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「多角的な視点」の例・言い換え・対義語・おすすめの本

ビジネススキル

「多角的な視点に立って物事を考えなさい」という上司や先生からのおしかりや指導的なお言葉は多くの方々が言われたことがある用語となっていますが、具体的にこの多角的な視点とはどのような代物なのでしょうか。参考になる本や対義語が存在するのかも気になります。

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仕事での「多角的な視点」の例

仕事での「多角的な視点」の例

仕事や勉強をしている時に、上司や教師から「多角的な視点で物事を考えた方が良い」とか「問題に遭遇したときは一点からではなく、いろいろな方角、それこそ多角的な視点で動いた方が良い」というアドバイスをもらいます。しかし、この「多角的な視点」とはいったいどのような視点のことなのか、なんとなくしかわからないという人も多いでしょう。 そこで、まずは仕事を実例に出して「多角的な視点」で物事を考えて行動するパターンをお教えします。

上司やリーダーいう立場になったときにわかる

多角的な視点とはもっと砕けた言い方をすると、多方面からの見方をするということです。この多方面の見方のわかりやすい例が、上司と部下となります。今まで部下として過ごしてきた人が上司にいろんなアドバイスをもらって成長していきますが、中には「なぜあの人はこのような行動をするのだろう」と疑問に思ってしまうような事柄も存在します。 このように部下であったときは上司の行動が理解できなかったというものが、自分自身が部下を持って行動するようになったことでその判断を理解できるようになります。これはとってもわかりやすい例と言えるでしょう。 実際に、一部下という立場なら上司の指示に従ってある程度指示されたとおりの仕事をこなせば許されましたが、まとめ役になると同じ組織やチームの舵取りを行う必要性が出るようになり、多くの方たちの視点に立って行動する必要が出てきます。

何らかの異動があったとき

仕事において多角的な視点が育つ瞬間を最も理解できるのは、人事異動によって仕事の中身ががらりと変わったときです。たとえば、製造現場にいた人間が配置転換によって設計業務の方に異動したとき、設計部署からどのような工程で製造現場へ図面が提供されるようになるのかがよくわかるようになります。 製造現場にいたときの人間であれば、その過程や労力をよく理解できないので「○○という部分の図面変更をお願いします」と連絡すれば速攻で対応してくれると考えてしまう人も多いです。実際に図面変更が必要になった場合は使う用途の確認、コストの確認、納期の確認、生産性の確認など多くの必須要項が発生するので設計部門の方はてんやわんやとなります。 このように、実際に働いてみないとどのような仕事をしているのかが見えてきません。人事異動によって立場が変わることでものの見方が変わり、具体的な視点の一つを手に入れることができます。

多角的な視点が特に必要なのはものを作る人

この多角的な視点において必要になることが多いのは何らかの物を生産している方々です。実際に一つの製品を作るとなった場合には多くの事柄をまとめて考えて実行する必要があります。 その製品のニーズはどこにあるのか、その製品を作るためにはどれくらいのコストがかかるのか、どのような素材が良いのか、一つ作るのにどれくらいの時間がかかるのか、大量生産する施設はどうするのか、原材料は安定的にとれるのか、製品を改良する余地はあるのか、万人が安全に使える代物なのか、設計納期はどれくらいあるのか、保証はどうするのかなど、いろんなことを考える必要があります。 つまり、ものを作る人はそれに関わってくるすべての人たちがどのように行動するのかも理解した上で行動する必要があると言うことです。これが多角的な視点の一例となります。

就活での「多角的な視点」の例

就活での「多角的な視点」の例

今までは働く人たちにおいての多角的な視点について解説いたしましたが、今度は就活生における多角的な視点とはいったいどのようなものがあるのかを解説いたします。

面接において一番求められる能力

就活生において、この多角的な視点が最も求められるのが面接です。面接官はその人が自分の会社で働く姿が想像できるのかどうかをかなりのポイントとしているので、面接官に働いている自分の姿を想像できるような回答を用意する必要があります。 だからといって「アルバイトを通じて多角的な視点を持つことができました」というアピールをすることが正解ではありません。この多角的な視点というのはかなり抽象的な言葉なので、口に出して言われたところで面接官からすれば「つかみ所がよくわからなかった人」という認識で終わってしまいます。 ここで言いたいことは、その会社において自分が社員として働くという立場になったと想定して、その視点で説明することが大切だということです。

多角的な視点を持った面接での自己PRについて

具体的に多角的な視点を持った面接での自己PRの中身について簡単にご紹介いたします。基本的に自己PRをするときは自分がアピールしたい忍耐力や行動力を一言めに持ってきて、その強みを証明するようなエピソードをお話しして、どのように仕事に活かせるのかを話します。この「どのように仕事に活かせるのか」で役に立つのが多角的な視点です。 忍耐力についてアピールしたいという方は「御社の仕事で○○というトラブルを解決するために何ヶ月もひたすら実験を繰り返した」という社員情報を入れつつ、忍耐力を持ってそのようなトラブルでも対応できるというお話をしましょう。 ポイントは企業研究を行って、そこで働いている社員の視点やそこの企業のお客様視点を手に入れて、多角的な視点で話せるようになることです。そのためには、前提条件が多角的な視点を手に入れるための企業研究です。

