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かっこいい日本語一覧|文字数別に漢字や四字熟語・ことわざを紹介

更新日:2024年09月07日

四字熟語

皆さんはかっこいい日本語を使いこなしている人を見て、憧れた経験はありませんか?この記事では、聞いたことはあるけれど、詳しい意味や使い方はあまり知られていない言葉を紹介していきます。ぜひ習得して、日常の中で使ってみましょう!

1:十六夜(いざよい)

漢字三字のかっこいい日本語、1つめは十六夜です。進もうとしているのに進まない、躊躇やためらいという意味があります。 また、十六夜の月のことを表すこともあります。ためらいがちに現れる十六夜の月を、秋の季語として昔から和歌などにも使われてきました。 「今日は十六夜だから月が美しい。」というように使われます。 動詞の「猶予う(いざよう)」の連用形から生まれた言葉です。

2:韋駄天(いだてん)

駄天は足の速い人の例えにされる言葉です。 仏教の守護神の一つが由来とされる仏語です。 釈迦が涅槃の際に、足が速い鬼が素早く仏舎利から歯を盗み去ったとき、この神が追いかけて取り戻したと言われています。仏舎利とは、釈迦の遺体、遺骨のことです。 「彼は韋駄天のように駆け抜けていった。」というように使われます。 また、この韋駄天のように非常に速く走ることを韋駄天走りと表現します。「韋駄天走りに駆け出す。」というように使います。

3:不知火(しらぬい)

不知火は夜間に無数の光が明滅する現象のことを言います。 九州の有明海や八代海で有名な現象です。魚を誘うために夜間、漁船で焚き火をしたときの光の異常屈折により起こります。この異常屈折は、冷えた水面と大気の間に温度差が生じて起こると言われており、月のない夜に多く見られます。 最近は、某アニメの技の名前としても知られるようになった言葉です。

4:阿修羅(あしゅら)

阿修羅はインド神話で戦闘を好む悪魔・鬼神のことです。 仏教では、仏法の守護神の一つで、六道の一つとも言われます。六道とは仏教において輪廻転生する6つの世界のことで、天道・人間道・修羅道・畜生道・餓鬼道・地獄道からなります。この修羅道に阿修羅が住んでいるとされ、そこは争いや怒りの絶えない世界と言われています。 阿修羅像には様々なものがありますが、日本の国宝である阿修羅像を目にしたことのある方が多いと思います。代表的な阿修羅像は三面六臂(顔が3つ、腕が6本)の像です。

5:摩天楼(まてんろう)

摩天楼は天に達するほどの高い建物のことを言います。 天に接するほど高い(天に摩するほど高い)建築物であることから、生まれた言葉です。 「ニューヨークの摩天楼に圧倒された。」のように使います。

6:独眼竜(どくがんりゅう)

独眼竜は片目しか見えない英雄のことを言います。 また、伊達政宗の通称としても使われます。 伊達政宗は幼少期に天然痘を患い、右目を失明してしまいました。これが、後に独眼竜と呼ばれるようになった由来です。 中国の唐で書かれた歴史書『唐書』に登場する李克用という人物が由来とされています。優れた軍略家であった李克用は、生まれつき片目が非常に小さかったため、片目しかないように見えたそうです。 李克用は人々から「独眼竜」と呼ばれ、これが後に日本では伊達政宗の通称となります。

7:片時雨(かたしぐれ)

片時雨は一方では時雨が降っていて、一方では晴れていることを表す言葉です。 時雨とは、降ったりやんだりするにわか雨のことです。

8:四方山(よもやま)

最後に紹介するのは、四方山です。世間のことや、世間のさまざまなことを言います。 四方山の由来は「四方八方、四面八面」とされ、「よもやも」の音が変化していったとされています。 世間話をすることを「四方山話をする。」というように使われます。また、四方にある山や周囲の山々のことを表すときにも使う表現です。

かっこいい日本語一覧【四字熟語】

続いては、四字熟語のかっこいい日本語です。 今回は、4つの言葉を紹介しています。 読み方や意味を覚えて、普段の会話に四字熟語を取り入れてみてください。

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初回公開日:2022年09月07日

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