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香典の郵送の仕方のマナーと手紙の文例|親戚/友人宛・封筒

初回公開日:2018年01月23日

更新日:2020年02月07日

記載されている内容は2018年01月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

ビジネスマナー

都合が悪く葬儀や告別式あるいは法事に出られない場合、香典を郵送することがあります。その際に欠席をお詫びする手紙を同封するのが一般的なマナーです。 香典と一緒に手紙を郵送する前に、どんな封筒を使うかなど書き方のマナーや、郵送のタイミングについても学びましょう。

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香典の郵送の仕方とマナー

長井紙業 江戸長 ベーシック系・手漉和紙金封5種 短冊入・双銀10本 DK399
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まずはじめに、香典を郵送する場合は「現金書留」用の封筒が必要です。現金をそのまま香典袋(不祝儀袋)や一般的な封筒に入れて送ると法律に違反します。そのため郵便局で現金書留用の封筒を購入しなければなりません。 現金書留用の封筒は大きさ別に2種類ありますので、香典の金額(袋の厚みや重さ)にそって選びましょう。香典と一緒に手紙を郵送する際は、「不幸が重なる」という意味から手紙を入れる封筒が二重になることを避けます。ですから香典に手紙を同封する際は封筒に入れないか、封筒が二重構造になっていないものを選びます。 また、基本的に郵送で香典を送るのは「やむを得ず仏事に出席できない場合」です。そのため同封する手紙にはまず、式に出席できない非礼を詫びることと、故人へのお悔みと遺族へのねぎらいの言葉が必要です。

香典と手紙を同封する際の封筒の色

香典を郵送する際に添える手紙は、原則として白無地の便せん・封筒を使います。よほど親しい間柄で四十九日も過ぎていれば、グレーや深緑など落ち着いた色の封筒を使ってもいいでしょう。ただし、あまり一般的なマナーとは言えないので注意が必要です。 また便箋のサイズは一般的なB5サイズのものでかまいません。ただし手紙を香典と一緒に郵送する場合、まとめて現金書留封筒に入れた際にサイズがギリギリになることがあります。その場合、取り出しやすさを考えて一筆箋にするなどの工夫が必要です。 一般的に目上の人に対する手紙や、改まった手紙は封筒に入れて封をするのがマナーですが、香典と同封して郵送する場合は状況に応じます。さらに遺族への負担とお悔やみの手紙であることを考え、手紙は一枚以内におさめます。封筒は二重構造のものを使ってはいけません。

香典に添えて郵送する場合の手紙の入れ方・折り方

現金書留で郵送する香典に手紙を同封する場合、便箋の折り方に特に決まりはありません。一筆箋の場合はそのまま、一般的なB5サイズのものは三つ折りにすると封筒にも入れやすいでしょう。 特に気の利いた方法としては、書き終えた手紙の下3分の1を上向きに折り、上3分の1をかぶせるようにします。次にそのまま左に90度回転させ封筒の裏側から入れると、受け取った相手が右利きの場合、手紙を回転させることなく取り出しやすくなります。 また三つ折りでも封筒に入らない場合は、四つ折りまたは半分に折った後にさらに三つ折りにします。ただしその方法では、手紙を開いた際に折り目がたくさんついて見苦しいでしょう。それならばきちんと入る封筒を用意するか、はじめから封筒に入れずに香典袋に添えた方が乱雑な印象を与えません。

香典と一緒に郵送する手紙の書き方と文例

香典に添えて手紙を郵送する場合、お悔やみの言葉をかけるのと同様の書き方をします。つまり「まずはお悔やみの言葉を述べる」ことです。本題から入るため、「拝啓」などの頭語や時候の挨拶、前置き文などは省きます。 本来お悔やみの言葉は、遺族のもとに弔問し口頭で伝えます。手紙と香典を郵送するのは、あくまでもやむを得ない場合の略式です。そのため仏事に出ない理由を「あいにく療養中のため」など簡潔に説明し、欠席の非礼を詫びる必要があります。 さらに遺族の悲しみに寄り添い、ねぎらう言葉が必要です。「お母様の心中を思うと言葉も見つかりません」など大げさにならない表現があるといいでしょう。 なお、お悔やみの手紙に「再三」「重ね重ね」など不幸を繰り返すかのような表現、「死ぬ」「生きていた時」など直接的な表現は避けましょう。

手紙の書き方(親戚に香典を郵送する場合)

親戚または親族に香典と一緒に手紙を送る場合、手紙を出すタイミングや香典の額などは、家や地方の慣習にならうといいでしょう。思わぬところで親族間のトラブルに発展することがあるので、香典を送る前に親族の年長者に確認しておくと間違いがありません。そのうえで手紙を書きます。以下はその一例です。

