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更新日:2024年10月22日
普段なにげなく使っている言葉。あまりお近づきになりたくない「仏頂面」という言葉には「仏」という感じが入っているのになんとなく仏様の穏やかなイメージとは真逆。仏頂面にはどんな意味があるのか。使い方や例文、似ている言葉、意味が似ていることわざなどを集めてみました。
研究者や職人さんなど、一人でコツコツと作業したりじっくり考えることが必要な仕事に就いていたりする場合、一般の人よりも周りの雑音を自然とシャットダウンしてしまえる「いわゆるシャッターを下ろした状態」になれる人々がいます。極めて高い集中力の持ち主ということです。そのため作業中や仕事中に話しかけられたりすると驚くほど仏頂面の対応になってしまう場合があるのです。しかし、機嫌が悪いというわけではありません。仏頂面になるくらいの人並みはずれた集中力で多くの仕事を成功させる人も多いのです。 意識が別の世界に行っているという表現がふさわしいかもしれません。この場合、まわりも認知していることも多く同じ仏頂面でも語源に近い状態と言えるかもしれません。
不機嫌になって怒りっぽくなっている状態をたとえて言う。ちょっとしたことでも気に障る状態。体の中の虫が具合の悪いところにいる。
とてもそっけない態度。冷淡な態度を取ることのたとえ。相手が話しかけて来てもめんどくさそうな冷たい態度をとること。木で鼻をこくる(気で鼻をかむ)
極めて苦々しい顔つき、ひどく不機嫌そうな表情のこと。苦虫とは想像上の虫のことで噛み潰したらさぞ苦いだろうとされている虫の事。「苦虫を食いつぶす」とも言います。とっても険しい表情であることがうかがえますね。
苦虫をかみつぶしたような苦々しい顔のたとえ。やはり地獄の閻魔様はもともとが怖い顔をしていますからそれをさらに苦々しくさせるとかなりの不機嫌度「仏頂面度」がアップするのです。
お金を借りるときはニコニコとして恵比寿様のような顔をしているのにいざ返す時になると閻魔様のような不機嫌な怖い顔になること。
『あなたがいつも悩んだり、イライラしたり不機嫌でいたりすると、その感情が家族を病気にするかもしれません。個体としては別でも、不健康は潜在意識を媒介して伝染するのです』 ジョセフ・マーフィー ジョセフ・マーフィー:教育家、牧師
これはドイツの有名な詩人ゲーテの格言の一つです。不機嫌は伝染していき、他の人にも多大な悪影響を与える大罪だと言っているのですが不機嫌に関するゲーテの言葉はこれ一つだけではなく、「不機嫌もまた人生の一部である」というものもあるようです。実はゲーテにはうつの傾向があったのではないか?とも言われていて、不機嫌は人間の最大の罪であるかもしれないけれど実際にはそうそう思うようにいつも笑顔でばかりもいられなかったのかもしれず「不機嫌もまた人生の一部である」というのが本音だったのかもしれません。とても人間的でなんだかちょっとホッとしませんか? 不機嫌になってはいけない!仏頂面になってはいけない!と自分を追い詰めてしまうのではなく「人生の一部である」ことを認めつつうまくコントロールできるようになりたいものですね。
記載されている内容は2017年03月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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