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「はたまた」の意味は?正しい使い方や言い換え表現も詳しく紹介

更新日:2024年02月10日

言葉の意味・例文

「はたまた」という言葉の意味をご存じでしょうか。この記事では、「はたまた」の意味や具体的な使い方を解説しています。「はたまた」の正しい意味を把握したい、別の言い換え表現を知りたい、という人はこの記事を読んでみてください。

もしくは

「もしくは」は、複数の選択肢を提示して1つを選ぶときに使われる接続詞です。「はたまた」とニュアンスや使い方も似ている類義語になります。 「はたまた」は物語において展開を盛り上げるような調子の表現なので、ビジネスシーンで文書を作成するときなどは、この「もしくは」を用いるとわかりやすい文章になるでしょう。

あるいは

「はたまた」は「AかBのどちらであるか」を強調する表現ですが、「あるいは」も2つの事柄の間に置いて、どちらか一方である可能性を示すための言葉です。 「あるいは」は「A、あるいはB」という風に用いられ、場合によっては「AあるいはB、あるいはC」と3つ以上の選択肢を列挙することもできます。「はたまた」より一般的な言葉なので、日常生活の中でも使いやすい表現です。

その一方で

ある話題において並行して進んでいるもう片方の事柄や動きについて話すときに、「その一方で」という言葉を用います。「Aであるが、その一方でB」といった風に使うことができます。 「その一方で」は、文章と文章の間に置くことで、「はたまた」と同じように複数の状況や選択肢が存在することを強調して示せる言い回しです。「他方」という言葉も「その一方で」と同じ意味を持つ表現になります。

翻って

「翻って(ひるがえって)」とは、「反対に見れば、別の立場で見れば」という意味を表す言葉で、はたまたと同じように複数の選択肢が存在するときに使われます。 「はたまた」はそれぞれの選択肢を平等な視点から見ていますが、「翻って」は、片方の視点から並行して別の選択肢について言及するときに使われます。どの視点から語っているかによって使い分けるようにしましょう。

これとは反対に

2つの選択肢を並べるとき、その両者が相反している関係にある場合は「これとは反対に」という表現を使います。「A、これとは反対にB」と言うとき、AとBはまったく異なるものである必要があります。 「はたまた」と比べるとフランクな表現なので、普段の会話のなかで「これとは反対に」を使っても違和感はありません。

その上さらに

前述の内容に、似たような事象で特別なことを付け加えたいときには、「その上さらに」と表現します。「A、その上さらにB」という風に使うと、「はたまた」と同じように複数の選択肢があることを強調できます。 「その上さらに」は友達との会話などカジュアルな場面で使う言葉なので、ビジネス文書などのフォーマルなシーンで使うのは控えたほうが無難です。

「はたまた」の対義語

「はたまた」には似たような意味を持つ類義語が多くあり、シチュエーションによって言い換えられます。では、「はたまた」と反対の意味を持つ表現はあるのでしょうか。 続いては、「はたまた」と対照的な意味を持つ対義語を見ていきましょう。対義語も把握することで、「はたまた」という言葉の本質的な意味への理解も深まるでしょう。

どちらにしても

「どちらにしても」は、2つの選択肢がある状態で「どちらを選んでも構わない、どちらを選んでも同じ」という意味を表す言葉です。 「はたまた」は複数の選択肢がある状況を強調する言葉であるのに対して、「どちらにしても」は、選択肢はあるがどちらを選んでも大差はないという状況を示しています。

いずれにせよ

「いずれにせよ」も「はたまた」の対義語の1つです。「いずれにせよ」は、「どちらにしても」と同じように、「どちらを選んでも結果は同じ」という意味の言葉です。 「はたまた」は選択肢のどちらか一方を選んだら他方は選ばれないというニュアンスですが、「いずれにせよ」はどちらを選んでも一緒という意味なので、2つの言葉は対照的な意味を持っています。

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初回公開日:2022年03月25日

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