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「ご笑納ください」の意味とは?ビジネスシーンで用いる際の例文も紹介

更新日:2024年01月14日

言葉の意味・例文

「ご笑納ください」という言葉の意味をご存じでしょうか。この記事では、「ご笑納ください」の意味や使い方、別の言い換え表現などもくわしく解説しています。「ご笑納ください」の意味を知りたい、という方はこの記事をチェックしてみてください。

「ご笑納ください」は相手に対してへりくだった言い方ですが、ある程度親しい関係の相手に使える言葉なので、場合によってはマナー違反となることもあります。 「ご笑納ください」を使う際の注意点について、くわしく見ていきましょう。

目上の人への使用は避ける

「ご笑納ください」はフランクな表現のため、目上の人に対して使うと失礼になってしまいます。取引先の人や上司などには、使わない方が無難です。 「ご笑納ください」は親しい間柄の人に贈り物をする時に使えます。このタイミングで使っていいのか悩むという時は、別の丁寧な言い方に換えた方が良いでしょう。あくまでもフランクな言い回しであることを意識して使ってください。

初対面の人に使用しない

初対面の人に品物を贈るケースもありますが、このような場合にも「ご笑納ください」というフレーズは不向きです。親しい間柄ではない人に使ってしまうと、相手に馴れ馴れしく無礼な印象を与えてしまいます。 ビジネスシーンではもちろん、それ以外でも初対面の相手には「ご笑納ください」は使わないようにしましょう。

お詫びする際の使用はしない

ミスをしてしまった時や相手に迷惑をかけた時など、謝罪やお詫びの品を渡す際に「ご笑納ください」を使うのは適切ではありません。 「申し訳ありません」という謝罪の意味を込めた場で「笑って受け取ってください」と言うと、誤解を招く可能性があります。お詫びをするタイミングでは「お受け取りください」とシンプルな表現を使うようにしましょう。

書類や資料には使用しない

ビジネスシーンでは、書類や資料を取引先の人や上司に送るケースがあります。このように、仕事に必要なものを送る時に「ご笑納ください」を使うことはマナー違反となります。 また、品物がなく手紙だけを送る時も「ご笑納ください」は使えません。手紙やカードだけを送る場合は「ご笑覧ください」という表現が使えるので、覚えておくと良いでしょう。

高価な品物を送る際は使用しない

「ご笑納ください」には「たいしたものではありませんが」という意味が含まれているので、高価な品物を贈る時に使うのは適切とは言えません。相手が気を使ってしまったり、嫌味に感じ取れたりと、不快な印象を与えてしまうでしょう。 「つまらないものである」「たいしたものではない」という言葉を使っても問題がない場合のみ、「ご笑納ください」は使えます。

相手が写った写真を贈る際に使用しない

記念写真や集合写真など、相手と一緒に写っている写真を贈る際に、「ご笑納ください」を使うのはNGです。相手に対して本人が写った写真を「つまらないものだけど笑って受け取って」と言っていることになります。 親しい相手にはつい使ってしまいがちですが、「ご笑納ください」は使う相手や状況をしっかりと見極めましょう。

「ご笑納ください」の言い換え表現

相手やシチュエーションによっては、「ご笑納ください」を使うと失礼になる場合もあるので、別の言い回しも覚えておくことをおすすめします。 ここからは、「ご笑納ください」の言い換え表現をいくつか紹介していきましょう。

お納めください

「納める」は、「お金や品物を受け取って自分のものにする」という意味の言葉です。「お納めください」は「受け取ってください」の尊敬語に当たり、目上の人や取引先の相手にも使えるフレーズです。 ビジネスシーンだけでなく、冠婚葬祭の場面でも「お納めください」は使えます。相手に対して丁寧な印象を与えられ、さまざまなシチュエーションで用いられる言葉です。

お受け取りください

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初回公開日:2017年01月27日

記載されている内容は2017年01月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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