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「メルシーボークー」の意味・「メルシー」との使い分けと使う国5選

更新日:2024年05月05日

雑学・歴史

「メルシーボークー」と「メルシー」の違いが分かりますか。そもそも「メルシー」とはどういう意味なのでしょう。実際、どのような国で使われているのでしょうか。そんな「メルシーボークー」について、各国の紹介と合わせて解説していきます。

「メルシーボークー」の意味

海外をレポートするTV番組を見ていると時々、現地の外国人が会話の中で「メルシーボークー」と言っています。また、取材をしている日本人が何かをもらった時や別れ際に現地の人に向かって、「メルシーボーク―」と去っていくこともあります。 「メルシーボークー」というのはどう意味なのでしょうか。「メルシーボークー」の意味と「メルシー」との使い分けや、使っている国についても紹介します。

「メルシーボークー」の意味:どうもありがとう

「メルシーボークー」はフランス語の「どうもありがとう」という意味です。綴りは"Merci beaucoup"です。「メルシー」は「ありがとう」という意味です。 「メルシーボークー」というのは英語の「サンキューベリマッチ」と同じ意味になります。「メルシーボークー」についての理解が深まれば、「サンキューベリマッチ」のようにもっと気軽に使えるでしょう。

「メルシーボークー」を使う国5選

「メルシーボークー」がフランス語の「どうもありがとう」という意味なのは分かりました。「メルシーボークー」はフランス語圏の国で使われているということになります では、「メルシーボークー」はどのような国で使われているのでしょうか。各国の紹介と合せて国民性についてもひとつずつ見ていきます。

「メルシーボークー」を使う国1:ベルギー

「メルシーボークー」を使う国のひとつにベルギーがあります。正しくはベルギー王国で、首都はブリュッセルです。フランス、ルクセンブルグ、ドイツ、オランダに囲まれた国で、大きさは九州ほどです。公用語はフランス語、フラマン語、ドイツ語の3言語です。 ベルギーワッフルが有名ですが、ゴディバに代表されるようにチョコレートがおいしいことでも知られています。

国民性

ベルギー北部のフランドル地方に住む人は真面目で勤勉です。仕事熱心で内気な様子が日本人に似ていると言われることもあります。ところが、南部のワロン地方に住む人は逆にラテン系で、仕事よりも自分を優先してややルーズな面もあります。 また、争いを繰り返す欧州国々の中立国として誕生したという経緯もあり、そういう意味では争いを好みません。ベルギー人にとって、家族はもっとも大切な存在です。

「メルシーボークー」を使う国2:ルクセンブルグ

続いて「メルシーボークー」を使う国にルクセンブルクがあります。正式名称はルクセンブルク大公国で、フランス、ドイツ、ベルギーに隣接しています。 大きさは神奈川県ぐらいというとても小国ですが、ひとりあたりのGDPが世界第3位というかなりの富裕国です。公用語はフランス語、ドイツ語、ルクセンブルク語です。あまり耳なじみのない国ですが、首都のルクセンブルクは街並みが世界遺産に登録されている歴史ある街です。

国民性

小学生の頃から多言語を学ぶので、子供の頃から国際感覚を身につけています。富裕国だけあって国からの子供支援が多いため、教育水準が高く礼儀正しいです。 また、侵略や紛争を目の当たりにしているので警戒心の強い人が多く、そういう意味ではうちとけるまでに時間がかかります。 しかし、ワインの消費量が世界第2位ということから分かるように、人々がワインを手に陽気に語り合う姿が街のあちこちで見られます。

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初回公開日:2019年10月15日

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