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更新日:2024年11月24日
会社宛に資料や書類などを送る場合、きちんとしたマナーがなっているだけで相手は嬉しいものです。会社同士の付き合いにおいて『様』『御中』『殿』など敬称の使い分け方を知っていますか?様、御中など敬称の正しいマナーを身につけ、相手に好かれるビジネスマンになりましょう。
目次
「○○会社 様」と書く事は間違いとは言えません ”様”は、相手に敬意を表する代表的な言葉の一つです。会社に対してもそういった気持ちを込めて「○○会社 様」と書く事は間違いとは言えませんが、あなたの書く手紙やメールは、会社の中の誰かが読むということを考えると「○○会社 御中」という書き方の方が適切ですね。部署名、課名を書く場合も同様で、「○○会社 営業部 御中」など、その中にいる誰かが読むということを前提に“御中”という敬称をつけます。
同じ会社宛てでも、誰が読むのかわかっている場合は、会社名とともに、その方の名前とその後ろに“様”という敬称を付けます。名前は苗字だけでも大丈夫ですが、フルネームの方が個人を特定しやすく、また、丁寧な印象を与えてくれます。
〇〇様くらいなら普段から使いますが、御中や殿はなかなか使いません。どのような場面でどの敬称を使えば良いのでしょうか?
”様”は、個人名の敬称として使われます。相手の性別や年齢、職業や地位などを区別せず、ビジネスシーンから親しい間柄までいろいろな場合に使うことができ、手紙やメールを送られた側も気持ちよく受け取ることができます。 友人や家族間では、親しみを込めて「さま」や「サマ」と書く時もありますが、ビジネスシーンでは、「様」と漢字で書くことがマナーであると覚えておきましょう。
”御中”は、会社などの組織や団体に使われます。御中とは、中を丁寧に表現した言葉で、組織や団体の中にいる誰か(担当者)に宛てる、という意味を含む敬称です。会社以外では、学校、病院、官庁、組合、など何らかの集合体に使用されます。 “御中”は、組織や団体の名称の最後にのみ付けます。「○○会社御中 ○○課御中」と重複させることはしません。また、“御中”を付けたあとは、個人名を続けて書く事もしません。
”殿”は、”様”と同様に、個人名の敬称として使われます。殿は、もともと貴人の邸宅のことを指し、そこに住む人への敬称として使われていましたが、近年では、目上の人が目下の人に対して使う言葉として敬意が低下しています。 現在でも、公用、商用の文書で使われることがありますが、個人名の敬称として”様”と”殿”、どちらか迷うような場合は、”様”を選択すると特に問題もなく、相手にも誤解を与えなくて済みます。
年に一度の年賀状。企業に出す年賀状の宛名には気をつけましょう。
年明けのご挨拶の年賀状でも、個人名の敬称には”様”を使います。“様”の、相手の性別や年齢、職業や地位などを区別しない、という点は変わりません。目上、目下、社内外を問わず使うことができます。
年賀状では宛名が一人ではないことがよくあり、その場合、”様”の付け方に気を付けましょう。宛名の人数が相手のご夫婦やご家族など複数にわたる時は、それぞれの名前に”様”を付けるのがマナーです。年賀状の宛名が3名の連名なら、”様”も3個必要になります。
記載されている内容は2017年01月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。
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