「こしょばい」の意味・語源と使い方｜使われている地域や他の方言

持ち上げられた時や人前で褒められた時など、心理的にむず痒い気持ちになったことはありませんか。このように、実際に身体を触られたわけではなくても、照れくさくなって心がむずむずした場合にも「こしょばい」を使えます。 「こしょばい」は、身体がむずむずした時と、心がむずむずした時の2通りで使うことができる便利な言葉です。もちろん、「くすぐったい」や「こそばゆい」についても同じ使い方ができます。

「こしょばい」は身体をくすぐられた時や物が当たった時のように身体に関する場合と、過大評価された時など心に関する場合とで異なる使い方ができます。 ここでは「こしょばい」を使った例文を紹介します。使い方に加えて使用例も知っておくと、実際に使う場面をイメージできます。「こしょばい」を自分のものにして使いこなしましょう。

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物理的にむずむずした場合の例文です。 その他には、「授業中、後ろの友だちが何度も背中をつついてくるので、こしょばい思いをして大変だった」や「背中がこしょばいと思ったら、服の中に小さな虫が入っていた」という例文が挙げられます。

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心理的なむず痒さを表した例文です。 その他には、「コンクールでの入賞が決まった日、周りの人がずっと褒めてくれるので、この日は一日中こしょばい思いをしていた」といった使い方ができます。

ここからは、「むずむずする」という意味をもつ方言の分布について紹介します。どこでどのような言葉が使われているかを知っておくことで、旅行先でのコミュニケーションがスムーズにできるでしょう。 標準語である「くすぐったい」については、東京や神奈川、茨城などの関東圏でよく使われています。

「こしょばい」については、大阪や兵庫を始めとした関西圏や、岡山県などの西日本地域でよく使われています。 関西圏に旅行へ行った際には、「こしょばい」を使ってみるのも良いでしょう。

「こしょばい」以外にも「むずむずする」という意味の方言があります。例えば「むぐったい」という方言はどこで使われているかご存じでしょうか。 地域ごとの方言を知っていることで、その地域へ旅行した際に楽しめますし、出身の方とも話が弾むでしょう。方言をもっと知りたいという方はチェックしてみてください。

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「こそばい」は兵庫県や京都府などの近畿地方や、愛知県や三重県などの中部地方で使われている方言です。また、兵庫県の但馬では「こそばいい」という方言も使われています。