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会計報告書の書き方と例文|報告の仕方・メール文例

更新日:2024年09月17日

メール・手紙

町内会などの団体では、定期的に会計報告を行います。会計報告はやり方さえわかれば難しくありませんが、経験のない方は手間取ってしまうものでもあります。今回は、会社の飲み会でする会計報告も含めて、会計報告の書き方と例文を紹介していきます。

会計報告とは

まずは、会計報告をする目的から話していきたいと思います。 会計報告は、コミュニティ団体の収支結果をその団体の会員と共有するために行われます。 コミュニティ団体とは、町内会や自治体、学会などのことです。 また、会計報告は主に、「収支計算書」と「財産目録」によって構成されます。 「収支計算書」には、団体の会員数、会費、どの活動にいくら使ったかなどを記載し、実際につかった金額と予算との差を一覧できます。 一方で「財産目録」には、年度末時点で団体が持っている財産について記載します。 これら2つの書類によって、会員は簡単に収入と支出を把握できるのです。

会計報告と決算報告のちがい

では、よく聞く「決算報告」と「会計報告」は何がちがうのかについて見ていきます。 「会計報告」はコミュニティ団体が年度の収支について、その会員と共有するためですが、一方で「決算報告書」は、企業がその収支に関して、外部の方々に報告するためのものです。 ここで言う外部の方とは、株主や金融関係の方を指します。 また、企業が外部の方に行うため、四半期ごとなど、こまめに行い、内容も複式簿記という複雑な簿記の方法をとり、企業の財務状況について詳しく把握できるようになっています。 その点、コミュニティ団体の行う「会計報告」は、必ずしも四半期ごとに行う必要はなく、また単式簿記という簡単な記載方法で問題ありません。 そして、「会計報告」はイベントや活動をした際に、活動報告と合わせてされることが多いです。 また、企業でも忘年会や親睦会などをした際にも、幹事の方が「会計報告」をするので、今回はその方法についても見ていきたいと思います。

会計報告の書き方

次に見ていくのは、コミュニティ団体の行う「会計報告」の書き方についてです・ 基本的に「会計報告」は以下の10つの要素で構成されます。 ・一般会計 ・特別会計 ・勘定項目 ・摘要 ・比較増減 ・合計 ・前年度繰越金 ・次年度繰越金 ・予備費 ・監査報告の監事署名 では、それぞれについて詳しく見ていきましょう。

一般会計

基本となる会計のことです。 団体のお金の出入りは基本的に一般会計の部分に記載します。

特別会計

一般会計とは別に立てられる会計のことです。 例えば大きなイベントなど、扱う金額が大きくなる場合にのみ使われる会計区分です。

勘定項目

何に使ったのか、を記載する項目です。 収入では「会費」や「補助金」、支出では「消耗品費」「通信費」などと記載します。

摘要

勘定科目に記載した内容をより具体的にしたものです。 つまり、消耗品費であれば「文具」「コピー代」「写真代」、通信費であれば「電話料金」「郵送費」などと記載していきます。

比較増減

予算額と決算額の差額を記載します。

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初回公開日:2017年03月14日

記載されている内容は2017年03月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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