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タイの年収はどのくらい?地域・職業別の平均値に働き方の特徴も紹介

更新日:2024年06月15日

年収・給与

タイの平均年収や中央値はどれくらいなのかを職業別、地域別で紹介します。また、日本人がタイのバンコクで働く場合の年収や、住んだ場合の物価の目安なども説明!タイでは日本食が食べられるのか、タイ人の働き方の特徴などについても解説しているので、参考にしてみてください。

ワールドサラリーズのデータによると、平均月収に開きがあります。それぞれの職業別に年収金額を出すと、航空会社のパイロットは201万、医師が173万円、エンジニアが137万円、歯科医師が131万円と、上位の職業で年収は130万円以上となってます。 一方、年収が低い職業は、バス運転手、理学療法士、大工などの一般的な職業で、30万円以下が多い結果になっています。バンコク以外では農業、林業、飲食店などの就労人数が多く、こちらの年収も高くありません。 タイで高収入の職業に就く人は、低所得者の10倍以上の平均年収を得ており、所得格差が非常に大きいのが特徴です。平均年収の中央値は、約30万~40万円ですが、その実情は大きな所得格差があります。 出典:Thailand Average Salaries Expenditures(2001)/World Salaries URL:http://www.worldsalaries.org/thailand.shtml

日本人がタイで働く場合の最低賃金は?

もし、日本人がタイで働くことになった場合の年収はどうなるのでしょうか。日本人がタイで働く場合は、労働許可書(ワークパーミット)を取得します。 日本人労働者の場合は、最低給料が5万バーツ(約17万円)と定められているため、最低でも年収200万円は確保されます。つまり、日本人はタイ全体の平均年収よりも高い収入を得ることができます。 タイで働く日本人の年収は日本円で約276万円と、タイ人の平均年収の相場の約2倍に当たります。さらに、経験や能力、勤続年数などによって、最低給料よりも高い給料をもらっている日本人も多いです。 出典:タイ国家統計局HP URL:http://www.nso.go.th/sites/2014en/Survey/social/household/household/2017/whole%20kingdom/Full%20Report.pdf

タイの働き方の特徴

始業が早く残業は少ない

タイの始業時間は日本に比べて早いのが特徴です。そのため、朝早くから屋台が開いていて、出勤前や通学前に朝ごはんを屋台で食べてから出勤します。 職業に限らず、学校などでも朝早く出掛け、定時で帰るという考えが定着しています。そのため、残業はほとんどなく、就業後には副業をしたり、自分のスキルアップのために学校へ通ったりする人もいます。

女性の就業率が高い

タイの女性は、結婚後や出産前後でも働くことが当然と考えられています。タイでは日本とは異なり、一部の男性は、僧侶や兵士になるなど会社勤めをしていないケースもあります。 そして、いまや高い水準の教育を受けている女性は、男性に匹敵する存在まで進化しました。実際に、大学・高専以上の在学率は女性が7割程度と圧倒しています。

副業や転職をする人が多い

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初回公開日:2021年12月20日

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