例文

この度は○○様のご逝去、謹んでお悔やみ申し上げます。幼い私とよく遊んでくださった○○様の笑顔が、昨日のことのように思い出されます。本来であればすぐに駆けつけるべきでしたが、あいにく遠方のため伺えないご無礼をお許しください。 同封のもの、心ばかりですが○○様の御霊前にお供えください。どうぞお気持ちを強く持たれますよう、お祈り申し上げます。○○様のご冥福をお祈り申し上げます。

手紙の書き方(友人に香典を郵送する場合)

亡くなった友人に香典を郵送する場合、同封した手紙を受け取った側は、送り主と故人との関係が分からないことが多々あります。そのため手紙では簡潔に自己紹介をする必要があります。目的はお悔やみなので故人との関係性を明かしてすぐ本題に入ります。

例文

〇〇様の突然の訃報にただ驚いております。わたしは○○様の学生時代、同じ学部でお世話になった○○と申します。○○様とは他愛のない話から将来の夢まで語り合い、大学時代という貴重な時間を共にさせていただきました。今でも○○様の声が聞こえてくる気がします。 本来ならばすぐにでも駆けつけたいところですが、あいにく海外在住のためそれも叶わずにおります。大変ご無礼ですが、同封のものを○○様のご霊前にお供えください。ご両親の心中を思うとかける言葉もございません。○○様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

手紙の書き方(会社宛に香典を郵送する場合)

取引先企業に不幸があった場合など、会社宛に香典を郵送する際にはビジネスという側面もありますので、訃報を知ったらまずは上司に報告し指示を仰ぎます。そのうえで葬儀に参列せず香典を送ることが決まれば、白無地の封筒・便箋で手紙を書きます。

例文

貴社取締役〇〇様のご逝去のお知らせを承り、心からお悔やみ申し上げます。 ご生前〇〇さまには格別のご厚情を賜り、お力添えに深く感謝していたところのお知らせに社員一同かける言葉も見つからない次第にございます。 ご遺族の皆さま、社員の皆さまのご心痛お察しいたします。すぐにでも駆けつけるところ、あいにく諸事情により葬儀への参列は見合わせていただきます。心ばかりのものですが、同封のものを○○様のご霊前にお供えください。 ○○様のご冥福を社員一同お祈り申し上げます。

手紙の書き方(恩師宛に香典を郵送する場合)

友人宛てに香典を送る場合と似ていますが、恩師の遺族はあなたのことを知らないことがほとんどです。そのためまずは故人と自分との関係を伝えます。また故人が公立校の教師だった場合は特に転勤なども多く、名前だけでは誰か分かりません。卒業年や学校名なども明かすと親切でしょう。

例文

○○先生の訃報を受け、ただ口惜しく残念にございます。わたしは○○小学校で先生に教えていただきました、○○と申します。この度は○○先生のご逝去、心よりお悔やみ申し上げます。 かねてより療養中とうかがっておりましたが、今までお会いできなかったことが悔やまれます。お別れの際にもう一度○○先生に叱って頂けたらと思うのですが、あいにく遠方のためそれも叶いません。 無礼とは存じますが、同封のものを先生のご霊前にお供えください。心から○○先生のご冥福をお祈りいたします。

香典に添える手紙は横書きにしない

現金書留用の封筒に香典と手紙を入れて郵送する場合、香典に添える手紙は「縦書き」で書きます。手紙を送る際には目上の人に宛てる場合や改まった手紙は縦書きにすると決まっています。横書きはあくまで親しい間柄や簡単なお礼状など、カジュアルな場に適した書き方なので気をつけましょう。 またパソコンなどで横書きする人もいますが、パソコンで作成したものは「心がこもっていない」「不幸に備えて文面を用意したのか」と嫌われることがあります。できれば便箋に自筆で縦書きにするのが理想的です。 とはいえ会社関係の葬儀では、書く人や文面が決まらず香典の郵送が遅れる方が失礼に当たります。ビジネスでお悔やみの手紙を送る場合は、インターネットで縦書きになった文面をダウンロードし、代表者のサインのみ自筆にするという方法もあります。

香典に添える手紙を一筆箋にした場合の文例

香典の額が多い場合や封筒が厚い場合、一緒にして現金書留用の封筒に入れると、取り出す際に袋が破れるなど都合の悪いことがあります。一筆箋なら封筒にも入れやすい他、文章を書くスペースが5、6行あるいは100文字程度と少ないのでたくさん書かずに済むというメリットもあります。 (文例)この度は○○様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。あいにく○○のためご葬儀に参列できない無礼をお許しください。同封のもの、わずかですがご霊前にお供えくださいませ。 (キリスト教・文例)○○様ご逝去の知らせ、ただ茫然としております。○○様が神の御許で安らかにいられるよう、奥様もお心を強くお持ちくださいませ。あいにく御ミサに参列できず残念です。わずかですが同封のもので○○さまにお花を捧げさせてください。

