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返信用封筒の宛名の書き方|行・御中・宛ての正しい使い方

更新日:2024年09月11日

書類の書き方

転職活動をしていると、返信用封筒を同封して下さいという文字を見かけることがあります。返信用封筒を送った事がなければ宛名等の書き方がわからないですよね。恥ずかしい思いをしないように返信用封筒を同封する際のマナーや、正しい自分の宛名の書き方をみていきましょう。

速達や書留を希望する場合も自分でその分の切手を用意する

1日でも早く返信用封筒の返送が欲しい場面では、返信用封筒を速達仕様にする事が出来ます。その際は返信用封筒の上部に赤字で「速達」と記入をし、通常の切手に加えてさらに速達料金分の切手を貼り付けて同封をします。 返信用封筒での速達は相手に対して早く返信をするよう催促をしているものです。そのため、口頭で速達で送るように伝える事は相手にとって失礼に当たります。なので、あらかじめ投函するだけで速達になるようこちら側で事前準備を行います。さらに丁寧な添え状を添付すると、より良いです。 重要書類の発送等、返信用封筒の返送を書留や簡易書留にしたいという場面の時も同様に、封筒に赤字で「書留」、「簡易書留」の記載を行い、その分の切手料金を貼り付けます。 ただし、書留や簡易書留の場合は郵便局の窓口での受付となりますので、事前にその旨を送り先へ伝える、添え状を必ず添付する等の配慮が必要です。赤字の記載とその分の切手が貼られていても、ポスト投函してしまうと普通郵便として扱われますので、注意をして下さい。

返信用封筒の宛名の後ろには「様」「御中」と付けてはならない

返信用封筒の宛名は自分のものを記入します。そこで宛名の後ろに「様」や「御中」と付けると、自分で敬称を付けることとなります。 このような行為はとても非常識な上に、自分の方が立場が上だと言っているのと同様のため、相手先に失礼な事です。 返信用封筒の宛名の後ろには「様」「御中」は絶対に使用してはいけません。

返信用封筒に記載する宛名には「行」と記載

それでは、返信用封筒の宛名の後ろはどのように記載すればよろしいのでしょうか。答えは、自分の名前の後ろに「行」と付けます。 「行」の書き方のポイントは、氏名から少し離し、文字の大きさを少し小さめに記入する事です。そのようにする事により、相手方が宛名の書き換えが行いやすくなるためです。 「宛」という文字でもいいのではないかと思われるかもしれませんが、返信用封筒の宛名には、「宛」は一般的には使われません。返信用封筒で使ってはいけないという厳密な決まりはないのですが、通常では「行」が使われております。「宛」は文面ではなく会話の中で使われる言葉です。

返信用封筒の差出人名等の記入は不要

差出人欄に相手方の名前を書くことで相手の手間を省く配慮が出来ると思われがちですが、差出人住所や名前の記入は逆に差し出がましい行為となってしまいます。 また、特に企業や団体ではどの部署のどの人間が返信用封筒を送るのかがわかりません。相手先側でゴム印を押す可能性もあります。そのような事を考慮すると、差出人欄は未記入で問題はありません。

返信用封筒の同封の仕方

返信用封筒の同封に関しては、特に決まりというものはございません。しかし、一般的なマナーとしては「三つ折り」にするもしくは「上・左端を少し折る」という方法が用いられます。 現状、上・左端を少し折って同封されるよりも三つ折りの方が多く見かけますので、三つ折りでの同封を行えば間違いはありません。

自分が返信用封筒の差出人側になった場合の対処法

返信用封筒の宛名を書き直す

反対に自分が返信用封筒を受け取った場合、それを返送する時には宛名を変更する必要があります。宛名の後ろに「行」や「宛」が書かれているかと思われますが、その部分を二重線で消し、相手が個人の場合は「様」、企業名や事業部名、団体名であれば「御中」と記載をします。 「行」「宛」を二重線で消す場合は、二重線を平行線ではなく斜線を用いるのが一般的なマナーです。 「様」や「御中」の書き換え場所については、横書きの場合は「行」や「宛」の右か下、縦書きの場合は「行」「宛」の下か左に記載するのが一般的です。しかし、特に決まりはないので、横書きは右側、縦書きは下側に記載するのが無難です。

裏面の差出人欄に住所・氏名を記載する

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初回公開日:2017年01月11日

記載されている内容は2017年01月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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