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「ぼちぼち」の意味と類語・関西弁の「ぼちぼち」の意味と使い方

更新日:2024年01月13日

言葉の意味・例文

「ぼちぼち」といえば関西でよく使われる言い回しですが、同じ「ぼちぼち」という表現でもゆっくりとなど別の意味で使われることもあります。水滴が落ちる音、小さなものが散らばっているさまなど別の意味についても、解説して行きます。

「ぼちぼち」の類語

ぼちぼちの類語としては以下の2つがあります。 「ぼつぼつ」「と「ぼちぼち」です。以下類語の例を挙げていきます。

「ぼつぼつ」の使い方

これは「マイペースで物事を進めると言う」表現が正しいでしょう。あまり急ぎで物事を進めるイメージではありません。 年配の方が使われるイメージが高いです。 「この作業はどのくらいの期間でしましょか?」 「ぼつぼつやったらええんちゃいます?」(訳:ゆっくりやったらいいんじゃないですか) 「ぼつぼつ進めましょか?」(訳:ゆっくり進めましょうか)などと使います。

「ぽちぽち」の使い方

実は「お年玉袋(ぽち袋)」の語源になったと言う説がある言葉です。「ぽち」とは「少し」と言う意味で少額のお金を入れて渡す際使うのが、「ぽち袋」と言われます。 この言葉の意味も「ぼちぼち」と同時で例えば、「ある老人はワープロの文字を打つのに、キーボードをぼちぼちと人差し指一本で打っていた。」と言うような表現になります。 時系列で表すとぼちぼち>ぽつぽつ>ぽちぽち の順になるかと関西人の経験では感じられます。

「ぼちぼち」は関西では万能な言葉

「ぼちぼち」の意味をあたらめて考えてみて、正直商売に関わっていなければ、若い人はあまり使わなくなっている言葉であると言うことが、はっきりと言えます。早くても社会に出てからしか使わない言葉になっています。 現に小学生に聞いてみても、「聞いたことあるけど、使たことない。」と言うのが感想でした。ただし形骸化されたものではなく、生きた関西弁の一つであり、非常に便利な「曖昧さ」を含んだ言葉であることは確かです。 関西と言えば「がめつい」とか「金に汚い」と言うイメージですが、元の「近江商人」をはじめとする商売人が自分の懐具合を相手にさとれないように、曖昧に表現してごまかすのにとても使い勝手のいい意味の言葉と言えます。 とても儲かっている時にでも「ぼちぼちでんな」と答えることができますし、本当にちょっとだけ儲かっている時にでもこの言葉を言われたらそれ以上は突っ込めない便利な意味の言葉です。

初回公開日:2018年04月12日

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