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「お伺い」には2つの意味がある？類語や言い換え表現・例文も紹介

更新日：2025年03月05日

「お伺い」という言葉の正しい使い方はご存じでしょうか。本記事は「お伺い」が持つ2つの意味について、類義語や言い換え表現も含め例文を使いながら解説しています。疑問点や注意点がクリアになり「お伺い」の正しい使い方が身につきます。ぜひ参考にしてください。

「お伺い」の類語・言い換え表現【何かを尋ねたいとき】

何かを尋ねる場合の「お伺い」の類語・言い換え表現にはさまざまなものがあります。 類語や言い換えには「聞く」という意味において使われる「お伺い」に意味がプラスされる場合がありますので、使うときに注意が必要です。どういう意味がプラスされるか覚えておくと、うまく使い分けができるでしょう。

お尋ねします

何かを尋ねる場合の「お伺い」の類語・言い換え表現は「お尋ねします」があげられます。 「尋ねる」、「伺う」ともに「ます」という丁寧語が使われた敬語表現です。「お伺いします」は文化庁から使用を認められてはいるものの二重敬語のため、気になる人は「お尋ねします」を積極的に使うとよいでしょう。

例文

昨日の公聴会についてお尋ねします。

お聞きします

何かを尋ねる場合の「お伺い」の類語・言い換え表現は「お聞きします」があげられます。 どちらも「お」と「ます」がつく謙譲語となりますが、「お伺いします」がビジネス文書で使われることが多い言葉であるのに対し、「お聞きします」は会話として使われることが多いといえます。

例文

明日の都合についてお聞きします。

承ります

何かを尋ねる場合の「お伺い」の類語・言い換え表現は「承ります」があげられます。 「承ります」は「聞く」という意味のみならず、「承諾する」という相手の要求を聞き入れるという意味合いも含まれます。そのため、「お伺いします」より深い意味があるといえます。ビジネスシーンや目上の人に対して敬意をもって使える言葉なので、日頃から使えるように心がけるとよいでしょう。

例文

ご予約を承りますので、予約番号を申し上げます。

拝聴します

何かを尋ねる場合の「お伺い」の類語・言い換え表現は「拝聴します」があげられます。 「拝聴する」は「聞く」の謙譲語であり、「聞く」という意味で使われる「伺う」とは類義語になります。「拝聴」という「聞く」に「拝」をつけることによって、自分を謙遜して使う言葉であることがおわかりいただけるでしょう。「お伺いします」が「聞く」を意味することに対して、「拝聴する」となると「謹んで聞く」という意味合いが含まれますので、敬意の表れた言葉といえるでしょう。

例文