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50日祭での玉串料の相場|神道/天理教・のしや封筒の書き方

更新日:2024年03月03日

社会人常識

ビジネスマンにとってお葬式マナーを知っているのはとても需要なことですが、神葬祭のお葬式マナーをご存知でしょうか。仏式の49日に相当する50日祭のマナーやルール、包むお金の相場やのしの書き方について調べてみましたので紹介します。

50日祭でのマナーや注意点

ところで、最近では信仰や宗派を問わない方式でお葬式をする人が多いのですが、厳密にはお葬式の時のマナーと言うのは信仰や宗派で異なります。特にこれがはっきりしているのがキリスト教なのですが、キリスト教の場合はお焼香ではなく花を手向けます。では、神葬祭の場合はどうなのでしょうか。いざという時のために戸惑わないように、しっかり事前に確認をしておきましょう。

服装

50日祭もそうなのですが、神葬祭の場合は仏式同様の服装で参列しても構いません。すなわち、男性はダークスーツ、女性はブラックフォーマルと言うことになり、喪主の近親者は黒の着物になります。ただし、あくまで神社が行うお葬式の儀式なので、数珠やそれに似ているアクセサリーを持参するのはやめましょう。

挨拶

神葬祭となると、慣れていない場なだけにどんな挨拶をするのか。と言うのが困ってしまいますが、実は結構簡単で、内容に関しては故人を弔うために集まってくださった皆さまに対して感謝の気持ちと近況報告を手短に述べるだけです。 挨拶のタイミングは会食の前後で、会食の前は食事を楽しんで欲しいという趣旨を入れ、会食後は時間になったのでお開きにすると言う趣旨のことを入れるだけです。

御榊の扱い方

重要な事なので紹介しましょう。神葬祭の時は、仏式におけるお焼香をせず、故人に御榊を手向けます。この方法は、まず御榊を受け取ったら、必ず両手を添えて持ち並びます。そして、手向ける時は必ず御榊の上下をひっくり返して、両手を添えてテーブルに置きましょう。 ハサミを他者に渡す時必ず持ち手の方が相手に向くように上下を逆さまにしますが、これと同じ意味であると覚えると動きなどがわかりやすくなります。そして、この御榊の手向け方は神社関連の儀式では必ず使う物なのでしっかり覚えて置きましょう。もちろん、御榊を片手で取り扱うのは厳禁です。

50日祭の数え方

ところで、日本人にとって馴染みがあるお葬式と言えば仏式の方なのですが、50日祭と言うのは一体いつからいつまでなのでしょうか。この事を紹介する前に、まずは神葬祭での節目に関してご紹介します。

いつから

神葬祭の場合は、10日ごとにお祭りがあります。お葬式の後、10日祭、20日祭、30日祭、40日祭と続き、最後にあたるのが50日祭です。なので、50日祭と言うのはいつからなのか。と言いますと、40日祭が終わってから10日後という事になります。この50日祭では、終わった後は日常に戻るとされているので、特に祓い清めを盛大に執り行います。

いつまで

仏式では49日が開けると喪明けとなりますが、神葬祭の場合は50日祭が開けると忌明けと言われ、これ以降は日常に戻るタイミングとされています。 そのため、50日祭はいつまでか。と言う質問の答えは、50日祭が終わった翌日から。と言う事になります。50日祭が終わった後は、それまで忌を避けるために神棚にしていた白紙を外し、お供え物も普通とおりにします。

ビジネスマンにとってお葬式マナーは重要です

50日祭のことについて紹介させて頂きましたが、いかがだったでしょうか。社会人になるとお葬式に出席する機会も出てくるので、ダークスーツやブラックフォーマルは絶対持っておくようにと言われますが、お葬式マナーもとても重要です。 今回紹介したのは50日祭ですが、キリスト教を始め、この世には色々な信仰があり、信仰の数だけお葬式マナーがあり、結婚式よりもお葬式マナーの方が厳しいです。 さすがに世界中のお葬式マナーに関して詳しくなる必要はありませんが、最低限仏式と神葬祭はしっかり身につけておき、いざと言う時に困ることがないようにしましょう。

初回公開日:2018年02月05日

記載されている内容は2018年02月05日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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