IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

【ケース別】履歴書の「本人希望記入欄」の書き方・例文一覧

更新日:2024年01月09日

書類選考・ES

履歴書の「本人希望記入欄」とは一体何を書くものなのか、一体、何のために設けられているのか、そういった素朴な疑問に応えてみたいと思います。履歴書の一番最後にある「本人希望記入欄」この枠は結論からいうと「ただ自分の希望をひたすら書く」では決してありません。何でもかんでも自分の思うことを自由に書いて下さい。というコーナーではありません。

「やる気がない」「自己主張がない」などと勝手な判断をされてしまい、あまり良い印象を与えません。ですので履歴書の本人希望記入欄は希望がなくても「空欄のままにしておく」「特になし」は、やめておきましましょう。希望がない場合は、「貴社規定に従います」と記入しておきましょう。

履歴書の本人希望記入欄に書かない方がいいこと

履歴書の本人希望記入欄には応募条件や募集要項に沿っていたとしても書いてよいことと書かない方がよいことがあります。

記入しない方がよいこと

  • お給料
  • 限定した勤務地
  • 独自の職種

基本的には「希望給料 〇〇万円」とは書きません。

お給料については企業側が募集条件に、応募先が給料を選択制にしている場合は希望給料を記入しておきましょう。企業によっては前職の給料を記入するような独自の履歴書フォーマットを使用していることもあります。そういった場合はきちんと書きましょう。

また、「経験者は優遇」「経験者は考慮」など、企業側がお給料について優遇、考慮と記載している場合は記入せずに面接時に口頭で伝えましょう。言うまでもありませんが、一次面接が書類選考の場合は特に自分から書くことはやめておいた方が無難です。

次に勤務地についてですが、支店や事務所など勤務先が市町村など多岐に渡る場合はピンポイントで「〇〇支店」「〇〇営業所」などと記入するのはやめておきましょう。勤務地を特定することで、就業場所が限定されてしまう為、採用枠も狭くなってしまいます。「〇〇圏内」「〇〇市内」のように広域で記入しましょう。また、希望職種については企業が募集している職業を書きましょう。

企業側からすれば、「ちゃんと読んでいないのではないか。」「いい加減なやつだ」「そんな職種は募集していないけど」といった感じに受け取られてしまうこともあります。そういった誤解を防ぐためにも応募先の記載内容は何度も読み返しましょう。そして職種の表現ひとつにも注意して記入しましょう。

履歴書の本人希望記入欄で書いた方がいいこと

ある程度の本人希望記入欄に書いてはいけないこと、注意するべきことが理解できたと思います。結局、何を本人希望記入欄に記入してよいのかおさらいしたいと思います。

本人希望記入欄とは

  • 希望勤務地
  • 希望職種
  • 希望部署
  • 希望勤務時間
  • 出社予定日
  • 連絡可能時間

を記入するための枠です。「希望勤務地は広範囲」「希望職種は応募先に記載されている職種」はさきほどお伝えしたとおりです。

残る4つは書いておいた方がよいというより書いておくべき項目となります。

希望部署は募集部署が複数ある場合は特に志望動機や資格、自己アピールと繋がるような形にしておきましょう。例えば、資格欄に簿記資格があるのであれば経理希望といった具合です。簿記資格所持で営業部希望だと採用する側もピンときません。

希望の勤務時間についてですが、これはどちらかというとアルバイトやパートの方は書いておくべき項目です。特に学生や専業主婦が対象といえます。アルバイトやパートは正社員と違って労働時間や労働日数、曜日など不規則になることが多いからです。実際にアルバイトやパートとして働く方の多くは、ほぼシフト制です。毎日、正社員のように規則的には勤務できない理由があるからシフト制を自ら選択して自分のライフスタイルにあわせて調整し働いているはずです。

そういった規則的には何かしらの理由があって働けない時間や曜日がある場合には、履歴書の本人希望記入欄に希望とその理由を書いておきましょう。また、シフトの希望についての注意点は、勤務できる日数や時間帯はあまり細かく記入するのはさけましょう。

次のページ:履歴書の本人希望記入欄の記入例

アクセスランキング