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【ケース別】履歴書の「本人希望記入欄」の書き方・例文一覧

更新日:2024年06月25日

書類選考・ES

履歴書の「本人希望記入欄」とは一体何を書くものなのか、一体、何のために設けられているのか、そういった素朴な疑問に応えてみたいと思います。履歴書の一番最後にある「本人希望記入欄」この枠は結論からいうと「ただ自分の希望をひたすら書く」では決してありません。何でもかんでも自分の思うことを自由に書いて下さい。というコーナーではありません。

あまりにも事細かに書いてしまうと、応募先にとって扱いづらいと判断される場合があります。そして、応募先が必要としている時間帯を、よく確認しながら希望を書きましょう。

勤務日 土・日 午前10時~午後8時 希望 理由:平日は学校の授業があるため

希望勤務時間 月~金 午前9時~午後3時 理由:幼稚園のお迎えがあるため

というように、大雑把でよいので希望と理由をセットにして一文添えるような形で記入しておきましょう。アルバイトやパート、正社員に本人希望記入欄で共通して記入しておくべきことは「出社予定日」「連絡可能時間」です。

いつから働けますか?と面接でよく聞かれると思いますが他に面接へ行っている場合や在職中である場合は特に出社予定日を記入しておきましょう。採用後の引き継ぎなど応募先にも準備や手続きなどがあります。なるべく〇月〇日からと明確に記入しておきましょう。

この連絡希望時間は応募先に配慮し記入しておくべき項目です。採用結果は電話が多いこともあり、応募先から結果の連絡があった際に電話に出られない状況では応募先に手間をかけてしまいます。

そういった応募先への配慮として確実に電話に出られる時間もしくは指定日時を必ず記入しておきましょう。ただし、時間指定する場合、土日祝がお休みの企業の場合は平日にし、時間帯は各応募先の勤務時間にもよりますが、遅くても午後6時までにしましょう。

本人希望記入欄の書き方としては、箇条書きがおすすめです。理由は単純に「相手に分かりやすい」「見やすい」からです。簡潔に必要な部分を要約して箇条書きで記入しましょう。

また、本人希望記入欄は履歴書にもよりますが、一般的なJIS規格の履歴書では、スペースがさほど大きくはありません。必要最低限の希望をだらだらと文章で書くのではなく簡潔に箇条書きで記入しましょう。

本人希望記入欄には「貴社規定に従います」でも問題はありません。先述べましたが、空欄よりはましで無難な記入方法です。ですが、企業によっては「貴社規定に従います」の解答に「自己主張のない人だ」「熱意がない」など勝手な判断をされることもあります。

逆に記入するべきことを記入していても「自己主張が強すぎる」「ただのワガママなのか」などと、マイナスに取られてしまうこともあります。このサジ加減は募集先にしか正直分かりませんが、ひとつ言えることは、応募する企業が雇いたいとしている人物像を募集要項や募集条件、ホームページ、社風などから読み取り、自分なりにリサーチして記入することが必要です。

履歴書の本人希望記入欄の記入例

これまでにも、本人希望記入欄の記入例を少しづつご紹介してきましたが より具体的な記入例は下記のとおりです。

パートの場合

①レジ:900円 午前9時~午後11時 1日3時間~ ②品出し:950円 午前5時~午前8時 ③清掃”1000円 午前4時~・午後11時~ 1時間程度 ※月~日・祝 週2日~から勤務できる方

・希望職種:レジ ・希望勤務時間:土・日 午前10時~午後8時 平日は親の介護があるため勤務不可

普段、介護中は電話に出たり出れなかったりと不安定な場合は、確実に出れる時間帯のみを記入しておきましょう。

アルバイトの場合

ウエイトレス:850円 月~日・祝 午前9時~午後10時 1日5時間~

・希望勤務時間 土・日・祝 午前9時~午後2時 大学授業のため平日勤務不可 ・連絡可能時間 平日の5時以降

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