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「取り急ぎお礼まで」の意味と使い方の例文|言い換え表現も紹介

更新日:2022年09月09日

敬語

ビジネスメールで見かける「取り急ぎお礼まで」という言葉の正しい使い方をご存知でしょうか。本記事では「取り急ぎお礼まで」を使える場面や、相手に合わせた言い換え表現を紹介します。ビジネスマナーで失敗したくないという方は、本記事で学習して、言葉を使いこなしましょう。

「メールでお礼を伝えたいけど、どう書けばいいの?」 「取り急ぎお礼までの言葉の後は、何か文章を続けたほうがいい?」 「そもそも急いでお礼しますは、失礼ではないの?」 「取り急ぎお礼まで」という言葉を、ビジネスシーンで見る機会はあるのではないでしょうか。 実は「取り急ぎお礼まで」を、ビジネスシーンで使用することは、控えたほうがよいということを知っていますか? この記事では、そのような疑問に答え、「取り急ぎお礼まで」の正しい使い方や言い換え表現を解説します。この記事で学習すれば、忙しい時でもビジネスマナーに適したお礼のメールが書けるようになるでしょう。 お礼の表現に不安がある方は、ぜひチェックしてみてください。

「取り急ぎお礼まで」の意味

「取り急ぎお礼まで」の意味

まず「取り急ぎお礼まで」の意味を確認しましょう。

手紙や電子メールなどで礼を述べる場合に、「本来は充分言葉を尽くすべきところですが、とりあえずお礼だけでも急いで申し上げます」といった意味で用いられる表現。

とりあえずお礼という部分に違和感を持った人もいるのではないでしょうか。 お礼というのは、感謝の気持ちを伝える行為です。その感謝の気持を伝えるときは誠意を込めて行うものであり、とりあえずという形や、急いですることではありません。 次に言葉を分解して考えてみましょう。 「取り急ぎ」には、とりあえず急ぎでという意味があり、お礼までの「まで」は文章を省略する表現です。つまり、「まで」の後の言葉を省略しなければならないほど、急いでいることを示しています。 この2つを踏まえて解釈すると、とりあえず諸々を省略して急いでお礼のみ伝えますという意味になり、失礼な印象を与えます。使い方に十分注意しましょう。

「取り急ぎお礼まで」の使い方

「とりあえず急いでお礼を言わせてください」という意味を持つ「取り急ぎお礼まで」ですが、ビジネスメールで見かける機会もありますね。意味が知った上でも、使ってよいか悪いかは、まだ判断しにくいものです。 ここでは「取り急ぎお礼まで」を、どのように使えばよいかを学習していきます。

「取り急ぎお礼まで」を使ってもいいケース

「取り急ぎお礼まで」を使って文章を書くときは、その文章を送る相手と自分が、どのような関係であるかチェックしましょう。 「取り急ぎお礼まで」を使ってもよい相手は、以下の関係性の人です。

  • 自分との距離感の近い上司や先輩
  • 自分の部下

「取り急ぎ」という言葉には、間に合わせの処置としてという意味があり、表現としては失礼にあたります。そのため、「取り急ぎ」という表現を取引先、お客様、目上の人に使ってはいけません。 ただし、直属の上司や先輩、部下などの、お互いに忙しい状況がわかっている相手への使用はできます。 関係性のほか、内容にもルールがあります。 「取り急ぎ」と書く以上は、急いで連絡をしたいことがあるはずです。「取り急ぎお礼まで」と使用するメールには、本当に至急で伝えるべき内容だけを書きます。 本当に急いでいる用件以外のことを伝えたいのであれば、別の連絡で書きましょう。

目上の人に使うのは失礼

「取り急ぎお礼まで」を、目上の人やお取引先、お客様への使用は失礼にあたります。 理由は、取り急ぎお礼までの言葉に「取り急ぎ」「まで」と2つの要素が失礼にあたるとされているからです。 「取り急ぎ」は、とりあえず急ぎでの意味があるので、あまり良くない表現であることはもちろんですが、「まで」という文末にも、正式な文章として書くことは承知しているが、やむをえずここで終わることを表現しています。 「取り急ぎ」と「まで」で、お礼に対して省略の表現を使用されているため、「取り急ぎお礼まで」というのは、お礼を言わせていただく側が使うには失礼にあたります。 もうひとつの観点としては、目上の人に使う敬語として正しいかどうかです。 「お礼」という言葉は丁寧語ですが、全体の内容で見れば「急いでいて時間を取ってお礼を言えないので、申し訳ございませんが先にメールだけでお礼を言わせてください」というのは相手を敬っていると捉えにくいですよね。 特に目上の人には、取り急ぎお礼までという言葉を使わないようにしましょう。

ビジネスシーンでの使い方は注意が必要

ビジネスシーンでは基本的に取り急ぎお礼までという表現は使ってはいけません。 「取り急ぎ」には「形式的なことは省略して用件だけを伝えます。内容のまとまりや、誤字脱字もご理解ください」というニュアンスがあります。 たとえ内容がまとまっていて、誤字脱字がなくとも、そのようにアナウンスしているメールをお取引先やお客様へ送信することは失礼にあたります。 どうしてもメールでお礼を伝えたい場合は、失礼のない言葉に言い換えて伝えましょう。

長文の返信には使わない

長文を書くという行為は、時間がなければできません。 「取り急ぎお礼まで」を使用するほど急いでいるにもかかわらず、長文を書く時間はあるというのは矛盾していますね。 送った側の都合だけの文章となってしまい、相手をぞんざいに扱っている印象を与えます。 そのため、長文の返信では使用しないようにしましょう。

「取り急ぎ」の使い方

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初回公開日:2018年02月27日

記載されている内容は2018年02月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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