
「行」から「御中」への訂正の仕方にもルールがあります。 ただしこのルールはあくまで一般的なものです。 必ずというものではありません。 封筒には色々なサイズがあり、文字も色々な大きさがあるので ルールを固定化してしまうと、事と次第によっては封筒に「御中」と 記しにくくなるからです。
①封筒・はがきに書かれている「行」は【二重線の斜め線】で消しましょう。 縦書きならペンで「行」の文字の上に斜め線2本を引きます。 ②封筒・はがきに書かれている「行」を【二重線の縦線】で消しましょう。 縦書きならペンで「行」の文字の上に縦線2本を引きます。 ゆっくり、もともと書かれている「行」の字が判読できる程度の線の太さで 二重線を引きます。器用な方は定規を使わなくても大丈夫ですが、心配な方は定規を使いましょう。ただ、定規を移動する際はインクが滲みやすいので、ゆっくり定規を動かすか一本一本の線が乾くまで待ちましょう。 毛の太い筆ペンを使おうものなら「行」が塗りつぶされてしまい、封筒・はがきが汚くなるのでやめましょう。 ※「宛」もこれと同じようにします。
次に「御中」への書き替え方法です。 二重線を引かれた「行」の真下か左隣に「御中」と書きます。 ※「宛」→「様」もこれと同じようにします。
①封筒・はがきに書かれている「行」は【二重線の斜め線】で消しましょう。 縦書きならペンで「行」の文字の上に斜め線2本を引きます。 ②封筒・はがきに書かれている「行」を【二重線の横線】で消しましょう。 縦書きならペンで「行」の文字の上に横線2本を引きます。 これもまた、ゆっくり、もともと書かれている「行」の字が判読できる程度の線の太さで 二重線を引きます。 器用な方は定規を使わなくても大丈夫ですが、心配な方は定規を使いましょう。 ただ、定規を移動する際はインクが滲みやすいので、ゆっくり定規を動かすか 一本一本の線が乾くまで待ちましょう。 毛の太い筆ペンを使おうものなら「行」が塗りつぶされてしまい、封筒・はがきが汚く なるのでやめましょう。 ※「宛」もこれと同じようにします。
記載されている内容は2017年04月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
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