IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

ケース別パワハラ事例(無視・嫌味・怒鳴る)・判例をうけた事例

転職の悩み・不安

深刻な社会問題となりつつある「パワハラ」ですが、具体的にはどのような行為がパワハラに当てはまるのでしょうか?このページでは、パワハラをテーマに、定義や事例をご紹介しています。実際に判例を受けた事例などもまとめているので、ぜひ参考にどうぞ。

更新日時:

もしかしてパワハラ!?パワハラの事例や定義について

近年、「〇〇ハラ」といった略語を耳にする機会が増えたと思います。「セクハラ」などの代表的なものを始めとし、「アルハラ」「マタハラ」といった言葉があり、それぞれが社会問題となりつつあります。 「パワハラ」という問題もまた、近年は社会問題として、注目を浴びているハラスメントの1つです。 今回は、「パワハラ」をテーマにして、パワハラのパターン別に事例をご紹介していきます。

「パワハラ」とは

パワハラの事例について見ていく前に、まずはパワハラとはどのようなものなのか、言葉の意味について確認していきましょう。 「パワハラ」という言葉は、「パワーハラスメント」の略語です。 パワーハラスメントは、職場で起こる問題の1つで、主な意味としては、上司が部下や後輩を、権力を使っていじめる行為のことを指します。 しかし、上司と部下という関係で起こる問題以外にも、職場の先輩と後輩や同僚同士の問題をパワハラということもあります。 その為パワハラは、被害者と加害者の人間関係や立場だけでは、定義することは不可能です。

パワハラの定義

では、具体的にはどのような行為や言葉が、パワハラと見做されるのでしょうか? パワハラの定義についてご紹介していきます。 パワハラをされた人がどのように受け取るかによって、パワハラかどうかの定義も変わってくる為、「これをしたら必ずパワハラ」といった絶対的な定義や基準は存在しません。 しかし、パワハラに当てはまりやすい言動は大きく分けて6種類あると言われており、一般的には以下の6種類の言動を取る・取られると、パワハラと見做されることが多いようです。 ・身体的侵害 ・精神的侵害 ・人間関係からの切り離し ・過大な要求 ・過小な要求 ・個の侵害 引用元:※1

種類別に見る、パワハラの事例

一般的にパワハラと見做されることが多い、パワハラの定義について学んだら、続いては実際にどのような例があるのか、パワハラの事例について学んでいきましょう。 パワハラの事例と言っても、状況やシチュエーション、被害などはさまざまです。 そこで、今回はパワハラのパターン別に、事例を見ていきたいと思います。

パワハラの事例【1】:無視

パワハラの代表的な事例として、「無視」が挙げられます。 挨拶をしても無視をしたり、仕事について質問や相談をしても何も答えなかったりといった行為は、無視によるパワハラと見做されることがあります。 特に部下の場合は、直属の上司などに無視をされると、仕事に影響が出る可能性も。仕事について質問をしても無視をされてしまうと、仕事が進められなかったり、間違った方向性で進めてしまったりして、仕事にも支障をきたしてしまいます。 また、飲み会や社内行事について、特定の人にだけ教えなかったり、特定の人に対して存在しないかのような振る舞いをするのも、無視に当てはまります。 無視は、パワハラの定義としては、「人間関係の切り離し」などに当てはまることもあり、数ある事例の中でも、特に多いものだと考えられます。

パワハラの事例【2】:嫌味

また、嫌味や悪口も、パワハラの事例の1つです。 上司が、失敗をした部下や仕事ができない後輩に対して、多少の嫌味や文句を言うことはありますが、度を越えてしまうと、パワハラに含まれる可能性があります。 例えば、特定の人にばかり嫌味を言ったり、特定の部下のことを笑い者にしたりするのも、嫌味などによるパワハラと言えるでしょう。 度を越えた嫌味や悪口といった行為は、パワハラの定義においては、「個の侵害」や「精神的侵害」に当てはまる可能性もあり、決して許される行為ではありません。

パワハラの事例【3】:怒鳴る

仕事でミスをした部下を叱るのは、上司の役目です。 しかし、大勢の前で必要以上に激しく怒鳴ったり、特定の人のことばかりを怒ったりするのも、パワハラの事例の1つとなっています。 他の社員が見ている前で、1人の人を徹底的に叱ったり、大きな声や激しい口調、汚い言葉を使って怒鳴ったりする行為は、「精神的侵害」に当てはあるパワハラの行為とされています。 中には、部下の為を思って、厳しく接しているという上司もいらっしゃるかもしれません。 しかし、怒鳴られた人が心に深い傷を負ってしまった場合、パワハラと見做されてしまう可能性もあるので、上司の立場にいる方は、注意が必要です。

相手からパワハラだと思われてしまう可能性のある言動・事例

パワハラという問題が社会的に注目され、認知度が上がったことにより、パワハラの被害者や被害者となりやすい立場にいる方にとっては、心強い社会になりました。 しかし、上司や先輩などの、パワハラの加害者になりやすい立場の人からすると、「どんな事を言ったらパワハラと見做されてしまうのか」「どの程度からパワハラだと思われてしまうんだろうか」といった不安や疑問もあると思います。 「そんな気はなかった」はずなのに、パワハラと見做されてしまうリスクを避ける為にも、相手や周囲の人からパワハラだと思われやすい言動や事例を、知っておくことをおすすめします。

