IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

タイの年収はどのくらい?地域・職業別の平均値に働き方の特徴も紹介

更新日:2026年08月19日

年収・給与

タイの平均年収や中央値はどれくらいなのかを職業別、地域別で紹介します。また、日本人がタイのバンコクで働く場合の年収や、住んだ場合の物価の目安なども説明!タイでは日本食が食べられるのか、タイ人の働き方の特徴などについても解説しているので、参考にしてみてください。

タイの年収を詳しく解説

タイの年収はどのくらい?地域・職業別の平均値に働き方の特徴も紹介

タイは、日本では身近な存在の国として知られています。タイ料理をはじめ、タイの文化も日本人の間で浸透しつつあります。

タイの俳優や芸能人、富裕層なども、よく日本に観光に訪れています。ビジネスにおいても、日本人が駐在員としてタイで暮らすことや、現地採用されることも日常的です。 ここでは、タイ人の年収はいくらぐらいなのかを地域別、職業別でみていきます。さらに、日本人がタイで暮らしたら、年収はいくらぐらいなのかなど、詳しく解説するため、参考にしてください。

タイで働いた場合の平均年収

タイは所得格差が大きい

タイの平均年収は、日本円で約140万、平均月収は約11万です。しかし、タイは地域や職業による所得格差が大きく、バンコクの富裕層(上位20%)のみが平均年収に達しています。さらに富裕層の年収は、全体の約40%を占めています。

バンコク以外では農業、林業、飲食店などでの就労人数が多く、所得も多い訳ではありません。そのため、低所得者世帯の平均年収は、1人約10万~11万円と高所得者の1/10程度といわれています。 タイの実際の平均年収は約30万~40万円で、これが中流階級の指標となります。

タイの平均年収【地域別】

地域 平均年収
タイ全土 323,352バーツ(1,131,732円)
バンコク首都圏 502,764バーツ(1,759,674円)
タイ中部 324,504バーツ(1,135,764円)
タイ北部 228,552バーツ(799,932円)
タイ北東部 243,252バーツ(851,382円)
タイ南部 322,956バーツ(1,130,346円)

タイ国家統計局のデータの分布を見ると、平均年収に達しているのはバンコク首都圏のみで約176万円になります。一方、タイ北部と北東部の年収は、年100万円にも達していません。首都であるバンコクと、タイ北部の平均年収を比較すると年間で約100万円もの差がでています。

ちなみにタイの法定最低賃金(時給)は、バンコクで206バーツ(515円)です。一方、タイで一番安い地域では156バーツ(390円)と、地域格差が大きいことがわかります。 出典:The 2021 Household Socio-Economic Survey(タイ国家統計局HP) URL:http://www.nso.go.th/sites/2014en/Survey/social/household/household/2021/executive64-1.pdf

タイの平均年収【職業別】

職種 平均月収
パイロット 48,036バーツ(168,126円)
医師 41,358バーツ(144,753円)
エンジニア 32,655バーツ(114,292円)
歯科医師 31,325バーツ(109,637円)
教授 21,067バーツ(73,734円)
薬剤師 17,500バーツ(61,250円)
コンピュータープログラマー 16,336バーツ(57,176円)
看護師 15,295バーツ(53,532円)
バス運転手 7,654バーツ(26,789円)
大工 4,663バーツ(16,320円)

ワールドサラリーズのデータによると、平均月収に開きがあります。それぞれの職業別に年収金額を出すと、航空会社のパイロットは201万、医師が173万円、エンジニアが137万円、歯科医師が131万円と、上位の職業で年収は130万円以上となってます。

一方、年収が低い職業は、バス運転手、理学療法士、大工などの一般的な職業で、30万円以下が多い結果になっています。バンコク以外では農業、林業、飲食店などの就労人数が多く、こちらの年収も高くありません。 タイで高収入の職業に就く人は、低所得者の10倍以上の平均年収を得ており、所得格差が非常に大きいのが特徴です。平均年収の中央値は、約30万~40万円ですが、その実情は大きな所得格差があります。 出典:Thailand Average Salaries Expenditures(2001)/World Salaries URL:http://www.worldsalaries.org/thailand.shtml

日本人がタイで働く場合の最低賃金は?

