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「貴校」の意味と使い方|貴学/御校との使い分け方・面接

更新日:2024年03月04日

言葉の意味・例文

学校を呼ぶときは何と呼ぶといいかご存知ですか?「貴校」ということばがありますが、実は学校の呼び方はひとつではなく、場面によっても使い分けが必要です。といっても、基本さえ押さえてしまえば簡単です。今回は、「貴校」「御校」「貴学」などの使い方について説明します。

御校から卒業

入学を希望するからには、入学後のビジョンが見えているとより面接の評価が高くなります。在学中のビジョンがあるということは、卒業後のことがなんとなくでも見えているということです。 面接で「御校から卒業して○○になりたい」といった話までできれば、面接での評価はかなりいいものになるでしょう。なにごとも先のビジョンをもつことが大切です。

「貴学」「御学」とは

「貴学」「御学」は、「貴校」「御校」よりも使える場面が限られることばです。すでに少し触れていますが、あらためて確認してみましょう。

あえて使うべきなのか

「貴校」「御校」についての説明のなかで触れましたが、学校のなかでも特に大学は「貴校」「御学」という呼び方をすることがあります。とはいっても、大学は「貴校」「御学」と呼ぶべきかと言えば必ずしもそうではありません。 慣れないと使い分けをするのも大変なので、大学に対しても「貴校」「御校」を使うほうが無難です。「御学」は聞きなれていない人にとっては「音楽」に聞こえてしまう可能性が高いので、そういった誤解がうまれるのを防ぐためも「御校」を使うことをおすすめします。

使う場合の注意点

面接の練習の際などに、相手が「御学」を「音楽」と聞き間違える可能性は非常に高いです。 とは言え、大学に籍を置いている教授や職員は「御学」と言われることにある程度慣れていることもあります。その場合は相手のことを示すつもりで「御学」と言えば、相手はスムーズに話を聞き入れてくれるでしょう。 どうしても「御学」ということばを使う必要があるときは、その点を考慮して話すようにしてください。

面接や願書での「貴校」と「貴学」・「御校」の使い分け方

ここからはこれまでの内容を踏まえて、より具体的に場面ごとの「貴校」などの使い方を見ていきます。具体的なイメージをもつことで、本番できちんと使いこなせるようにしましょう。

「貴校」と「貴学」の使い分け

ここまで「貴校」「御校」「貴学」などについて基本的な使い方を見てきました。「貴校」はどんな学校に対しても使うことができます。それに対して、「貴学」は大学について使います。 大学についてはどちらを使っても構いませんし、相手が受ける印象も変わりません。注意すべきことと言えば、はじめに「貴校」を使うのであれば最後まで「貴校」を、初めに「貴学」を使うのであれば最後まで「貴学」を使うという統一をしなければならないことです。 大学側からすれば「貴校」と「貴学」はどちらも同じ意味です。しかし、相手をよぶ際には2つのことばを混同せず使う必要があります。仮に、口語では「御校」を使うつもりであれば、書きことばでも「貴校」を用いるようにするとより統一感が出ます。

「御校」の使い方

口頭で話すときは「貴校」ではなく「御校」を用います。 もちろん「○○学校様」と固有名詞を呼んでも構いません。ただし、面接で「○○学校様」と何度も呼ぶことがあればだんだん煩わしくなってしまうため、はじめから「御校」と呼んでおいたほうが良いです。「貴学」から「貴校」への呼び方の変更とは違って、「御校」から「○○学校様」と途中で呼び方を変えるのは問題ありません。

大学

大学入試では面接も合否に大きなウエイトがある場合があります。面接は2次試験で課す大学が多いです。1次試験を通過しているからには、なんとしても2次試験の面接を合格したいところです。 願書など文章で学校について指し示すときは「貴校」「貴学」、面接など口頭で学校を呼ぶときは「御校」「御学」とあたまではわかっていても、使い慣れていないとふとしたときに間違ってしまうこともあるので十分気をつけましょう。 面接官があなたの言葉づかいにどれほど注目するかはあなたの年齢にも関係があります。高校3年生であればまだ高校生だということで、たとえ「貴校」と「御校」を間違ったとしてもあまり気にならない場合が多いです。年齢が上がるほどことば使いのミスに対する注目を集めやすくなるため、高校を卒業してから少し時間が空いている場合はことば使いにも細心の注意を払いましょう。

専門学校

マナーに厳しい専門学校であればあるほど、「貴校」と「御校」といったことばの使い分けにミスがないよう気をつけましょう。 専門学校は大学とは違い、入学後からすぐ実践的な勉強が始まります。常に社会人になることを見据えた行動をしなければなりません。そのため、ことば使いについても社会人になることを見据えた敬語や丁寧語を意識すべきです。

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初回公開日:2018年02月06日

記載されている内容は2018年02月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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