IT人材のためのキャリアライフスタイルマガジン

自己PRで継続力をアピールするには?ポイントや注意点・例文も紹介

更新日:2024年10月13日

書類選考・ES

継続力があることを自己PRに活用する方法をご存知でしょうか。本記事では、就活に役立つ自己PRの継続力アピールについてご紹介します。自己PRの継続力の伝え方について、ポイントや注意点を知りたい方は是非この記事をチェックしてみてください。

部活動での経験をアピールする場合

部活動を続けてきた人は、その経験を自己PRの継続力アピールに使えます。 ただし、ただ続けたエピソードだけでは不十分です。自己PRに使うなら、部活動を続ける上でどのようなことに努力し、何を考えていたのかなど具体的なエピソードがあると良いでしょう。 また、部活動を継続したことが企業に入社後どのように役立つかをアピールするのもおすすめです。

例文
  • 私は「目標達成のためならどんな工夫も努力も重ね続けられる」人間です。私は大学で弓道部に所属しました。私の大学は強豪校で部員の数は多く、私自身は大学までは未経験であったため最初の1年は弓を引くことに慣れることで精一杯で大会のレギュラーになることなど考えも及ばないレベルでした。2年次になってある程度、的に矢があたるようになってからは何としてもレギュラーになるべく自主的な練習に励むようになりました。 普段の正規練習の後で自主練習をするのですが1日100本も引くと腕がくたくたになり、手豆や関節痛も毎日のことでした。疲労で体力の限界が訪れた時には専門書を読んで正しいフォームやメンタルトレーニングについて勉強するようにしました。 こうして文字通り勉強以外の時間をすべて弓道に捧げるような生活を1年間続けた結果3年次にはレギュラーとして団体戦の重要なポジションを任されるまで成長することができました。貴社に入社することができましたら、部署の業務に慣れ実績を上げることができるようにどんな努力も工夫も積み重ねる所存です。

アルバイト経験をアピールする場合

アルバイト経験があるなら、それを自己PRの継続力アピールにつなげていきましょう。たとえアルバイトであっても、働いた経験があるというのは責任感を持って働く人材としてアピールできる可能性があります。 アルバイト先でどのようなポジションでどのような業務を行っていたのか、何に努力をしていたのかなどを盛り込むと良い自己PR文になります。 アルバイトで得た経験を就職後に活かせることを最大限アピールするようにしてください。

例文
  • 私は「大切な物事を両立し続けられる」人間です。私は奨学金を借りているため、学業の傍らアルバイトをする必要がありました。私は学習塾の講師を大学入学してから間もなく始めました。その学習塾は講師が担当するクラスの成績変動によって時給や担当クラスが決定されるシステムでした。 始めたばかりの頃は一番成績が低い高校生クラスの担当だったのですが、彼らの成績を1年間でどれだけ上げることができるか、日々の工夫を楽しみながら授業の準備をしました。成績が悪いということは中学校の授業内容の基礎が押さえられていないということだろうと思い、生徒にはモチベーション維持のために伏せながらも難関高校入試の問題を時折課題として与えるなどして基礎力の向上にこだわりました。 夏場まではまだ成果はあまりでなかったのですが、その頃にもなると担当生徒一人一人の分かっていない点や思考の癖などが分かってくるようになりより個人に合わせた授業や課題を作ることができるようになりました。こうして1年取り組んだ時点で私が担当してたクラスの平均点は塾の同学年全体の平均点よりも高くなったので、私の取り組みは正解であったと言えるでしょう。 その後、2年次からは進学クラスの担当もするようになりました。大学の自身の勉強がおろそかにならないように日々の講義の内容はその日のうちに定着させる習慣をつけ、試験前に慌てなくても良いように心がけました。学業とアルバイトを両立させた3年間でしたが、大事な物事を両立させ続けることの大切さ、大変さを学ぶことができました。貴社に入社できましたら、私の「継続力」「バランス感覚」を以て業務・課題達成にあたっていくつもりです。

習い事の経験をアピールする場合

毎日コツコツと努力を重ねるような習い事の経験は、自己PRの継続力アピールに役立ちます。 長く続けているならその年数を入れてアピールしましょう。1つのことを長く続ける力があるというのは、長く働ける人材だと感じてもらえる可能性が高まります。 また、試合やコンクールへの出場経験など普段の練習エピソード以外も盛り込むとより伝わりやすくなるでしょう。

例文
  • 私は「努力を継続できる」人間です。私は小学校の頃からピアノの練習を始め、今に至るまで10年以上続けてきました。昔はピアノの練習が嫌になることもありましたが、何度か大会に出たり、難しい曲を弾きこなせるようになったりと「ピアノを弾く楽しみ」を見つけられるようになってからは、練習がつらくなってもそれを目的に日々淡々と練習を続けられるようになりました。 毎日どんな日でも必ず30分はピアノを弾くようにしておりますので、もはやピアノは私の人生の一部にまでなっております。私が貴社に入社できました時には、「ピアノを弾く楽しみ」を見つけて練習に邁進できたように貴社で与えられた業務・課題の中に「楽しみ・喜び」を見出し、努めていきたいと思っております。

【NG例文】継続力をアピールする自己PR

自己PRで継続力をアピールする際に、NGとなる例文を紹介します。せっかく自己PRの機会があっても、そのエピソードの内容が薄いと面接官にあなたの良さが伝わりません。 他の面接者との差別化をはかるためにも、自分なりの継続力があるエピソードをしっかりと話せるように準備しておきましょう。

当たり前のことをアピール

NG例文として当たり前のことをアピールしただけの文章を紹介します。ただ続けたことだけでは、あなたの良さが伝わらないでしょう。就職後にどのように役立つ人材だとアピールできるかを意識して自己PRを作成することが大切です。

例文
  • 私には継続力があります。学校に通いながらアルバイトを2年間続けてきました。テスト期間で忙しいときもなるべく休まずバイトのシフトを入れてきました。
次のページ:自己PRで上手に継続力をアピールしよう
初回公開日:2022年11月05日

記載されている内容は2022年12月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

アクセスランキング