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中国語検定4級の難易度/合格率/勉強方法|履歴書には書ける?

更新日:2024年01月18日

資格・検定

中国語検定4級を受験してみたいが、合格できるかどうか不安に感じることはありませんか?一見合格が難しそうに見える中国語検定4級。しかし、特別な対策は必要なく、正しい学習を続けていけば、必ず道が開けます。中国語検定4級合格に必要な要素を、ここで学んでおきましょう。

中国語検定4級の難易度やレベル感

中国語検定4級を受験してみたいが、難易度やレベル感などは、どうしても気になってしまうものです。この試験に合格するためには、必要なスキルを身に着けることが求められますが、難易度やレベル感なども予め知っておくのが理想です。 では、中国語検定4級は、一体どれぐらい難しくて、どれぐらいのレベルだと言えるでしょうか。

中国語検定4級合格点と難易度

中国語検定4級の採点は、リスニング問題と筆記問題とに分かれます。いづれのセクションも計100点満点です。各セクション100点満点中60点以上獲得すれば合格です。 ここで気をつけないといけないのは、リスニングと筆記、両セクションとも60点以上出して初めて合格になるということです。どちらか一方だけ合格点に達しても、もう片方が基準を割っている場合は、不合格となります。 では、この試験の難易度はどうでしょうか。 中国語検定は、準4級、4級、3級、2級、準1級、1級と難易度が上がっていきます。つまり、4級は準4級の次に難しいということです。6つのグレードの中では、易しいレベルに位置しています。

中国語検定4級の一般的なレベル感

中国語検定4級は、中国語の基本をマスターしたレベルであれば、合格できると言われています。これはイメージで言えば、「大学の第二外国語で中国語を履修し、大学1年で習う内容を習得しているレベル」でもあります。このことを聞くと、中国語検定4級はそんなに難解ではないとイメージするものですね。 では、実際にこの試験を受験した際のレベル感はどうでしょうか。 出題された問題の難易度については、人によって感じ方は異なります。ただ、一般的な感覚ですと、普通に解けるレベルです。基本さえ身についていれば、8割以上マークしても、決しておかしくありません。

中国語検定4級の問題例(リスニング)

中国語検定4級のリスニング問題は、会話表現問題が10問、内容把握問題が10問の計20問あります。いづれの問題も4択式で、1問正解につき5点獲得です。ということは、もし20問全問正解すればリスニングセクションで100点満点となります。同時にこのセクションで20問ちゅう12問以上正解、つまり60点以上になれば、リスニングはクリアです。 では、2種類のリスニングの問題例について、ここで見てみましょう。

会話表現問題

会話表現問題は、放送された文章に対する応答として最も適切なものを選ぶ形式です。この問題は、中国語検定4級のリスニング問題では平易な部類に入ります。そのため、この10問の問題でいかにミスをなくすかが、合格のカギを握ります。 例えばですが、「你是哪里人?」(あなたはどちらのご出身でしょうか?)と放送で流れたとします。その後に、4つの文章が流れます。 ①我在香港工作。(私は香港で働いています。) ②我是香港人。(私は香港出身です。) ③我住在香港。(私は香港に住んでいます。) ④我喜欢香港。(私は香港が好きです。) 質問文の答えとして最も自然なのは、②我是香港人。(私は香港出身です。)ですね。 これと同じ形式の問題が、10問出題されます。放送は質問文と解答文がそれぞれ2回ずつされます。なお、放送の途中にメモを取っても構いません。

内容把握問題

内容把握問題は、会話表現問題と比べると、難易度が上がります。そのため、正解率も下がってしまうのは、ある意味仕方がありません。ただし、この問題10問のうち、半分は正解しておきたいところです。もし会話表現問題で、そこそこの正解率を出していれば、内容把握問題で少しぐらいしくじっても大丈夫です。 この問題では、1つのパッセージが放送されます。内容に関しては、特別な知識が必要ということはなく、極めて平易な内容です。その後に質問文と選択肢が読まれます。放送される順番は、パッセージ→質問文→4つの選択肢→パッセージ→質問文→4つの選択肢→パッセージの順番です。 なお、内容把握問題の前半5問については、質問文も選択肢も印刷されていません。そのため、100パーセント耳で勝負することになります。(後半5問は、質問文のみ印刷されていて、選択肢は自分で聴き取ります。)

中国語検定4級問題例(声調及びピンイン)

中国語を学習していると、他の言語にはない特徴が存在することに気づきます。その特徴は、声調とピンインです。 中国語は発音が難しいと言われています。慣れれば簡単なのですが、日本語にない発音も多い分、習得するまでに時間がかかります。また、実際のコミュニケーションで相手に通じる発音をするためには、声調もピンインも正しく習得していることが必要不可欠です。もしいづれか一方の要素でも欠けていると、どんなに頑張って発音しても、相手に伝わりません。 以上の点を考慮すると、中国語検定4級で声調やピンインが正しく身についているか試されるのは、極めて当然のことです。

声調に関連する問題

声調は中国語習得の肝になります。ピンイン表記が同じでも、声調が異なれば、全く違う意味になるのが中国語の大きな特徴です。そう考えると、中国語検定4級に合格するためと言うよりは、正しい中国語の発音を身に着けるために声調を習得すると考える方が妥当です。 では、中国語検定4級の声調問題は、どのような形式で出題されるでしょうか。 一言で言えば、「声調の組み合わせが同じものを選ぶ方式」です。例えばですが、「同意」であれば「2声+4声」なので、この組み合わせと同じものを選べば良いのです。 ①世界「4声+4声」  ②啤酒「2声+3声」 ③毛巾「2声+1声」 ④习惯「2声+4声」 「同意」と同じ声調の組み合わせは、④习惯「2声+4声」となります。本番ではこの形式の問題を計5問(1問2点で計10点満点)解くことになります。この問題は、一つの単語の声調だけ分かっていても、正解を導き出すことはできません。選択肢に出てくる単語の声調も、正確に理解していないといけないのです。

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初回公開日:2017年02月16日

記載されている内容は2017年02月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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