もし、日本人がタイで働くことになった場合の年収はどうなるのでしょうか。日本人がタイで働く場合は、労働許可書(ワークパーミット)を取得します。

日本人労働者の場合は、最低給料が5万バーツ(約17万円)と定められているため、最低でも年収200万円は確保されます。つまり、日本人はタイ全体の平均年収よりも高い収入を得ることができます。 タイで働く日本人の年収は日本円で約276万円と、タイ人の平均年収の相場の約2倍に当たります。さらに、経験や能力、勤続年数などによって、最低給料よりも高い給料をもらっている日本人も多いです。 出典:タイ国家統計局HP URL:http://www.nso.go.th/sites/2014en/Survey/social/household/household/2017/whole%20kingdom/Full%20Report.pdf

タイの働き方の特徴

始業が早く残業は少ない

タイの始業時間は日本に比べて早いのが特徴です。そのため、朝早くから屋台が開いていて、出勤前や通学前に朝ごはんを屋台で食べてから出勤します。

職業に限らず、学校などでも朝早く出掛け、定時で帰るという考えが定着しています。そのため、残業はほとんどなく、就業後には副業をしたり、自分のスキルアップのために学校へ通ったりする人もいます。

女性の就業率が高い

タイの女性は、結婚後や出産前後でも働くことが当然と考えられています。タイでは日本とは異なり、一部の男性は、僧侶や兵士になるなど会社勤めをしていないケースもあります。

そして、いまや高い水準の教育を受けている女性は、男性に匹敵する存在まで進化しました。実際に、大学・高専以上の在学率は女性が7割程度と圧倒しています。

副業や転職をする人が多い

タイでは夫婦共働きが多いですし、副業をすることは一般的です。タイでは仕事も定時に終わることが多いため、就業後や週末には副業をしている人が多くいます。

また、タイ人はキャリアアップの意欲が高く、独立心や向上心を持っている人が多いです。空いた時間に本業とは別の学校に通ったり、勉強したり、週末だけ店を経営している人もいます。

タイの物価の目安

物価①家賃・光熱費

タイの物価はとても安く、日本の1/5〜1/3ほどです。タイへの移住者・駐在員の場合は、首都のバンコクで生活することが多いようです。

バンコクは他よりは物価も高めで、居住地は主にコンドミニアムやサービスアパートメントなどを利用しています。 コンドミニアムは、日本の分譲マンションのような住まいをイメージするといいでしょう。通常は、基本的な家電や大型家具は備え付けられています。 タイの家賃は、日本と比べてやや高いか同じくらいですが、床面積が広い部屋が多く、日本よりもより高いレベルのサービスが受けられるでしょう。 水道・光熱費に関しては、日本に比べると半分から3分の1程度に安くおさえられます。平均では、月8,000~10,000円ほどで済むといわれています。

物価②交通費

タイへの移動にかかるおおまかな費用を紹介します。日本からバンコクへの直行便は、東京・成田国際空港、関西空港、中部国際空港など、各地の空港から就航しています。フライト時間は、東京からバンコクまで7時間程度です。

時期や航空会社などで変動するため、日系航空会社は約6~7万円、LCC(格安航空会社)では約3万円が目安です。特にLCCは、セール時期を利用することで、往復1万円以下でチケットを購入できるケースもあります。

物価③外食費

タイでは日本食がブームになっています。街中には、日本でおなじみのチェーン店も多く、日本食には困ることはありません。しかし、値段は日本と同じという訳ではないようです。

例えば、一般的なラーメンと餃子のセットは300バーツ(約1,080円)と、価格が日本と同じかそれ以上になっています。 この価格は、食材の輸送費が上乗せされているため、日本よりも1~2割高く値段設定されるからです。タイにいながら、日本と同じ食事を食べることは、やや贅沢になるのかもしれません。

タイの年収は地域や職業によって大きく異なる

タイの年収は、地域や職業別でかなり差がありました。データからは、年収1000万以上の社長や弁護士などの特別職と、一般職との間では年収に約100万円もの差があることが判明しました。

タイは、地域や職業によって格差がとても大きいため、中央値だと平均年収は約30~40万円ですが、実情は大きく異なります。一方、日本人がタイに住む時には、ワークバーミッドのおかげで、最低でも年収200万円は確保されることもわかりました。 タイの労働の実情や、その背景についてを知ることで、生活のイメージが湧いたのではないでしょうか。もし機会があれば、実際にタイに行って、自身の目で確かめてみるのもいいかもしれません。
初回公開日:2021年12月20日

記載されている内容は2021年12月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

関連する記事

アクセスランキング