香典と一緒に郵送する手紙には薄墨を使う

香典に添えて郵送する手紙に限らず、お悔やみや仏事の場合は薄墨を使って書きます。これは「悲しみのあまり、涙で墨が薄まった」という意味をこめて薄墨の筆を使うのが一般的なマナーだからです。現在では薄墨の筆ペンなども売られています。 ただし薄墨を使うのは「喪中」と呼ばれる、亡くなった直後から四十九日の間とも言われています。四十九日を過ぎ、葬儀から日が経った年忌法要になると黒い墨を使います。これにも「悲しみの気持ちが薄まり、今は遺族もしっかり生きています」といった意味が込められています。 とはいえこれには地域差があり、四十九日を過ぎても仏事一般にすべて薄墨を使うところもあります。また会社関係や町内会などでマナーを統一している場合もあるため、地域のマナーに詳しい年長者や葬儀社に確認してみるといいでしょう。

香典と手紙の郵送のタイミング

お悔やみの手紙は、香典と一緒に郵送する場合も初七日までに出すのが一般的なマナーです。ただし喪中ハガキなどで後から訃報を知った場合や、葬儀後など初七日を過ぎてしまった場合は日にちにかかわらず、できるだけ早く手紙を出します。  また香典を郵送する際には、出すタイミングによって香典袋(不祝儀袋)の表書きが変わることがあるので注意が必要です。一般的な仏式の葬儀であれば四十九日までに郵送する場合は「ご霊前」、四十九日を過ぎた後は「御仏前」とします。ただし宗派や宗教によって表書きは異なるので確認しましょう。 遺族の立場では、四十九日までには香典を頂いた相手に「香典返し」というお返しの品を手配しなければなりません。そのため初七日を過ぎて香典と手紙を郵送するなら、葬儀の10日から1か月後までに郵送するのがいいでしょう。

告別式の後に手紙と香典を郵送する際のマナー

告別式を過ぎてから訃報を知った場合は、やはり知った時点でなるべく早く香典と手紙を郵送する必要があります。可能であれば直接弔問できればいいのですが、それができない場合に香典を郵送します。 香典を郵送する際、四十九日を過ぎていなければ不祝儀袋には「ご霊前」と表書きします。ただしこれには注意点があり、同じ仏式でも浄土真宗では教義の関係上で四十九日を過ぎていなくても「御仏前」と書きます。その他「御玉串料」(神道)・「御花料」(キリスト教)、宗派や宗教が分からない場合は「御霊前」とします。 手紙を同封する場合は、お悔やみの言葉を述べるともに「今まで訃報を存じ上げずに大変失礼いたしました」など、葬儀や弔問に伺えないお詫びとともに訃報を知らずにいた非礼もお詫びする一文を入れるようにします。

三回忌に手紙と香典を郵送する際のマナー

三回忌に限らず年忌法要では、事前案内の往復ハガキが届くことが一般的です。法要に出られない場合は返信用のハガキにて欠席を伝えます。施主には食事や引き出物の手配があるため、ハガキが届いたらすぐに返信するのがマナーです。 その後、施主に電話で法要の欠席のお詫びをするとより丁寧な印象になります。そのうえで手紙を添えて香典を郵送するといいでしょう。この場合は亡くなってから年数が経っているため、お悔やみというよりは法要の案内を頂いたお礼と欠席のお詫び、施主側へのねぎらいが主な文面になります。 そのため手紙では「この度は故◯◯様の三回忌法要のご案内を頂き、心よりお礼申し上げます」「生前○○さまにはお世話になったこともあり、ぜひとも参列させて頂きたかったのですが」といった一文を入れます。さらに香典を同封した旨を書き添えます。

手紙を添えて香典を郵送する際のポイント

葬儀や告別式に出られない場合、もしくは訃報を後から知った時で弔問できない場合に略式として香典を郵送で送る方法があります。香典を郵送する際には必ず現金書留用の封筒を使います。また重さによって料金が異なるので郵便局の窓口に届けましょう。 香典に添える手紙を書く際のポイントとしては、「まずはお悔やみを述べる」「葬儀に出られない・弔問に伺えない非礼を詫びる」「遺族をねぎらう」表現を文中に入れることが必要です。そのうえで香典を同封した旨を書き添えます。 その他、死や病気などに関する直接的な表現や「重ね重ね」などの不幸を繰り返すかのように聞こえる「忌み言葉」は避け、香典袋(不祝儀袋)の表書きも宗派や宗教、または亡くなってからの日数に応じたものにしたうえで、なるべく早く郵送しましょう。

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