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更新日:2024年06月08日
「ご子息」という言葉を使ったことがありますか。聞いたことがあっても、積極的に使う人は少ないでしょう。そこで今回は、ご子息に様をつけて良いのか、娘の場合はどうすれば良いのかなど素朴な疑問にお答えします。ご子息の使い方で迷った際には、参考にしてください。
日本で生活する上で、敬称を正しく扱うことは非常に大事なことだとされています。敬称の1つに上司や目上の方の子供に対するものがあり、その1つがご子息です。 ご子息は「お子さん」をより厳格に敬った敬称で、男の子どもに限ります。厳密に分ける必要はないという見方がある一方で「男の子どもや息子のことで、一般的に「御子息」という言葉で他家の息子を敬う語」とされています。
ご子息が男の子どもの敬称であるのに対して、ご息女(ごそくじょ)は「他家の娘のことで、多くは身分のある人の娘を敬う語」とされています。 つまり、ご息女は女の子ども、ご子息は男の子どもというように定義されています。他人の子どもを意味する敬称にはご子息やご息女以外にも多くありますが、その詳細については後述してますので、ご参照ください。
敬称を正しく使うためには、いろいろことを考慮し配慮しなければなりません。まず覚えるべきことは、「ご子息」という敬称は敬語の1つと定められていることです。 つまり、重ねて敬称を使うことは二重敬語に該当するので、「ご子息」と「様」を重複して使用することは基本的に控えるべきです。 この使用方法に関しては稀に例外もありますが、原則控えることがマナーだということをよく理解しておきましょう。
ご子息、ご息女という敬称は「他人の子ども」をに対して使用する敬語だということをきちんと覚えておきましょう。 つまり、自分自身の子どもに対して「うちのご子息が」と言うのは大きな誤りなので、常識の欠如した人だと思われてしまいます。 自分の子どもに対して使う場合には「息子、娘、せがれ、子ども」などの言葉をチョイスすることが賢明です。
「ご子息様」と「様」を付けるべきか悩む方もいらっしゃいますが、この表現は二重敬語に該当するので誤った表現です。 ただし、礼状などの手紙に関しては「ご子息様」と文面に使っても構いませんが、例外的なものとして覚えておきましょう。 「ご子息」は話言葉としての敬語で、「ご子息様」は手紙にのみ使えるのには違和感がありますが、現代の日本では日常的に使われていることから問題ないとされています。
ご子息の使用年齢に規定がないので、極端に幼い子にたいして使用しても問題ないはなく、また20歳を過ぎた成人をご子息と呼んでも正しいです。 40歳や50歳でも「ご子息」を使う対象者に該当していれば、息子という言葉の敬称なのでいつまでも使ってよい敬称ということになります。 「子どもに対して」という表現が誤解を生じやすくさせていますが、続柄としての子であれば「ご子息」はいつまでも使うことができます。
記載されている内容は2017年03月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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