IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

ご笑納くださいの意味と使い方と例文

初回公開日:2017年01月27日

更新日:2020年05月30日

記載されている内容は2017年01月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

言葉の意味

贈り物やお祝いの際に送るメッセージに良く使われる『ご笑納ください』。これってどういう意味があるのでしょう?目上の方や部下などどんなシーンでも『ご笑納』という言葉を使ってもいいのでしょうか?例文を交えて『ご笑納ください』という言葉についてご紹介いたします。

ご笑納くださいとは

「ご笑納(読み:しょうのう)」とは、「つまらないものですが、笑ってもらって欲しい」という意思を伝えたいときに使う言葉です。 『笑納』だけでも尊敬語に当たりますが、贈り物を繰る際に使うことから、頭に『ご』をつけて、『ご笑納』というのが一般的です。 「ご笑納ください」は、「つまらない物ですが笑ってお納めください」という意味で使われます。

「ご笑納ください」の言い換え敬語表現

今ではビジネスでも使われる「ご笑納ください」という言葉ですが、一部の目上の方にとってはビジネスで使うべきでないと考える方もいます。 そのため『ご笑納ください』ではなく『お納めください』などとすれば問題ありません。実際には次のような表現があります。 『ほんのつまらないものですが、どうぞお受け取りください』 『ささやかなものでございますが、どうかお納めください』

「ご笑納」を使った例文

『ご笑納』を使った言い方

『ご笑納ください』 『ご笑納いただければ幸いです』 『なにとぞご笑納くださいませ』

『ご笑納ください』への返し方

『笑ってお受け取りください』という意味合いがあっても、本当に笑ってしまうと、お相手に失礼に当たります。相手はへりくだって『ご笑納』という言葉を使っているので、普通に『有難うございました』と返せばよいでしょう。 『お心遣い、大変有難うございます』 このように『有難うございます』の前に、一言添えると感謝の気持ちがより一層際立ちます。ただし、大げさになりすぎないよう注意が必要です。 贈る側が『つまらないものですが…』とおっしゃられているわけですので、必要以上に丁寧に返信をする必要もありません。あまりに丁寧に返してしまうと逆に失礼にあたる可能性も出てきますので、気を付けるようにしてください。

頂いたもののその後を伝えるテクニック

食べ物を頂いた場合は 『早速皆でいただきました』 食べ物以外の物品の場合は 『早速使わせていただきます』 このように、感謝の意を伝えると同時に、受け取ったものをどうしたかも伝えることで、贈った側への心配りをすることが出来ます。

ご笑納のメッセージ例文:お歳暮やお祝い

お歳暮の添え状の例文

お歳暮やお祝いの送り状の書き方の流れは、以下の通りとなります。 1.頭語(拝啓・謹啓など) 2.時候のあいさつ(季節を表わす言葉) 3.頂いた品物についてのお礼の言葉 4.別便で、お返しを送ることを伝える 5.相手やそのご家族を労う言葉や、今後のお付き合いもお願いする言葉 6.結語(敬具・謹白など) 贈る相手が親しい間柄の場合は、『1.頭語』『6.結語』は、堅苦しいものでないほうがよいでしょう。堅苦しく考えず、気楽に今年一年の感謝の気持ちを伝えられれば十分です。 この流れに沿いながら、送る相手によって、アレンジを加えていけばよいでしょう。 贈る相手によって使い分けることが出来る、例文をいくつかご紹介いたします。

取引先相手へお歳暮を贈る際の例文

拝啓 師走の候、貴社におかれましては益々ご隆盛のこととお慶び申し上げます。 日頃は多大なるご配慮にあずかり、心より御礼申し上げます。 つきましては、日頃の感謝の気持ちを込めまして、心ばかりの品を別便にてお送りさせていただきましたので、どうぞご笑納くださいませ。 今後ともご高配を賜りますよう、せつにお願い申し上げます。 略儀ながら、書中をもちまして歳末のご挨拶申し上げます。                                                                                 敬具 平成○年○月○日

親しい間柄の友人などに贈る場合

□□様 師走を迎え、あわただしくなってきましたが、ご家族の皆様にはお変わりございませんか。 おかげ様で、こちらも皆無事に暮らしております。 □□様には今年一年、大変お世話になりました。 ささやかではございますが、日頃の御礼と歳末のご挨拶代わりに○○(品物)をお送りいたしましたので、ご笑納いただければ幸いです。 寒い日が続きますが、風邪などひかれませんようご家族の皆様、ご自愛ください。                                         ○○

