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第一次世界大戦の武器の一覧・第二次世界大戦との違い|日本

更新日:2023年12月20日

社会人常識

誰もが歴史の時間で学ぶ第一次世界大戦と第二次世界大戦について、簡単に歴史を振り返り、第一次世界大戦と第二次世界大戦において代表的な武器や兵器の一覧・特徴についてまとめました。学校の授業ではあまり習わない分野ではありますが、過去を知る参考にしてください。

第一次世界大戦と第二次世界大戦について

世界の歴史を振り返ると、過去に2度の大戦が行われてきました。ご存じのとおり、第一次世界大戦と第二次世界大戦です。この2度の大戦は国同士の争いから多くの人民の命を奪うことになりました。 今回は第一次世界大戦と第二次世界大戦の歴史を振り返り、使われてきた武器の変遷をご紹介します。

第一次世界大戦について

第一次世界大戦とは、1914年7月から1918年11月まで続いた人類最初の世界戦争です。第一次世界大戦の原因は、列強の領土・植民地・勢力圏をめぐる対立と言われています。 そのきっかけとなったのが、1914年の6月に発生したサラエボ事件です。この事件をきっかけに、ドイツ・オーストリアを中心とした同盟国とイギリス・フランス・ロシアを中心とした連合国の二陣営に分裂して戦争に発展しました。 戦闘はヨーロッパで展開されましたが、遠く離れた西アジアやアフリカなどにも戦争が広がることになりました。 初期の想定に反して戦闘は長期化することとなり、参戦国は戦闘力を維持するためにも国家を挙げて総力戦という形をとらざるを得なくなりました。そのため、数々の武器や兵器が開発、投入されることになりました。 第一次世界大戦の結果は連合国の勝利で終結しました。

1914年6月 28日,オーストリア皇太子フランツ・フェルディナント大公夫妻が,自領ボスニア=ヘルツェゴビナ共和国の首都サラエボで,陸軍大演習の統監途上,セルビアの一青年 G.プリンチプによって暗殺された事件。大セルビア主義者の秘密結社の計画によるものであった。 19世紀末からバルカンでは,オーストリアの南下政策 (汎ゲルマン主義) と,汎スラブ主義を背景とするセルビア人の民族運動 (→大セルビア主義 ) の対立が強まっていた。 08年のオーストリアによるボスニア=ヘルツェゴビナ併合は,セルビア人の反オーストリア感情を激化させ,フェルディナント暗殺に発展,セルビア政府は責任回避のあらゆる方便をとったが,同年7月 23日オーストリア=ハンガリー政府は最後通牒を突きつけ,次いで同月 28日セルビアに宣戦を布告し,第1次世界大戦の直接的契機となった。

第二次世界大戦について

第二次世界大戦とは、1939年のドイツによるポーランド侵攻を発端として始まり、日本・ドイツ・イギリスからなる枢軸国とアメリカ・イギリス・ソ連からなる連合国との間で行われた世界規模の大戦です。 この大戦は欧州戦線と太平洋戦線に分かれており、太平洋戦線は日本軍の真珠湾攻撃を発端としてアメリカに宣戦布告したことで始まったとされています。 欧州戦線は1945年5月にドイツが連合国側に無条件降伏したことで終結しました。また、太平洋戦線については、ご存じのとおり1945年の8月に世界で初めての核兵器が利用されることとなりました。そして1945年8月15日のポツダム宣言を日本が受諾したことによって終結しました。

日本・ドイツ・イタリアなどの枢軸国とアメリカ・イギリス・フランス・ソ連などの連合国との間で行われた世界的規模の戦争。1939年のドイツのポーランド侵入によって始まり、イギリス・フランスの対独戦争、独ソ戦争、太平洋戦争と拡大した。初め、枢軸国が優勢であったが、のち、連合国が優位に立ち、1943年イタリアが降伏、1945年5月ドイツが降伏。また、日本もソ連の対日参戦とアメリカによる広島・長崎への原子爆弾投下によって、同年8月に降伏し、大戦は終結した。第二次大戦。WWⅡ(World War Ⅱ)。

第一次世界大戦の武器の一覧

第一次世界大戦ではさまざまな武器や兵器が開発、戦地へ導入されていきました。ここでは、第一次世界大戦において使用された武器を一覧にまとめました。

武器名特徴
戦車1916年から投入。現在のように砲台はついていないが、戦場を進むのに役立った。性能は低い。
機関銃敵軍兵士を素早く大量に倒すのに効率的だった。ホッチキス Mle1914重機関銃は、フランスの兵器メーカーであったオチキス社によって開発され、フランス軍の標準的な重機関銃だった。
戦闘機地形の偵察や敵の位置把握のために使用。性能は高くない。
毒ガス1915年にドイツがフランスに対して使用。比較的簡単に開発できるだけでなく、一度に多くの被害をもたらすことができた。
潜水艦ドイツが開発した。主な任務は敵の商船を攻撃すること。

世界で使われていた第一次世界大戦の武器

第一次世界大戦は世界を巻き込んだ史上初の戦争であり、かつてない規模だったため、その被害が非戦闘員にも及ぶという現在でいう戦争形態の始まりとなりました。 第一次世界大戦中に世界で使われていた武器は前述のように、戦争を早期終結させるために開発・投入されてきましたが、結果的には大量兵器が浸透し、「戦争=戦闘員だけでなく非戦闘員を含む広範囲な犠牲を及ぼす」ものとして捉えられるようになりました。

日露戦争の教訓から武器は発展

第一次世界大戦で使われた武器は、先の日露戦争での経験から発展したものでした。日露戦争は工業技術の発達において武器がどんどん発展していた時期に勃発しました。ヨーロッパ諸国は日露戦争に注目し、情報集を行っていました。ヨーロッパ諸国が日露戦争から学んだ教訓は、火力(特に重機関銃と重砲の重要性)でした。

第一次世界大戦での傾向

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初回公開日:2018年03月26日

記載されている内容は2018年03月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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