IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

「松竹梅」の正しいランクは?ランク付けの理由3つ|逆の場合もある?

更新日:2021年06月25日

暮らしの知恵

「松竹梅」という言葉について、その由来やランク付けに使われるようになった理由などをご紹介します。縁起の良い物だということはなんとなく知っていても、縁起物となった理由やランクを表すようになった理由については知らない人という人は、ぜひ参考にしてみてください。

「松竹梅」は「歳寒三友」として日本に渡ってきましたが、縁起物として扱われるようになったのは3種同時期ではありません。 日本国内で松竹梅が縁起物とされるようになったのは、松が冬も葉を枯らさず不老長寿に繋がるとして平安時代から、大地に強く根を張り真っ直ぐ伸びる竹は室町時代から、冬に美しい花を咲かせる梅が江戸時代からと言われています。 この縁起物となった時代順にならって、「松竹梅」の順番が決まったという説もあります。

「松竹梅」のランク付けの理由3:三々九度の杯の名前の順番

三々九度は日本式の結婚式で行われる儀式の1つで、三献の儀、夫婦固めの杯(さかずき)とも呼ばれ、夫婦となる2人が同じ杯を使ってお酒を飲み交わすというものです。 三々九度では大きさの違う三つの杯を使って行いますが、その杯を順に「松」「竹」「梅」と呼んでいたことが、「松竹梅」の順番の由来となったという説があります。

必ずしも「松」が上とは限らない

「松竹梅」のランクは松が最上級とされるのが一般的ではありますが、必ずしもそうしなければならないわけではありません。 元々松と竹と梅はどれもがめでたいものとして扱われていたため、そこに優劣の差があるわけではなく、むしろあからさまに順序を意識させないために当てはめられたものですから、梅や竹が最上級とされていても間違いではないのです。

「梅」を特上にしている店もある

数は多くありませんが、飲食店の中にはあえて「梅」を特上としている店もあります。 それには店主の計らいによって、「並」を「松」とすることで注文する人に優越感を感じさせようとする意図があったり、従来の「松竹梅」そのままのランクでは面白みがないからなどの理由があるようです。 ですから「松竹梅」をメニューのランク付けに使用している店に初めて行く時は、念のため金額もチェックした方が良さそうです。

「松竹梅」の類義語

縁起物とされ、そして品物のランクを示す名称として扱われる「松竹梅」ですが、日本語には似たような意味を持つ言葉も存在します。 それぞれ使われる場面によって意味やニュアンスの違いがあります。ここではその内の3つの言葉について、意味や使う場面についてご紹介します。

「松竹梅」の類義語1:金銀銅

「金銀銅」は「松竹梅」と同じく、物事の順位やランクを表す時に用いる言葉です。 由来はオリンピックなどのスポーツ競技で優秀な成績を収めた人に授与されるメダルの色で、通例優勝者には金メダル、準優勝者には銀メダル、3の選手に銅メダルが授与されるため、「金銀銅」が順位や格付けを表す言葉として使われるようになったようです。 メダルに用いる金属についてはそれぞれの価値を考慮して「金銀銅」が採用されたという説が一般的ですが、一方ではギリシャ神話における黄金時代、白銀時代、青銅時代に由来するという説もあります。

「松竹梅」の類義語2:雪月花

「雪月花」は季節ごとに訪れる自然の美しい景色を表現する言葉で、和風の結婚披露宴の座席名や和食料理屋のコース名などによく使われています。 「松竹梅」よりも上下関係を感じさせない言葉なので、物事の順序をあえて意識させたくない時に使われることが多くなります。 また日本の三名園に「雪月花」を当てはめた時に、「雪」は兼六園、「月」は後楽園、「花」は偕楽園とされ、兼六園の名物が雪吊りの松、偕楽園は日本を代表する梅の名所である事から、「松竹梅」とも部分的にリンクする言葉となっています。

「松竹梅」の類義語3:特撰・上撰・佳撰

日本酒のランク付けには「松竹梅」はあまり用いられず、「特撰・上撰・佳撰」というランク付けがされることがほとんどです。 このランクはすべての日本酒に共通の基準があるわけではなく、各蔵元が独自の基準により付けているものであり、1つの蔵元で作られた日本酒の中でだけのものとなります。 また「吟醸酒」「純米酒」「本醸造酒」という特定の日本酒以外の普通酒に対して、このランク付けが行われることが多くなっています。

「松竹梅」はどれも縁起物の植物

初回公開日:2019年10月08日

記載されている内容は2019年10月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

アクセスランキング