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「人格者」の意味とは?言葉の使い方や例文・特徴なども解説

更新日:2024年11月08日

言葉の意味・例文

「人格者」という言葉の意味をご存知でしょうか。本記事では、「人格者」とはどんな意味なのか、どんな人のことを言うのか、その特徴について解説しています。また類義語や例文を挙げ、使い方の説明もしています。興味のある方はぜひ参考にしてください。

「人格者」という言葉の意味は前項で触れましたが、ここでは「人格者」といわれる人はどのような特徴があるのかを挙げていきます。「人格者」でイメージされる人物像は人それぞれ違いますが、共通している部分があります。 自分がイメージした「人格者」のイメージと共通するものがあるか確認してみましょう。

正義感・責任感が強い

「正義感」とは、決められたことに反することは許さず、自分が思う正しさに基づいてそれを通す気持ちのこと、「責任感」は自分がすることに責任を負うこと、それを全うしようとすることという意味があります。 こういった気持ちが強く、ルールは守る、約束は破らないなど、その気持ちを行動で表せる人は「人格者」であるとされるでしょう。ただし、あまりにも度が過ぎると煙たがれる存在になってしまうこともあり、そのさじ加減が難しいところでもあります。

物事を損得勘定で判断しない

「損得勘定」とは、「ある出来事を自分にとって損か得かで考え天秤にかける」ことです。 つまり自分に損になる(面倒くさい、時間を取られるなど)、または見返り、メリットがないと思ったらそれは選ばない、やらないということです。 逆に、損得勘定で動く人は、自分にメリットがあると思えば目上の人の前にいる時だけ張り切って仕事をするといった行動に出たりします。 「人格者」と呼ばれる人たちは損得勘定では動かないので、目上の人の前でも後輩の前でも態度は変わりません。そして見返りを求めるようなことは基本的にはしないでしょう。困っている人がいたら、相手が誰でも救いの手を差し伸べて助ける事を自然にできる人が「人格者」なのです。

いつもポジティブである

ポジティブである、というのは言い換えれば「どんな時もプラス思考である」ということになります。たとえ何か失敗したとしても、それをいつまでも引きずって落ち込むのではなく、そこから何が学べるのか、と切り替えが早くできる人はそれにあたります。 そのためには、常にポジティブでありかつ冷静であり続けていることが必要です。 そして、そんな人が発する言葉もまたポジティブであるため、その本人だけでなく周囲にも良い影響があり、慕われ尊敬されるという好循環を生み出すのです。

博識で頼りになる

「博識」とは、「幅広い知識を持っていること」です。「人格者」と呼ばれる人たちは、知的好奇心や探求心が強い人が多く、知りたいと思うことを貪欲に吸収しています。 そして本などで得た知識だけではなく、経験から得た知識も持っていることが多いでしょう。 「人格者」はただ知識があるだけではなく、聞きやすい雰囲気もあり、「あの人に聞いたら教えてくれる」という信頼感も持ち合わせています。知識を出し惜しみするようなことはしません。かといって、ひけらかすような真似もすることはないのです。

誰にでも平等・謙虚に接する

「損得勘定」の項でも触れたように、「人格者」と呼ばれる人たちは相手によって接する態度を変えたりすることはありません。どんな立場の人に対しても、平等な姿勢で向き合います。 そして、たとえ自分のほうが立場が上であるような場合でも、偉そうにしたりすることはなく、常に謙虚です。 それは、いつでも心が穏やかで、感情的にならず精神的に余裕があるからです。 「人格者」と呼ばれる人たちはなぜそのような心の状態を保つことができるのかといえば、自分を大切にし、本当の意味での自尊心を持っているからです。自分は自分、他人は他人という考え方を自然に実践していると言えます。

礼儀正しい

「礼儀」とは、社会的な関係を維持するために習慣として決まっているしきたりやルールのことです。つまり「礼儀正しい」とは、礼儀をきちんと守り行動するさまのことで、基本は人を不快にさせない、気持ち良い態度で接するということになります。 「人格者」と呼ばれる人たちは、他人を尊重することを大事にしているので、自然に礼儀正しくできるのです。

「人格者」になるために必要なこと

ここまで「人格者」とされる人たちの特徴を見てきました。では「人格者」になるにはどうしたらよいのでしょうか。すぐになれるほど簡単なものではありませんが、「人格者」を目指すことは可能です。誰でも人に嫌われて孤立するよりは、人に慕われ、信頼される人物になる方が良いでしょう。 ここでは、「人格者」になるために具体的にどうすればよいのか、必要なことを挙げて解説します。

謙虚でいることを忘れない

「人格者」と言われる人は、人に好かれ、人に頼りにされているのが大前提としてあります。横柄だったり、高圧的な態度をとる人が人に好かれるでしょうか。 人に好かれる人は、自分がどんなに優秀であったとしてもそれを自慢したりすることは決してなく、常に謙虚で周囲に気を遣うことを忘れません。 そうしたことの積み重ねが信頼につながり、「人格者」と認められるようになるのです。

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初回公開日:2022年09月08日

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