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「気付」の意味と使い方|宛名に使うシーン・タイミングや注意点

更新日:2024年08月26日

言葉の意味・例文

「気付」の意味と使い方をご存知ですか。「気付」とは宛名書きに使用される言葉で、相手の住所ではなく立ち寄り先へ送るときに使います。本記事では「気付」の読み方と意味、使い方についてまとめました。ぜひ、本記事をチェックして「気付」の使い方をマスターしましょう。

病院に入院している人へ郵便物を送るときも、宛名に「気付」を書き加えることで確実に届けられます。 たとえば、病院に入院中の上司から「営業資料を送ってほしい」と連絡があった場合、郵便物の宛名に「気付」を書き加えて病院へ送りましょう。実際に書くときは、下記の例を参考にしてください。

書き方の例
  • 〇〇総合病院201号室気付鈴木太郎様

他の会社にいる社員に送る場合

関連企業など、他の会社にいる社員へ郵便物を送る場合、宛名をどのように書けばいいのでしょうか。 代表的な例としては「プロジェクト立ち上げのため取引先企業に長期出張中の社員」あるいは「関連企業に出向中の社員」に資料を送付するケースなどが挙げられるでしょう。 上記のような場合も、宛名に「気付」を書き加えてください。ただし、届け先企業の会社名の後に「御中」と書かないよう注意しましょう。書き方は、下記の例を参考にしてください。

書き方の例
  • 〇〇株式会社気付鈴木太郎様

祝電や弔電を式場に送る場合

弔電や祝電での「気付」は、電報を受取る人の住所ではなく、相手の立ち寄り先や関係のある場所あてに送るときに、宛先の下に書く語です。弔電や祝電でよく使われるパターンは以下の通りです。

書き方の例
  • ○○葬祭場 気付 ○○ ○○様
  • ○○ウエディング 気付 ○○ ○○様
  • 株式会社○○ 秘書室 気付 代表取締役 ○○ ○○様

「気付」を使うときの注意点

ビジネスでは「気付」という言葉を使う場面が多くあります。「気付」の書き方を正しく理解し、間違いのないよう注意してください。 本章では、「気付」を使うときの注意点を5つ取り上げました。それぞれについて解説しているので、参考にしてください。

名前などは「気付」の次に改行して書く

「〇〇株式会社気付」と書いたあとは改行し、個人名などを記載しましょう。改行することで、経由先と宛先が明確になり、郵便物を届けやすくなります。 宛先が個人の場合は「様」を付けてください。また、団体のときは「御中」と書きましょう。

「気付」は「御中」「様」などと一緒に使わない

「気付」は「御中」「様」と一緒に使えないため、注意してください。したがって、「〇〇株式会社気付 御中」という表現はNGです。「気付」の次に書く言葉は個人名になります。

個人宅あての場合は「気付」を使用しない

個人宅に同居している人に郵便物を送付する場合、「様方」という言葉を使ってください。 たとえば、鈴木様の家に下宿している田中様に郵便物を送るとき「鈴木様方 田中様」と書きましょう。

返信用封筒の「気付」は消さなくてよい

もし、返信用封筒に「〇〇事務局気付 鈴木行」と書かれていた場合、どのように対応すればいいのでしょうか。 上記のようなときは、「気付」は消さずに、「行」を「様」に書き換えて返送してください。

メールではほとんど使わない

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初回公開日:2017年01月28日

記載されている内容は2017年01月28日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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