乱暴な言動、物への八つ当たり

乱暴な言動や、物に八つ当たりをすると、部下や職場の人から、パワハラだと思われてしまう可能性があります。 本人に暴力を振るっていなかったとしても、相手を然りながら机や壁を叩いたり、椅子やごみ箱を蹴ったりすると、相手は「脅されている」と感じるかもしれません。 パワハラは、具体的な法律や定義がない為、下手をすると相手がパワハラと認識した瞬間に、パワハラであると決定されてしまう可能性も。 上司も人間ですので、部下のミスなどにいつでも寛大でいられるわけではありませんよね。 しかし、物に八つ当たりをしたり、乱暴な言動を取ったりするのは、控えるようにしましょうね。

特定の仕事しか与えない

部下には得意な分野と不得意な分野があり、それは人によって異なります。 業務内容に役立つ分野が得意な部下もいれば、業務内容に関することが不得意な部下もいることでしょう。 業務であまり活躍できそうにない部下に、簡単な仕事や特定の仕事しか与えなかった場合、パワハラと見做される可能性があります。 確かに、部下の長所や短所に合わせて仕事を上手く割り振るのは、上司の重要な仕事の1つです。 しかし、簡単な仕事しか与えなかったり、来る日も来る日も同じ仕事ばかりを特定の人に任せたりしていると、その人は「もっといろいろなことをやりたい」「簡単なことしかまれず、成長できない」などと感じるかもしれません。 簡単な仕事や雑用ばかりを特定の人に与え続ける行為は、その人の会社での立場や居場所を無くす行為と見做される可能性があります。

女性がパワハラと捉える言動

パワハラは、男女問わず起こる問題ですが、特に女性の場合は、パワハラと感じる言動が多く、女性へのパワハラも問題視されています。 女性がパワハラだと感じる言動の1つとして、容姿に関する悪口が挙げられます。 「デブ」「ブス」「おばさん」といった言葉は、言った本人は冗談のつもりであっても、言われた方は深く傷付く可能性があります。 また、恋人のことをしつこく尋ねたり、家庭や家族、好みのタイプなどについて、権力を使って聞き出そうとするのも、パワハラと見做される場合があります。

実際に判例を受けたパワハラ事例集

パワハラを受けた場合、被害者は我慢するしかないのでしょうか? パワハラの大半のケースは、被害者に責任や理由がない場合がほとんど。 それなのに、泣き寝入りするしかないとしたら、あまりにも理不尽ですよね。 実は、パワハラの事例の中には、判例を受けたものもあります。 パワハラの中でも、特に被害が大きなものや、被害者の心を強く傷つけたものは、裁判の結果次第では罰することもできるのです。 過去の事例の中で、判例を受けたものをご紹介していくので、ぜひ参考にしてみて下さい。

慰謝料が支払われた事例

Aさんは、会社から退職推奨されていました。 しかし、Aさんとしては、退職の意志がなかった為、退職推奨を拒み続けていたそうです。 すると、退職推奨をされるようになってから数カ月して、突然降格させられてしまいました。簡単な業務の部署へと異動になり、給与も激減。異動前と比較して、月々の収入が半分くらいにまで落ち込んでしまったそうです。 このパワハラについて、裁判では慰謝料の支払いが命じられました。会社側の降格命令には、正当性がないと判断された為です。 会社側には、降格により給与が下がってしまった分の差額と、慰謝料の支払いが命じられました。

慰謝料が支払われなかった事例

Aさんは、上司に無理な指示を出されたり、夜遅くまでの残業を命令されたりといったパワハラを受けていました。 また、暴言や暴力を受けることもあり、そういった上司の言動には、日々頭を抱えていたそうです。 しかし、上記の事例は、裁判ではパワハラと認められませんでした。 パワハラと認められなかった大きな理由は、「証拠が足りなかった」為だと言われています。 加害者と被害者の証言や言い分が、裁判では大きく食い違い、加害者の言い分を覆す程の証拠がなかったことが、決定的な理由となったようです。

パワハラを受けていると感じたら、証拠を集めることが大切

いかがでしたでしょうか?今回は、「パワハラ」というテーマで、パワハラ定義や判例を受けた事例などをご紹介しました。 パワハラは、本来ならばあってはならない行為です。 しかし、それがさまざまな職場で起こり、深刻な社会問題となっているのも事実。 もし、パワハラを受けていると感じたら、まずは証拠を集めておきましょう。 メールやタイムカードなども、時には証拠になる場合があります。どんな些細なものでも、証拠を集めておくことで、裁判などが有利になる可能性もありますよ。

※1:身体的侵害・精神的侵害・人間関係からの切り離し・過大な要求・過小な要求・個の侵害

関連タグ

アクセスランキング