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精神論者と精神論が嫌いな人の特徴|精神論者な上司の対処法

更新日:2023年12月13日

コミュニケーション

精神論で対応してくる人に、あなたはどんな感情を抱きますか?ムッとくる人、納得できる人、様々だと思います。今回は、 精神論とは+精神論者と精神論が嫌いな人の特徴+上司が精神論者の場合+精神論に関する名言について解説していきます。

精神論とは

ロジカルよりもメンタルが先に来る

よく、「根性で乗り切れ!」ということや、「やれば何でもできるからとにかく努力をしろ!」という人がいます。人並み以上に努力をすることによって、人の上に立とうと思っている人こそ精神論者といってもよいでしょう。精神論とは、そういった努力などをしていれば必ず報われるという思考になります。軽度な、精神論であれば特に問題はなく、人間努力せずしてつかみ取れるものなど殆どありません。 しかし、重度な精神論であれば、何を着手するにしてもとにかく行動に移して、考えずに行動するというケースが発生してしまうのです。仕事を例として挙げるなら、何かを着手するときに論理的思考をしてから着手することが多いでしょう。どのようにして仕事を進めれば、効率よく仕事を進められるかということを考えるはずです。 しかし、精神論者の場合は、メンタルが先に来てしまうので、何も考えずに行動に移してしまうのです。当然、何事も積み重ねることによって、スキルとして蓄積されていきますが、精神論では”闇雲”に努力するため殆どためになりません。考えずに努力して行動するのが精神論者であり、精神論をよく崇拝している人ほど仕事の効率が悪いことがはっきりわかります。

根性で乗り切る体育会系にありがち

何事も根性と努力があれば、乗り切れると思っている体育会系に精神論がよく映っています。体育会系の部活に所属していた経験がある人ならわかりますが、とにかく練習三昧でしょう。とにかく練習をして強くなっていくというのが、精神論です。 もちろん、どれだけ辛かったとしても努力した時こそ自分の力を発揮できるというのは誰もが知っていることです。 ですが、精神論に関しては、どのような状況でもただ努力するだけなのです。 努力をした先には何も待っておらず、中途半端なスキルと中途半端な強さだけが手に残ります。 この精神論というのは、メンタルが弱い人にとってはかなり最適になるでしょう。 体育会系ですと、試合などで長期戦の試合になったときは、どうしてもメンタルの問題になってきます。そこで、練習した時のことを思い出せば、「これだけ頑張ってきたから相手には負けない」という考えが生まれるでしょう。とはいえ、スキルの面からすると歴然とした差が出ているので、いくらメンタルが強くても試合には勝てないのです。

精神論者と精神論が嫌いな人の特徴

論理的思考ができる人は精神論者を嫌う傾向にある

精神論者が嫌いな人の特徴として挙げられるのは、論理的思考を常にしている人です。精神論者は、努力をしていればいつか必ず報われるという考えを持っています。論理的思考ができる人は、努力をしていれば報われるが、どのような努力をすれば報われるのかを考えます。 そして、その努力を明確化したうえで行動に移すので、自分なりに効率化を図り、確実に報われる路線へ辿っていくのです。しかし、精神論者は先のことを考えずに根性と努力だけで乗り越えていこうとするので、報われることもあれば報われないことがあります。このような状況を、論理的思考ができる人が見てみると、ただ不器用で不毛な努力をしている人間とイメージしてしまうことでしょう。 論理的思考ができれば、行動が先に出ることはありませんし、感情で行動するということが殆どなくなってきます。もちろん、仕事に関しても、ある程度論理的思考をしたうえで着手したほうが、ミスもなくなります。精神論者が嫌われるのは、この行動が先に出て努力だけを崇拝しているという点がネックになってくるのです。

才能に恵まれているほど精神論者を好まない

普段生活をしている中で、才能に恵まれているという人を目の当たりにしたことがあるでしょう。要領がよく、何事もテキパキこなす人は、才能に恵まれているといえます。そういった人に限って、精神論者を嫌う傾向にあるのです。というのも、才能に恵まれている人は、天性で備わった才能というものが有るので、人並みの努力は必要としません。 努力を才能でカバーするので、多少の努力がなかったとしても、人並み以上の行動ができます。ですが、精神論者は才能そのものがないため努力でカバーしようとします。 ある程度努力をすれば、人並みには物事を進められるようになっているでしょうが、才能がある人には及びません。 才能に恵まれている人からすると、努力だけを崇拝している人はただ効率が悪い人というイメージしかないわけです。

上司が精神論者の場合

不条理なことで説教を食らうケースが多い

精神論を崇拝している人は、会社でよく目にすることが多いでしょう。特にブラック企業となってくると、常に努力をして高みを目指すということを口うるさく言われているはずです。仮にも、上司が精神論者の場合は、不条理なことで説教を食らうケースも多いでしょう。明らかに、別の方法で着手したほうが確実に仕事を進められて早く終わらせることができるのに、回りくどい方法で着手させようとする上司です。 努力をしていれば報われる、根性がないから仕事をミスする等時には支離滅裂なことで説教を食らうことも多いでしょう。そういった上司に限って、慕われませんし仕事の効率も悪いといえます。そのような環境、上司で仕事をしていけば、上司に対しての尊敬の念は徐々に薄れていくことでしょう。

ハングリー精神が生まれることも

上司が精神論者の場合は、ハングリー精神が生まれることもあります。これは、上司に説教をされてメンタルが強化されてハングリー精神が生まれるというわけではありません。精神論者の上司は、努力で乗り越えようとするので、仕事の効率が悪く部下からの信頼も薄いという話は前述しました。 そういった環境で育っていれば、”この上司をいつかは超えてやる”という感情が生まれることでしょう。反面教師に近いものがあり、社会に出ればいくらキャリアがあったとしても、仕事が出来て効率がいい人のほうが出世します。効率よく努力をして、一歩ずつ上司を抜くためのステップを踏んでいるという意味ではハングリー精神が生まれているのです。

精神論に関する名言

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初回公開日:2017年03月01日

記載されている内容は2017年03月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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