上司へ贈るお歳暮の場合

拝啓 寒気きびしき折柄、あわただしい師走となり、何かとご多用のことと存じます。 今年一年、公私に亘りいつも暖かいご指導をいただき、心より御礼申し上げます。 つきましては、感謝の気持ちを込め、心ばかりの品をお送りいたしましたので、ご笑納くだされば幸いです。 来年も、お導きのほど心からよろしくお願い申し上げます。                                         敬具

ご笑納のメッセージ例文:お歳暮やお祝いのお返し

お返しを送るときも、同様に『ご笑納』の言葉を使うことが出来ます。使い方は基本的に同じですので、例文をご自身でアレンジされると良いでしょう。

内祝いを送る際の例文

先日はわたくし達の結婚に際し、素敵なお祝いを有難うございました。 ささやかではございますが、内祝いのお品をお送りさせていただきました。 ご笑納いただけましたら幸いでございます。 今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

お歳暮のお返しの例文

拝啓 本年も押し詰まってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。 この度は、思いもがけず結構なお品を頂戴いたしまして、誠に有難うございました。 主人も子ども達も大喜びで、皆で美味しくいただきました。 いつもこのような細やかなお心配りをいただき、心から感謝しております。 本日、別便にてささやかではございますが、心ばかりの品をお送りさせていただきました。 お口に合うかどうか分かりませんが、ご笑納頂ければ幸いです。 年末ご多忙の折ではございますが、お体にお気をつけて良き年をお迎えください。 略儀ながら取り急ぎ書中にてお礼申し上げます。                                      敬具

「ご笑納ください」を使わない場面

①食べ物を贈るときには「ご笑味ください」

「笑ってお納めください」という意味合いを持つ『ご笑納ください』ですが、食べ物を送る際は『ご笑味ください』としても良いでしょう。『笑味』とは『しょうみ』と読みます。『賞味』とは意味が異なりますので、注意しましょう。

笑味[しょう み] 食べ物を贈るとき、おいしくないかもしれませんが笑ってお食べくださいという意味で使用する。

食べ物を贈る場合、どちらでも対応できそうに思えますが、へりくだってお相手に「よろしければ」という気持ちを伝えるのであれば『ご笑味ください』のほうが良いでしょう。 『田舎から送られてきたサクランボです、よろしければご笑納くださいませ』 『当社の新製品の○○饅頭でございます、どうか皆さまでご笑味ください』 『つまらないものですが…』という意味合いを持つ『ご笑納』同様、『お口に合うとよいのですが…』という気持ちを込めて『ご笑味ください』と使えばベストです。

②写真を添付するときには「ご笑納ください」は使わない

取引先の方に、視察現場へ行った時の写真を送付したいときに『ご笑納』という言葉を使っても良いのでしょうか?繰り返し説明しますが『ご笑納』とは、つまらないものですが……などの意味合いが強く含まれています。 もしお送りするお写真に、取引先の方のような外部の方が写っていたら、「つまらないもの」という表現は適切ではありません。外部の方に失礼な表現となってしまいますので、必ず『お納めください』や『お受け取りください』という風に言い換えましょう。

③つまらなくないモノには「ご笑納ください」を使わない

お祝いで現金を贈る場合など、外部の方が写っている写真同様、決して『つまらないもの』ではありません。 『少しばかりですが、お役立てください』 『新しい生活で、お役立て頂ければ幸いです』 このように『ご笑納』を使わないほうが、好感度が高くなるでしょう。

ご笑納を上手に使いこなそう

『ご笑納』という言葉は、お礼だけでなく、お詫びの品を送るときにも使えるので、大変便利で使い勝手の良い言葉です。

贈る相手に合わせて臨機応変に言い方を『ご笑味ください』や『お納めください』と代えるだけで、社会人としてのマナーをきちんと心得ていると、受け取る側の方もきっと感心することでしょう。大切な贈り物であるからこそ、きちんとした文章を作成できるよう、日頃から心がけておきたいですね。

関連タグ

アクセスランキング