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更新日:2024年11月24日
「パソコンを使う主な仕事」を挙げてみると、「パソコンが得意な人におすすめの仕事」には程遠いものがあるので、本稿では地道に、「パソコンが得意な人」にはどんな資格があって、仕事に就く場合にどれくらい有利で、どのようにしてその仕事に就くのかを中心に述べてみます。
目次
DTP (Desktop Publishing)とは、パソコン上で印刷物のデザインを行う技術のことであり、いまやDTPデザイナーは、書籍や雑誌などをつくるためには、必要不可欠な仕事です。DTPデザイナーの仕事に就くために資格は必須ではありませんが、基本的なスキルを身につけたり、技術を証明するためには、資格の取得がおすすめではあります。 しかし、DTPでは三種の神器と呼ばれる「Photoshop」「Illustrator」とDTPソフト「QuarkExpress(Macintosh)」または「Indesign(Windows)」が必要であり、これらに対しても一応資格試験はありますが、あまり重視されていないのが現実でしょう。 DTP検定は、職種別にI種からIII種まで3コースそろっています。 しかしⅠ種はなくなる予定です。また、Ⅲ種では「QuarkExpress(Macintosh)」の試験がありますが、現在はソフトの安さのために「Indesign(Windows)」が主流です。三種の神器は入門者でも扱えますが、その奥は深く、この仕事に就くには、学生の頃からアルバイトで経験を積むのが近道でしょう。
「DTP検定」に対して「DTPエキスパート」は、従来の印刷業従事者に対するDTP教育を目指した試験であり、仕事に密着した必須知識を問う筆記試験と、課題制作から構成されています。すでに印刷・出版・デザイン業界で働いている人は、ぜひ一度受けてみてください。
CGデザイナーには、デッサン力、根気と好奇心が要求されます。ここまで来ると、「パソコンが好きだからできる仕事」からは外れていると思います。資格試験があるだけまだ救いがあります。 <デッサン力> CGデザイナーは、PCに強いからといってなれるわけではありません。デザイン職でもあるため、デザインに関する興味とセンスがあり、デッサン力やデザイン力があることも必要です。 <根気> CG作成には膨大な時間がかかります。パソコンを使いながら地道な作業が続くので、根気と体力も求めれます。 <好奇心> 次から次へと新しいことが入ってくる領域であるため、好奇心が強くて、すんなりと新しいことを取り入れられるような柔軟性が求められるでしょう。 CGデザイナーとして働くために必要な資格や学歴は、特にありません。CGを使ってデザインすることができれば、誰でもCGデザイナーになれるでしょう。しかし、芸術系の大学やCGデザインの学科がある専門学校で、ある程度の基礎は学んでおいた方が就職には有利です。特に専門学校はCGデザイナーになるための登竜門的な位置づけでもあります。
資格に関しても、就職するときに役立ちますし、フリーで働くときにもクライアントへ売り込むときにも役立つ分かりやすい基準です。CGデザイナーの資格としては、CG-ARTS協会が主催する「CGクリエイター検定」があります。これは、デザインや2次元CGの基礎、構図やカメラワークなどの映像制作の基本、モデリングやアニメーションなどの3次元CG制作の手法やワークフローといった知識を問うものです。試験はベーシックとエキスパートの2種類に分かれています。前者の合格率は約70%、後者の合格率は40%前後です。
ゲームクリエイターになるための資格もないので、「パソコンが好きだからできる仕事」とはあまりにかけ離れていますが、一応「パソコンを使う仕事」ではあるので、最後に取り上げておきます。ゲームクリエイターの多くは、ゲームメーカーもしくはゲームソフト開発会社で働いています。ゲームメーカーとは、「自社でゲームを企画・開発、販売する」会社のことをいい、ゲームソフト開発会社はゲームメーカーからの発注を受けてゲームを制作します。 したがって、ゲームメーカーは大手企業であり、ゲームソフト開発会社は比較的小規模の会社が多くなります。また、ゲーム制作の工程において「企画のみ」「グラフィックのみ」といった形の分業専門の開発会社もあります。この業界では学歴や就職する時点での専門知識よりも、センスや企画力、発想力、ニーズを捉える嗅覚、そして何よりもゲームに対する思い入れ、情熱などが重視されます。開発職志望の場合は、プログラミング経験やデッサン力などが合否を左右するようです。 学歴に関しては、会社にもよりますが「専門学校卒」の学歴が求められるでしょう。プログラマーやグラフィックデザイナーなどの「開発職」で大卒の学歴が求められるケースはあまり多くありません。ゲームクリエイターの中でも、プログラマーやサウンドクリエイターなどは専門知識を要するため、職種別採用が行われるケースが多くなっています。 ただし、ディレクターなどの「企画職」を目指す場合は、「大学卒業」の人のほうが有利になることがあります。また、大手企業の中には大卒であることを条件とするところもあります。これら企画系の仕事は、入社後にアシスタント的な業務からスタートし、適性や実力に応じて職種が決められます。ゲームクリエイターは、必ずしも専門学校や大学を出ておく必要はないため、センスや確かな実力があれば、ゲーム制作に携わっていくことは可能でしょう。 たとえば、ゲームメーカーなどが募集するコンテストに作品を応募し、受賞することでクリエイターデビューする人もいます。また、ゲームメーカーに自分の企画や作品を持ち込みをし、プロに直接見てもらうといったやり方もあります。厳しい道のりですが、何か光るものが感じられれば業界関係者から声をかけてもらうことができ、仕事につながる可能性もあります。
今の世の中では少なからずパソコンを仕事で使うでしょう。肉体労働でもIT化の波があり、パソコンで図面を見るなどの機会も以前に比べて多くなってくると思います。 これからの世の中でパソコンを使えないのはハンデになりうるので、しっかりパソコンを使いこなしましょう。
記載されている内容は2017年02月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
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