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更新日:2024年07月27日
読みが斬新なキラキラネームに対して、古風な名前をシワシワネームと呼ぶ。シワシワネームとは具体的にどういった名前のことを指すのかカテゴリー分けして例を示す。その他にも名づけの傾向を示し、名付けで本当に大切なことは何なのか考えましょう。
目次
その家系の人はこの字を使うこと、何でもいいけど漢字一文字の名前にすることなどのルールが家によって決まっている、というもの。旧家、名家(元は武士など)の男性に多い傾向があります。もちろんルールを破ることも可能ですが親族の心証が悪くなるかもしれません。
では実際のシワシワネームというのはどんなものでしょうか?
これをみると「てい」「まつ」「しげ」「ひさ」「はつ」「いく」などの二文字が多く、三文字は「みさを」「あやの」「みどり」「かほる」など。どれもなかなか趣のあるお名前です。片仮名名も登場します。明治時代の男性名にはあまり傾向が無いのですが、止め字が「郎」や、漢数字(一、二、三など)になる名前が多いです。
大正時代にのあった名前は女の子が「千代」「千代子」「文子」。男の子は元号改正で「大正」になった影響で「正一」「正二」「正三」が。また「清」という名前もかなりでした。 昭和に入ると女の子は元号改正の影響で「和子」が。また「幸子」もとても多いです。男の子はこれまた元号改正の影響で「昭一」「昭」「昭三」がでした。戦時中は「勇」「勝」が。本当に名前って時代を表すのですね。その後は「博」「茂」「誠」「浩」「大輔」などがです。女の子は戦時中以降は「恵子」が、また「久美子」「由美子」など「美」のつく名前が流行ります。美智子様のご成婚から「美智子」もになりました。 昭和40年代を境に「子」離れが始まり、「愛」のつく名前がブームになったのを最後に女子の名前は多様化します。
昭和24年の第一次ベビーブームの名づけを見てみましょう。 第1位 男「博」 女「幸子」 第2位 男「茂」 女「和子」 第3位 男「清」 女「洋子」 第4位 男「進」 女「節子」 第5位 男「実」 女「恵子」 第6位 男「修」 女「悦子」 第7位 男「明」 女「京子」 第8位 男「隆」 女「恵美子」 第9位 男「豊」 女「啓子」 第10位 男「誠」 女「久美子」
いかがでしょうか?一応最初に挙げた「シワシワネーム」カテゴリの3.か4.に入っているということになりますが、私としてはこれこそ「普通の」名前だと思うのですけどね…
さて、そんな現状を踏まえて、現在のシワシワネームを紹介しましょう。 ~2016年(平成28年)~ 第1位 男「蓮(れん)」 女「陽葵(ひまり)」 第2位 男「大翔(ひろと)」 女「陽菜(ひな)」 第3位 男「陽翔(はると)」 女「結愛(ゆあ)」 第4位 男「湊(みなと)」 女「咲良(さくら)」 第5位 男「悠真(ゆうま)」 女「さくら」 第6位 男「樹(いつき)」 女「結菜(ゆいな)」 第7位 男「悠人(はると)」 女「凛(りん)」 第8位 男「奏太(そうた)」 女「葵(あおい)」 第9位 男「陽太(ひなた)」 女「結衣(ゆい)」 第10位 男「悠(はる)」 女「凜(りん)」 いかがでしょうか。キラキラネームもかなりあります。同じ名前の漢字違いもしていますね。この中でシワシワネームと呼べるのは漢字一文字である「樹」「湊」「蓮」「凜」「凛」「葵」となります。どれも素敵なお名前です。のあるシワシワネームと言えるでしょう。
どんな名前も最初は斬新だったわけですので、今「キラキラネーム」「シワシワネーム」と言われている名前も、しばらくしたらありきたりな名前になるのでしょう。
よくある名前に意外な漢字を当てると個性的なのに覚えてもらいやすく、しかも読み方もおかしくならないのでおススメ?なのですが、漢字の間違いが多いことが難点でしょうか。(例)上原多香子さん…「たかこ」と言えば孝子や貴子という漢字が多いですが、敢えてこの漢字です。 ひらがな、カタカナでの名前も良いかもしれません。何しろ絶対読み間違えがありません。「あや乃」のように一部だけひらがなというのも斬新です。ただし漢字のように、文字そのものの意味合いを名前にこめることはできなくなります。名前の音の響きを特に大事になさりたい場合に良いですね。
一生背負う看板の様なものですから、「自分がどうつけたいか」ではなく「この名前を人はどう思うか」も重要です。とかく名づけは親の権利とばかりに誰にも相談せずに付けることが多いのですが、ある程度候補が絞れて、どれも甲乙つけがたいと思った時は他の人に見せて正直な反応を聞くのも理にかなっているといえます。
私も二児の母でして、子供への最初の贈り物である名づけには大変悩みました。いわゆる「名づけ辞典」も買いましたし、ネットの無料画数診断なども利用しました。の名前を眺めて、あまり上位にある名前は避けたい(他と被る可能性が高いから)なあと候補から外したりもしました。そしてやはり「キラキラネームは付けない」という夫婦の共通認識がありましたので、自然と「漢字の読みが不自然でない」名前を選びました。すると候補が「シワシワネーム」ばかりになってしまったのです。 我が家の姓はいかつい感じなので、あまりに古風なシワシワネームにしてしまうと大変重々しくなってしまう気がして、結局割とありきたりな名前にしました。最初に書いたカテゴライズで言うと「4.漢字一文字の名前」になります(個人的にはこれがシワシワネームだとは思いませんが)。 おかげさまで今のところ呼び方も漢字も間違えられることはありませんし、電話での説明にも困りません。さらにすぐ覚えていただけるので、そういう面ではいい名前だったと思っております。できれば子供たちもこの名前を気に入ってくれるといいのですが。
記載されている内容は2017年04月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
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