IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

「ご参集ください」の使い方と例文!例文や言い換え表現も紹介

更新日:2024年09月06日

敬語表現

ビジネスシーンで、よく目にする「ご参集ください」という言葉のご存知でしょうか?本記事ではこの言葉の成り立ちから意味、正しい使い方まで、丁寧に説明します。またこの表現が使えない場面についても解説しています。「ご参集ください」という言葉が知りたい方はご覧ください。

メールでの使い方

たとえば、取引先など社外の相手にメール文の中で使用する場合は、メールのタイトルに使うというよりも、本文の冒頭や締め部分に、効果的に使用しましょう。 【詳細の前に、「ご参集ください」を使用する場合】 以下の通り、〇〇を開催いたしますので、ご参集ください ・会合やイベントの趣旨 ・会合やイベントの日時、場所など ・議題、イベントメニューなど 【詳細の後に「ご参集ください」を使用する場合】 ・会合やイベントの趣旨 ・会合やイベントの日時、場所など ・議題、イベントメニューなど 以上の通り、〇〇を開催いたしますので、奮ってご参集くださいますよう、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

ビジネス文書での使い方

一方、社内の相手に、会議や研修会の案内文などを出すときにも、この表現は、使用できます。 社外であろうと社内であろうと、こちらの目的のために、多数の人々に「足を運んでいただく」ための、お願いの呼びかけですから、まずは、先方の状況を慮る一言を付け加えるようにしたいものです。 「ご多用の折、まことに恐れ入りますが」や、「お忙しいこととは存じますが」などの、相手を気遣う言葉をはさんでから、「ご参集のほど、よろしくお願いいたします」と結ぶと、読み手の受ける印象が違ってきます。

目上の人や上司にも使える

「ご参集ください」は敬語表現であることから、目上の人や上司に対して使うこともできます。また後輩に対しても使用できます。 ただし、目上の人に使う場合には、「ご参集ください」とだけ書くことは、おすすめできません。 「ご参集ください」は、たしかに敬語表現なのですが、丁寧さのなかにも、そこにはわずかに、「命令」のニュアンスが含まれているからです。 目上の人に使う場合には、より敬意を増すかたちで、「ご参集くださいますよう、お願い申し上げます」、または、「ご多用のところ恐縮ですが、ご参集を賜りますよう、お願いいたします」などの表現のほうが、ふさわしいでしょう。

オンライン会議には使わない

いろいろな場面で使える「ご参集ください」ですが、オンライン会議への、参加の呼びかけなどには、使うことができません。 「ご参集」には、集うという意味が含まれますが、会議といっても、オンライン上の集まりの場合、参加者間には物理的な距離があり、「集まる」という状態にはならないからです。

カジュアルなシーンには不向き

間違いというわけではありませんが、「ご参集ください」は、友人や家族など、親しい人同士の集まりに使われることは、通常ありません。 親しみを欠き、「堅苦しすぎる」との悪印象を持たれてしまう恐れがあります。 カジュアルな場面には向かない表現だと覚えておきましょう。

「ご参集ください」の例文

では、この「ご参集ください」を、具体的に、どんなふうに使えばよいのでしょうか。いくつか、例文をみていきましょう。

ぜひご参集ください

上下関係をあまり意識しないような間柄の方々に対して、使うことが多いでしょう。 目上の人を想定して、その方々に呼び掛ける、というよりは、できるだけ多くの人に集まってほしい、という場合に使いやすい表現です。

ご参集くださいますようお願いいたします

「ご参集くださいますようお願いいたします」の「ますよう」は、 “丁寧語「ます」に希望・願望の意味の「よう」がついた連語” であり、この「よう」があることで、より丁寧な印象を与える表現だといえます。 また、「お願いします」が入っていることから、目上の人を想定している場合でも、違和感なく使うことができます。 シンプルなかたちなので、相手を問わず、いろいろな場面で活用できるでしょう。

次のページ:参集された方へのお礼の言い方の例文
初回公開日:2022年10月03日

記載されている内容は2022年10月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

アクセスランキング