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ビジネスにおける「以後気をつけます」の使い方と敬語表現

更新日:2024年04月07日

敬語表現

会社の上司や取引先から指摘を受けた際に使用することが多い「以後気をつけます」という言葉。何気なく使っていたけど、敬語表現になっているの?ビジネスメールで「以後気をつけます」は何て言うの?本稿では「以後気をつけます」の正しい使い方と類語をまとめてみました。

「以後気をつけます」という言葉の類語や意味を紹介してきました。主に謝罪や間違いの指摘を頂いた際に用いる言葉だということがわかりました。ここではビジネスシーンやビジネスメールでの「以後気をつけます」という言葉とその類語の使用例をいくつか紹介していきます。

このようなことを繰り返さないように、以後気をつけます

こちらは一般的な謝罪、お詫びをする際に使用した例文です。鉄板中の鉄板ともいえるでしょう。「今後はこのようなことがないように、以後気をつけます」といった言い方も○。 上記しましたが、これから努力をしていこうという姿勢や、謙虚な反省を表す綺麗な表現にもなっています。

ありがとうございました、以後気をつけます

謝罪の際の使用例なのに、ありがとうございます、が入っているのは問題解決の感謝と同時に反省を伝える際の使用例だからです。上司の方や社員さんに手伝っていただいたトラブル等が解決した際に使うことができます。悪いことをしてしまったのでとにかく謝罪と反省を述べようという気持ちも分かりますが、手伝っていただいた際にはしっかりと感謝の言葉も忘れずに伝えるようにしましょう。

ご指摘いただきありがとうございます。肝に銘じておきます

こちらは類語の「肝に銘じる」を使った例文です。以後気を付けます、と同じような意味合いで使うことができるのですが、気を付ける、よりも「肝に銘じます」のほうがしっかりと受け止めている感じがしています。ですが、どちらかといえば「覚えておきます」といった意味合いが強いので、例文のような指摘を頂いた際にこちらを使用するようにし、使い分けるのが良いでしょう。

今後は充分注意いたします、申し訳ございませんでした

こちらも類語で紹介した「注意します」を使った例文です。指摘をされた際に用いる「肝に銘じておきます」とは違い、こちらの誤りを指摘される前に謝罪する際に使用するといった感じでしょうか。ビジネスメールの中に記載した時刻が間違っていた、等の訂正メールに用いるのが正しく感じます。

「以後気をつけます」という言葉が嫌いな上司も

上記でも少し触れましたが、この「以後気をつけます」という言葉が嫌いな上司や取引先の方もいます。嫌いな理由としては、「その言葉では解決になっていない」や「反省に具体性がない」、「信用できない」、「その場しのぎで言っているのではないか」というものが挙げられます。最後の「その場しのぎで言っているのではないか」に関しては正直理不尽さを感じますし、どうしたらいいんだ、と思ってしまいますよね。ですが、たしかに謝罪でこれらを言われても「うーん?」となるのもわかります。 この言葉が嫌いかどうかを判別する方法なんてないのですが、前半の嫌いな理由として挙げられていた「反省に具体性がない」と言った部分が主な理由になりますので、謝罪文を送る際には「~でしたので、今後は~しません。」といったように具体性をもたせることで普通に「以後気をつけます」というよりも、より誠意が伝わります。 とはいえ、この言葉が必ずしも悪い言葉というわけではありませんので、「じゃあ使わないようにしよう」等と思わないようにしてくださいね。あくまでも、とりあえず言っているような文章にならないようにすることが大切です。

上手に使って謝罪しましょう

今回は「以後気をつけます」という言葉についてまとめました。主に謝罪をする際に使用する言葉だということがわかった反面、「とりあえず言っているんじゃないの?」といったように思われてしまいがちな言葉でもあることがわかりました。間違えてしまった、指摘をいただいたので、とにかく謝罪をしなければ!といった気持ちで急いで「以後気をつけます」や類語に当たる言葉を用いて「とりあえずの謝罪」に見られてしまう文章を作るのではなく、しっかりと具体的な反省点とできれば改善点を添えた文章を作るように心がけましょう。 また、自分のミスの修正を手伝っていただいた際にはしっかりと感謝の言葉も伝えることで、相手に良い印象を与えることができますし、トラブルを避ける要因の1つにもなります。こういった細やかな部分にも目を向ける事でより「できるビジネスマン」へと近づくことができます。

初回公開日:2017年03月30日

記載されている内容は2017年03月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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