「多角的な視点」に関するおすすめの本

「多角的な視点」に関するおすすめの本

この多角的な視点は口に出すとよくわからないぼんやりとした言葉になってしまいがちですし、そう簡単に入手できるものではありません。この多角的な視点を手に入れるためにはあらゆる視点に立って行動できる知識と経験が何よりも重要になります。その知識の入手先の一つが本なのですが、より具体的な一冊をご紹介いたします。

経営の教科書

経営の教科書―社長が押さえておくべき30の基礎科目
経営の教科書―社長が押さえておくべき30の基礎科目

この本はジャパネットたかたの創業者である高田明さんが師匠として尊敬する方が出されている本で、助けられたという口コミまで発生している一冊です。つぶれなかった会社がどのように生き残ったのか、利益を出すためにはどのような行動をとるべきなのかが具体的に示されていますので、経営者側の視点を手に入れることができます。 ただの平社員として働いている人たちこそ読んでもらいたい一冊となります。経営者側の人たちはどのようなことを考えて行動しているのか、いわゆる多角的な視点で考えられるようになるバイブルです。

原理原則があるから、生き残れます。社会に貢献できるから生き残れてます。日本の有名な経営者が大事にして来たところではないでしょうか?

「多角的な視点」の言い換え

「多角的な視点」の言い換え

多角的な視点を言い換えると、多面的な視点・多様な見方となるでしょう。この多角的な視点という言葉を言い換えるときには高確率で「多面的」という言葉が出てきます。

多面的と多角的の違いについて

多面的と多角的の違いについて

多面的の意味は、多くの面があるという意味でものの見方がいろんな方面から見ることができる様子を表しています。多角的という言葉も、いくつかの方面にわたるさまとなりますのでほとんど変わらないです。 しかし、多面的というのはサイコロのように見る角度によって見方が異なる、という意味があり、多角的というのは一つの方向にとらわれずいろんな方向性を持っている、という意味があります。国語的な意味は多角的な視点も多面的な視点もほとんど同じになっていますが、言葉の意味はこのように多少異なっています。

「多角的な視点」の意味の例

「多角的な視点」の意味の例

多角的な視点とはどのような意味があるのか、具体的な例を用いて解説いたします。

多種多様な角度から一つの物事を検証すること

多角的な視点とは同じ物事であったとしても、その一つの物事に対して多種多様な角度から検証できることを意味しています。具体的な例となると「目に見えるものがすべてではない」とか「目に見えるものがすべての真実ではない」といった映画のセリフにでもなりそうな言葉です。 日本語のことわざでもこの多角的な視点が必要であることをアピールしていることわざがあります。それが「風が吹けば桶屋が儲かる」です。一見すると全く無関係な事柄のように見えますが、何らかの事象によって引き起こされる事象を見抜けるのかどうかも多角的な視点で物事が見えているのかどうかとなるでしょう。

「多角的な視点」の対義語

「多角的な視点」の対義語

この多角的な視点という言葉は実際に身に付けてもらいたい能力の一つでもあるので、上司や教師などの物事を教える立場の人たちが良い人材に育ってもらいたい一心で「多角的な視点で物事を考えられるように」と声をかけます。 逆に、この多角的な視点の対義語、多角的な視点を持っていない人間とはいったいどのような言葉や人物になるのでしょうか。

一つの考えにとらわれている様子

多角的な視点は「一つの物事に対して多種多様な角度から検証できる視点」です。つまり、この対義語は「一つの物事ならば一つの方向から検証する視点」となります。つまり、一つの考えにとらわれている様子を表す言葉がぴったりきます。 この多角的な視点の対義語となりそうなのは、「狭量」や「近視眼的」という言葉が当てはまります。「狭量」は一つの考え方にとらわれていてそれ以外を受け入れられない心の狭い様子を表した言葉で、近視眼的は近いところだけしか見えていない様子を表した言葉となります。

「多角的な視点」の例とメリット・デメリット

「多角的な視点」の例とメリット・デメリット

最後に多角的な視点を手に入れることで発生するメリットやデメリットについて説明させていただきます。

メリットは多い

多角的な視点で物事を考えられると言うことはどのような壁にぶつかったとしても、冷静に対処することができるようになります。多角的な視点を持っている人はほとんどが「こんなことがあろうかと」という隠し球をいくつも用意しているため、危機を切り抜ける能力も高いです。 物事のまとめ役をする方も、多角的な視点を持っているという方は多くの人たちの立場になって考えることができるので、誰もが納得する舵取りをしてくれます。

デメリットも実は存在する

しかし、この多角的な視点は簡単に入手することができず、多くの知識や経験を持たないといけないというデメリットもあります。また、多角的な視点で物事を考えるといろんな事柄を考える必要性があるので、とりあえず行動するという方と比べると動き出すまでの時間がかなり異なってしまうこともあります。

多角的な視点を手に入れるためには努力が必須

多角的な視点と一言で言い切ってしまうことは簡単でも、その能力を手に入れるためにはかなり多くの知識量や経験が必要であり、それらを入手するためには努力が必須となります。つまり苦難を乗り越えた結果入手することができる視点となります。 その中にはいやな経験もたくさんあるでしょうが、それらすべてを糧にすることで進めば、やがてはこの多角的な視点で物事を判断できる境地にたどり着けるでしょう。

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