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【業界研究】バイク/二輪車業界の現状・動向・課題について

更新日:2020年11月06日

就活の業界・企業研究

戦後から高度経済成長期にかけての多数の二輪車メーカーよる熾烈な競争によって形づくられたのが二輪車業界です。

国内の市場規模が大きく縮小したことでさまざまなメディアに取り上げられることも多い二輪車業界ですが、上記の数字だけをみるのであれば決して悪い数字ではありません。平均勤続年数が長く、平均年収も日本の給与水準を大きく超えていますので、業界としては安定している部類に入ります。

ただ、やはり問題なのは国内での二輪車の販売台数の低迷であり(海外での販売台数は堅調で推移)、そういった現状を打破できるかどうかに業界の未来がかかっているといってもいいでしょう。

仕事内容

二輪車業界の職種は、主に技術系と事務系に分けることができます。

研究、開発、製造、販売等に分類されます。

  • 研究:将来のヒット商品を作るための技術開発を行う仕事です。現在使われている技術の応用から、新しい分野を切り開くことを目的とした研究まで、その内容は多岐にわたります。
  • 開発:商品を企画し、それを図面化する仕事です。デザイン性、機能性、コストといった問題をクリアしながら、漠然としたアイデアを目に見えるカタチにすることが求められます。
  • 製造:開発部門で作成された図面をもとに生産の工程設計をし、材料や部品を調達して、製品を製造していく仕事です。また、製品を製造するのに必要な生産設備等の開発も行います。
  • 販売(営業):世界のさまざまな市場に対して製品を提案する仕事です。二輪車業界は海外売上比率の高い業界ですので、海外の現地拠点や未開拓地域を中心に販促活動を行います。

財務、経理、人事、物流、広報等に分類されます。モノづくりを縁の下で支える仕事が中心になります。

業界シェア上位3位

1位:ホンダ:1兆6,636億円 2位:ヤマハ発動機:9,282億円 3位:川崎重工業:3,222億円

平均年収上位3位

1位:ホンダ:765万円 2位:川崎重工業:700万円 3位:ヤマハ発動機:691万円

業界の動向

若者の二輪車離れ

国内二輪車販売台数の減少が続くなか、二輪車業界大手はさまざまなキャンペーンを行っています。

ホンダは、低金利キャンペーンを展開し、若年層が買いやすい低排気量のモデルから取り込みを図っています。また、川崎重工業は、の小型二輪車「ニンジャ」用品のキャンペーンを展開し、ニンジャ対象車種を購入した人に、購入店で使えるクーポンを配布するなど、新規顧客獲得に注力しています。

小型スクーターの品揃えが充実

ヤマハ発動機は、排気量125cc以下の小型スクーターの品揃えを拡充しています。

小型スクーターは通勤・通学向けのモデルがほとんどでしたが、最近では、レジャーツーリングに使えるモデルが増えているのがその特徴です。スクーターを自分好みにカスタマイズする人も増えており、同社は、デザイン性や走行性能を高めて、通勤・通学以外の利用を広げたい考えです。また、教習所での試乗会を実施するなど新規ライダーの開拓も行なっています。

ハーレーの若者向けモデル

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