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【季節別】「くれぐれもご自愛ください」の意味と使い方|目上

更新日:2024年09月26日

敬語表現

「くれぐれもご自愛ください」の意味は自分を愛すと字のごとく、自身を大切にしてほしい時やその人の健康を願うという意味をもっています。ビジネスマナーとして、いつもお世話になっている方へ「くれぐれもご自愛ください」を正しく伝えることができるように意味を知りましょう。

「くれぐれもご自愛ください」の意味と使い方

仕事をする上で当たり前のようにビジネスマナーはきちんとしておきたいものです。目上の方には特に失礼のないよう正しい敬語や心遣いが出来るようにしておくべきです。「くれぐれもご自愛ください」の言葉の意味は冒頭で説明した通り相手方の健康を願う意味を持った言葉です。忙しい上司や先輩へ心遣い、大切なお客様など、目上の方へ失礼のないように伝えることがベストです。 「くれぐれもご自愛ください」の言葉を使うタイミングですが、体調が崩れやすい季節の変わり目や、忙しく休む暇もない姿を知ったときなどとなります。またすでに体調を崩して病気をしている状態のときに「くれぐれもご自愛ください」という言葉は適してはいません。

くれぐれもご自愛くださいの使い方|注意点1

「くれぐれもご自愛ください」という言葉の使い方でよくある間違いがあります。1療養中の方へ伝える。2「お体ご自愛ください」と伝える。この二点は言葉の意味として伝え方として間違った日本語です。 まず①の場合に関してですが「ご自愛」という言葉が「健康を祈ってます」という意味も持つため「健康を祈ってます=病気が早く治りますように」という意味に変えてしまい使ってしまう人がいます。しかし「ご自愛」の意味は「体調を崩さないように」という意味をもっています。それゆえ、すでに体の調子を崩している人に伝える言葉としては、間違った使い方となるのです。 療養中の方への言葉は「お大事にされてください。」や「一日も早い回復を願っています。」という言葉に変え、元気や健康を願うお見舞いの言葉を伝えることができるようにしておきましょう。

くれぐれもご自愛くださいの使い方|注意点2

次に2についての解説です。「くれぐれもご自愛ください」と同じ意味で「お体ご自愛ください」と使う人がいます。しかし「ご自愛」は「お体を大切にしてください」という意味を示すものです。お体とつけてしまうと「お体お体大切にされてください」と言っていることになるので、この表現は誤ったものとなります。 「くれぐれもご自愛ください」という言葉の使い方になれていない場合に、上記のような間違えた表現を使ってしまいがちなのでこの二点を特に注意しておきましょう。

「くれぐれもご自愛ください」の使い方・例文

「くれぐれもご自愛ください」と伝えるシーンは体調を崩しやすい時期やその人の多忙な姿を見受けた時などです。「お忙しそうですが、お休みの日などありますか?くれぐれもご自愛ください。」と「~くれぐれもご自愛ください」と前置きを置いて伝えるようにするといいでしょう。 冬~春にかけての「くれぐれもご自愛ください」の伝え方は「最近、気温差が激しいですね。くれぐれもご自愛ください。」「寒かったり暖かかったりしますね。くれぐれもご自愛ください。」「春になってくると花粉が辛いですよね。くれぐれもご自愛ください。」など花粉症の方へも気をつけてくださいねという意味で使うこともできます。 また夏~秋、冬にかけての「くれぐれもご自愛ください。」の伝え方ですが、「寒くなってくるので、くれぐれもご自愛ください。」とその季節の体調を崩しやすい時期にあった言葉を選んで、言葉の最後の締めくくりに使えるようにしましょう。

「くれぐれもご自愛くださいね」の使い方

「くれぐれもご自愛ください」の文末に「ね」とつける場合を解説していきます。気をつけるべき点は、自分と使う人への関係性を重視しなければなりません。敬語としては少し砕けた表現となってしまうので、身近な目上の方や、先輩後輩などであれば口頭で使う分には問題はありません。 しかし、それほど親しくない関係の方へ使うとなると、相手が違和感を感じる場合もあるので「くれぐれもご自愛ください。」を言えるようにしておきましょう。また暑中見舞いや年賀状、メールなども同様、関係性を重視して使い分けるようにできるようにしておきましょう。

「くれぐれもご自愛くださいますよう~」の使い方

「くれぐれもご自愛ください」は他にどのような言葉の使い方があるのか紹介していきます。1「くれぐれもご自愛くださいますよう、お祈り申し上げます。」は、顔を合わせることが難しい相手でありお付き合いのある関係の方へメールや手紙などで使いやすい例文となります。 また2「時節柄(じせつがら)、くれぐれもご自愛くださいますよう、お祈り申し上げます。」や「お風邪など召されませぬよう、くれぐれもご自愛くださいませ。」など、どのような場面で、相手の健康を気遣い祈っているのか、気持ちが伝わりやすいように冒頭の言葉を変える表現の仕方もあります。

くれぐれもご自愛ください|目上の人へ使っていい?

「くれぐれもご自愛ください。」と目上の人に使うと失礼に当たるのではないかと、不安に思う人もいるようですが問題ありません。目上の人に関わらず「くれぐれもご自愛ください。」と言葉をかけることは老若男女問わず使用していい言葉です。 しかし、相手方との距離感や互いの立場、そしてその時のシーンなどに合わせ使えるように気をつけておかなければなりません。あまり多様してみたり、挨拶代わりのように使用してしまうと胡散臭く感じられてしまう場合もあるので注意が必要です。 また「くれぐれも」と言葉をそえている場合は特に「自愛」を強調している表現にあります。季節や時期もですが、相手の環境や状況などをきちんと見て使うようにしましょう。

年賀状での「くれぐれもご自愛ください」の使い方

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初回公開日:2018年04月12日

記載されている内容は2018年04月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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