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「ご指導のほど」本来の意味と5つの正しい使い方/例文

更新日:2024年01月17日

言葉の意味・例文

敬語でよく使われる「…の程」というフレーズは、何かをお願いするときに丁寧に和らげていう婉曲表現です。「ご査収の程」「ご確認の程」「ご指導の程」といった言い方、それに類するほかの敬語文を学び、適切に使えるようにしておきましょう。

「ご指導のほど」の類似語

「ご指導のほど」には類似語があります。意味合い的には同じく、文言だけ変わるというものです。「ご鞭撻(べんたつ)のほど」がこれにあたりますが、一般的な使われ方としては「ご指導ご鞭撻のほど」が多いでしょう。 「ご指導のほど」と「ご鞭撻のほど」を組み合わせることでより丁寧な言い回しになります。他にも「ご指導のほど」の類語としては、「ご教示」「ご教導」「ご指南」「ご教授」などの言い回しがあります。

ご指導をいただきますように

これは「ご指導のほど」を長く言い表す場合に用いる表現です。意味合いとしては全く同じになりますが、メールであったり手紙、はたまた面談の内容によってはこちらの「ご指導をいただきますように」といったような言い回しを用いることでまた違った形の丁寧な表現をする事ができます。

ご指導を賜りますように

「賜る(たまわる)」は「もらう」の謙譲語です。目上の人からの厚意を受けるときに使う敬語です。「ご指導を賜りますように」も社外の人へ敬意を払う場合によく用いられます。 ・「今後とも一層のご指導を賜りますようお願い申し上げます」 ・「今後とも倍旧のご指導を賜りますようお願い申し上げます」

誤った使い方

「ご指導のほど」は同組織内で使う表現であり社外などではあまり適切ではありません。先輩社員や上司相手には適していますが、社外のお客様に指導してもらうというのは失礼にもあたります。気を付けましょう。 目上の社内の方へ使うことには適していますが、社外に向けて「ご指導のほど」と同じ意味合いの言葉を使うときは、別の言い回し「ご支援を賜りますよう〜」といったような表現もとても丁寧な言い回しになります。

心の底からお願いしたい場合に使う

この案件は是非この人に協力してもらいたい、勉強をさせてもらいたいという気持ちを込めて「ご指導のほど」を文言に組み込みます。相手に敬意を払いながら、真摯な姿勢で相手に伝えることが大事です。 仕事はけっして一人では成り立ちません。私たちは常にまわりの人々に様々な事を教えていただきながら仕事をしています。そういった思いを端的に文章や文言に表すことができるのが「ご指導のほど」などの丁寧な言い回しになります。

状況に応じた方法を用いる

社外の人へ伝える「ご指導のほど」の適切な表現として他には、 ・「ご厚誼(ごこうぎ)を賜りますよう〜」 ・「ご高配(ごこうはい)を賜りますよう〜」 ・「ご厚情(ごこうじょう)を賜りますよう〜」 ・「お引き立て(おひきたて)を賜りますよう〜」 といった様々な文言がありますので是非活用してみてください。

初回公開日:2016年11月11日

記載されている内容は2016年11月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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